PCXはロングツーリングに向いてるか?3泊4日ツーリングしてみた
![](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/04/M5A00495.jpg)
この記事はホンダPCXでロングツーリングはできるのか、実際に3泊4日のツーリングに持ち込んで体験してみたという記事です。
こんにちは、北海道にPCXツーリングをする予定の杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
GW明けにサブバイクのPCXで12日間の北海道ツーリングの予定を立てています。
この前哨戦として、先日広島県と愛媛県にまたがるしまなみ海道まで愛知県から自走で往復してきました。
3泊4日、走行距離は約1,200キロの下道縛り、なかなか辛い距離でした。
その長距離走行をした結論として、PCXは125ccクラスの中では最も快適にロングツーリングができる部類のバイクなのではないかという印象。
それどころか、バイクを10台近く乗り継いでいる自分の経験からしてもPCXのロングツーリングの快適性はすべてのバイクの中でも相当上位にあると感じました。
それでは、PCXの長距離ツーリングについてのレビューをご覧いただければと思います。
追記
PCXで北海道一周キャンプツーリングに行ってきました。
結論から言うとPCXは北海道一周も余裕!
PCXは現行の125ccでクラスで最もロングツーリングに向いているバイクだと思います。
![北海道一周してPCXは超長距離ツーリングにも向いていることが分かったという話](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/05/image-10-640x360.jpg)
バイパスも余裕の125ccクラスとは思えないパワー
![PCXの走行写真](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/05/C0003_Moment-680x383.jpg)
125ccのバイクを何台も乗り継いできましたが、PCXのパワー感はクラスでも頭一つ抜けていると思います。
最高馬力もさることながらスペックシートには現れない最高速域における振動・騒音・不安感が少ないです。
つまりバイパスなど下道における高速走行においてクラスを超えた快適性を実現しています。
正直なところバイパスでの快適性については以前私が乗っていた250ccビッグスクーターのフォルツァ(MF6)に匹敵するレベルです。
突然ですが、自分は愛知県に住んでいます。
愛知県を東西に移動する場合、悪名高き国道23号を走らなければなりません。
この国道23号、「愛知のアウトバーン」などと呼ばれており、日中でも90キロ、夜間になると120キロで走っていても後ろから煽られることもある日本屈指のハイスピード道路です。
今まで乗っていた原付2種クラス(アドレスV125G・75ccリトルカブ・YBR125)などでは左車線をキープして走ることが精いっぱいで、遅いトラックの後ろについて走るのが普通でした。
一方PCXの場合、右車線に居座ることは(パワー的にも道交法的にも)難しいものの、遅いトラックが前を走っていた時、アクセル全開にすれば国道23号であってもスルッと追い越すことができます。
![杉浦かおる](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fee8f9394147a0e7bb9cebf0497d81.jpg)
高規格バイパスの流れに乗れて必要があれば追い越しできる
パワーのあるPCXは心強いです。
パワーがあるから坂道も強い
PCXは坂道もぐいぐい登ります。
愛知県から京都・大阪方面に原付で向かう場合、名阪国道は利用できないため国道1号を利用して走っていくのが一般的です。
ここで最大の難所となるのが鈴鹿峠。
![鈴鹿峠](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/04/e3c7793b2224ea0e05a09a817e067df1-640x360.jpg)
速いペースの道路に長く続く上り坂。
パワーのない原付でしたらどんどんとスピードが落ちていき、タンクローリーや大型トレーラーに追い越され怖い思いをするかもしれません。
しかしながらPCXの場合、スロットルを開けていけば制限速度でぐいぐい登っていきます。
下道走行においてPCXのパワー不足を感じることはほとんどないのではないでしょうか。
少なくとも大型バイクに乗っている自分がサブとしてPCXに乗っても遅くて苛立つという印象はありません。
![杉浦かおる](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fee8f9394147a0e7bb9cebf0497d81.jpg)
下道を走る分にはなんら不満を感じないスピードが出ます。
さらにブレーキ性能も文句なし!
高燃費と大容量燃料タンクのおかげで実用航続距離は350km
![しまなみ海道とPCX](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/03/M5A00457-640x360.jpg)
PCXのタンク容量は8.1ℓと、このクラスのバイクとしてはかなり大きめ。
さらに自分の乗り方ですと、リッター50kmの高燃費を誇ります。
つまりPCXのワンタンクでの走行距離は約400kmという計算になります。
余裕をもって給油するとして実用航続距離は350kmといったところでしょう。
これは125ccクラスどころか全てのバイクの中でも航続距離が長い部類に入ります。
航続距離が長いことはツーリングにおいて大きなメリットになります。
頻繁な給油はツーリングをするにあたり意外と面倒。
北海道ツーリングにおける道北、道東など物理的にガソリンスタンドが存在しない地域が続く区間などにおいても安心です。
![杉浦かおる](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fee8f9394147a0e7bb9cebf0497d81.jpg)
リッター50キロのPCX
財布に優しすぎて車に乗る回数が減りました
USB電源付きでスマホを充電しながらナビ替わりに
![](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2023/09/DSC01021-scaled-1-800x450.jpg)
知らない道をツーリングする際にはグーグルマップをナビ替わりに使うことが多いかと思います。
自分のPCXにはハンドルバーにRAMマウントをつけており、そこにスマホを挟んで使っています。
![新型PCXにRAMマウントを取り付けるための方法](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC01014-640x360.jpg)
スマホをナビ替わりに使うとなると心配なのがスマホの充電。
JK05にはブレーキレバー側にあるグローブボックスの中にUSB電源が標準装備されており、50cmぐらいの長さのUSBケーブルを使うとちょうどいい感じにスマホホルダーのスマホと通電できます。
常にスマホを充電させながらナビを使えるので充電切れを恐れずにツーリングができるという点でツアラーとして快適性が際立ちます。
![杉浦かおる](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fee8f9394147a0e7bb9cebf0497d81.jpg)
日帰りツーリングだとメインバイクよりPCXの方が何かと便利
結論:PCXは125ccクラス最強のツーリングマシンだ!
![PCXにGIVIE43ADVのリアボックスを取り付けた画像](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/04/M5A00400-640x360.jpg)
PCXはとかく万能なマシンです。
125ccとは思えない動力性能を発揮します。
古い125㏄スクーターから乗り換えた人は感動するでしょうし、250ccのビッグスクーターからダウンサイジングしても大きな不満は覚えないレベルです。
また、USB電源やメットインの広さ、高燃費かつ大容量の燃料タンクなど、低排気量バイクながらツアラーとしての性能は非常に高いものでした。
シートも適度な硬さで長時間座っていても疲れない。
125ccクラス最強のツーリングマシンと言っても過言ではないでしょう。
![PCXでキャンプツーリングはできるのか?実際に試してみた!](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/02/142d5a6c93fe42161cad4bf5f51ce63e-640x360.jpg)
![PCXで快適にロングツーリングするためのおすすめアイテム6選](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/04/M5A00400-640x360.jpg)
![北海道一周してPCXは超長距離ツーリングにも向いていることが分かったという話](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/05/image-10-640x360.jpg)
ありがとうございます