【レビュー】AZの激安エンジンオイルMEO-012を20,000キロ使用した感想
チェーンオイルやウレアグリスなど高品質な商品を格安に提供するAZの商品にとりこになっている杉浦かおるです。
今回は、中古で譲り受けて約半年経過したYBR125のエンジンオイルを交換することにしました。
エンジンオイルはセロー250に乗っていた時に5年、 距離にして25,000キロを共にしたAZのオイルを選択してみます。
AZのエンジンオイルMEO-12は自分が所有する様々な小排気量バイクに使用していますが、コスパは最強ではないかと思います。
今回はそのMEO-12の使用感等をレビューしていきたいと思います。
AZが誇るコスパ最強バイク用エンジンオイル
5年ほど前だったでしょうか、AZがエンジンオイルを発売するという情報を知ったときには衝撃を受けました。
4リットルで2,000円を切る値段(当時)というエンジンオイルでもっとも安い部類に入る値段ながら全合成油というハイパーお買い得商品であったため、貧乏学生であった自分は早速購入しました。
このオイルがどれくらい安いのかというと、セローの純正オイルのヤマルーブスポーツは1リットルが2,000円、しかも半合成油です。
自分で整備する際に使用していたカストロールパワー1でも2,100円、半合成油です(Amazonだとやたら安いけど店頭で買ったときはこの2倍近くしていた覚えがあります)
そのどちらよりも圧倒的に安いエンジンオイルでしかも全合成油。
圧倒的安値なのがお分かりいただけるでしょう。
自分は圧倒的な安さに魅力を感じると共に、「こんなに安くて大丈夫か?」という一抹の不安もありましたが、人柱と思って購入したのです。
結果としては、やっぱりコスパ最強エンジンオイルだと思えました。
今回はそんな私がいつも愛用しているAZのエンジンオイルMEO-012のレビューを書いていきたいと思います。
様々なバイクにAZのオイルを25,000キロ利用した感想
MEO-012を購入し様々なバイクのエンジンオイル交換をしてきました。
セロー250、リトルカブ、MT-07、TRX850、PCX…
それらのオイル交換は全てMEO-012です。
今回はそんなMEO-012をいろいろなバイクに使ってみての総評を書いていきたいと思います。
エンジンオイルの劣化は他のものより早いかも
MEO-012のエンジンオイルの美味しい時期は、他の商品よりちょっと早め、つまりエンジンオイルの劣化が比較して早いように感じます。
例えばセロー250。
セロー250のエンジンオイルの交換距離は3,000キロが推奨されています。。
またエンジンオイル量が1.3リットルのエンジンオイルしか入らない空冷エンジンです。
そのためオイル管理を怠ると調子が変わるのが比較的分かりやすいエンジンでと言えるでしょう。
ヤマルーブスポーツを入れていた時には3,000キロを超えたところでだんだんギアの入りが渋くなっていき、そろそろ交換だなということが分かりました。
一方でAZの場合は、2,500キロを超えるとフィーリングが悪く感じられるようになるため、その距離で交換をしていました。
AZで3,000キロ近くまで引っ張ると、明らかにエンジンがザラザラしてギアが入りにくくなり、乗っていて気持ちが良くなくなります。
ヤマルーブに比べると寿命は短いですが、コスパで考えるとやはりお得かなとは思います。
ヤマルーブスポーツの値段は、AZのオイルの4倍近くしますからね。
ちなみにカストロールパワー1の寿命も2,500キロぐらいでした。
こまめにエンジンオイルを交換をする人であるならばAZがオススメであるのは間違いありません。
エンジンオイル劣化によるフィーリングの変化についてもカストロやヤマルーブとはちょっと異なるように感じられます。
カストロやヤマルーブの場合は1,500キロ程度からだんだんと性能が落ちていく印象があります。
それに対して、AZの場合は2,000キロを超えるとガクンとフィーリングが悪くなり、それが交換の時期を知らせてくれるようでもありました。
熱ダレも問題なし
安いオイルでよく言われるのは「熱ダレしやすい」というものがあります。
MEO-012で合計して数万キロバイクに乗っていますが熱ダレのような症状を体験していません。
セローに乗っていたときにミニサーキットの走行会に参加しましたが、全開走行をしても特に問題は起こりませんでした。
もっとも、セロー250自体があまりパワーがなく熱問題の起こりにくいエンジンであるのは事実。
もし、自分が空冷4発を持っていたらAZのオイルは入れないとは思います。
ただ、1995年式の古いバイクであるTRX850にMEO-012を入れて数千キロ走っていますが特に問題は感じていません。
(もっともTRX850がドライサンプというのもあるでしょうが。)
容器のデザインも無骨で好き
エンジンオイルといえば缶に入っているのが当たり前ですが、AZのエンジンオイルの場合はポリ容器。
アメリカの牛乳みたいというか灯油みたいというか…。
ラベルも非常に簡素なもの。
こういった部分でコスト削減を積み重ねていきリッターあたり500円という低価格を実現しているのではないかと思います。
オイルジョッキや漏斗なしでバイクにオイルを注げる
缶入りのエンジンオイルを注油する際には、じょうごやオイルジョッキを利用して注ぐのが一般的です。
しかしながら、AZのエンジンオイルは灯油のポリ容器のようなデザインになっており、バイクのオイルフィラーキャップを開けたらそこに油を注ぎ入れることができます。
さらに注ぎ口に取り付けることのできるアダプターも同封されているため、油を注ぎ入れにくいバイクであっても直接オイルを流し込むことができます。
オイル交換に余計な道具を使いたくない横着な自分にとってはその点もメリットでした。
総論:低排気量のバイクにはこれを入れてみるべし 高級グレードもあるぞ
50cc~250㏄程度の足バイクを自分で整備する人にこのエンジンオイルはオススメであると思います。
セロー250だけでなく、かつて持っていたアドレスV125G(K7)やYBR125、リトルカブなどに使っていますがどれも調子がいいです。
普段使いをする分にはコスパが良い製品であると思います。
また、AZのエンジンオイルは様々なラインナップがあり、サーキット用や大型バイクにお勧めなエンジンオイルも発売されております。
メーカー製のエンジンオイルを使っている皆さんも、一度AZのエンジンオイルを検討してみてはいかがでしょうか?