AZのバイク用MCT-002ワックスは使えるのか?プレクサスと比較してみての感想
この記事はAZのバイク用ワックスコーティング剤MCT-002を使用してみてのレビューです。
こんにちは!
北海道一周をしてからというものイマイチバイクに乗る気力が起こらない杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
北海道帰りで見た目がボロボロになってしまった愛車のPCXに、AZのバイク用ワックスコーティング剤MCT-002を使ってみました。
普段はプレクサスを5年以上愛用していますが、円安で値上がりしたためAZに浮気しました。
実際に使ってみて、ガラスコーティング剤とワックスコーティング剤の違いはあるものの、どちらも甲乙つけがたい存在であると感じました。
ただ、コスパで考えるとMCT-002かな~という感じです。
と、いうわけでAZのワックスコーティング剤MCT-002をプレクサスと比較してのレビュー記事となります。
- 汚れ落とし能力はプレクサスの圧勝
- 何度も塗れるのはMCT-002が有利(一回当たり約65円)
- 一回当たりの値段はMCT-002の方が安いと思われる
- ギラギラした艶のプレクサス・上品な艶のMCT-002
- 使いやすさはプレクサスの方が上
- 持続力はMCT-002が数段上
MCT-002について
MCT-002はAZのバイク用ワックスコーティング剤です。
高級天然ワックス素材のカルナバワックスを配合しています。
プラスチック製のスプレー式になっており、缶スプレーと違って廃棄が楽なのがうれしいです。
同じくAZからMCT-001というガラス系コーティング剤も販売されており、プレクサスと比較するならばこちらの方が本来適当かと思います。
ただ、単純にカルナバワックスとは何ぞや?という好奇心からMCT-002を選択しました。
Amazonで購入価格約1,000円。しかもマイクロファイバークロス付き。
プレクサスは3,000円ぐらいしますからかなりお安いといえます。
なお、それぞれ自動車用も売っていますが、違いはよく分かりません。
実際に使ってみてのレビュー
それでは、実際にAZのMCT-002を愛車のPCXに使ってみてのレビューを下に書いていきます。
なお、自分の洗車方法はホースで水をかけてちょっと乾かしてからプレクサスやMCT-002を塗り込むという横着な方法で行っております。
普段はプレクサスを使っており、今回使用したMCT-002との違いを主に記述していきたいと思います。
水洗いして吹き付け乾いた布で拭う点において手間は同等
プレクサスもMCT-002も吹き付けて乾いた布で吹き上げるという点において手間は同等です。
水洗いしてから吹き付けるのがMCT-002の推奨方法ですが、プレクサス同様そのまま吹き付けてもOKのようです。
ただ、MCT-002の場合は濡れた状態で液を吹きかけていいのでその点楽ですね。
乾いた状態でかけられるプレクサス、軽く水洗いしてすぐ使えるMCT-002、どちらも家の庭で施工する自分にとっては手間は変わりません。
MCT-002に汚れ落としの能力はなさそう
今回は北海道一周によりバイクが虫だらけになったため、珍しく頑張って洗車。
プレクサスの場合、虫汚れもプレクサスを吹き付けて数十秒待ってからこすれば汚れは落とせたものの、MCT-002にはその能力がありません。
いきなり吹き付けられる点も含めプレクサスの方が横着な自分にとっては便利です。
PCXなら15回ぐらい使えそう、一回当たりのコストは約65円
洗車は数か月に一回で、プレクサスは数年に一度しか買わないため、コストの比較は難しいもののMCT-002の方が安く上がりそうです。
スプレー式になっているものの、一回の吐出量は見た目と違ってほんの僅か。
個人的にはかなり贅沢に吹き付けたつもりですが、内容量の減少はわずかで、PCXならば15回ぐらい使えそう。
つまり、1000円÷15≒約65円
一回の施工費用はPCXの場合65円程度なのでかなり安いと言ってもいいのではないでしょうか。
ギラギラした艶はプレクサス、上品な艶はMCT-002
ガラスコートとワックスコートの違いは艶に出ます。
今回はプラスチック素材のPCXに施工しましたが、それでも肉眼で見る分には大きく差が付きました。
プレクサスの場合はギラギラした艶で若い人が好きそうな感じ。艶というより輝きと表現した方が適当かもしれません。
一方、MCT-002は天然ワックスらしく、深く上品な艶が出ます。
ここは感性の問題かと思います。
メッキが多用されたSR400や最近だとGB350に似合うのはMCT-002でしょう。
自分のPCXはマット加工ですが、ギラギラしすぎないのでMCT-002の方が好みです。
コーティングの持続力はMCT-002が数倍上
コーティング施工後の持続力についてはプレクサスに比べてMCT-002の方が圧倒的に優れています。
プレクサスの場合、雨に数日打たれると艶や撥水力は落ちてしまう印象にあり、野ざらし駐輪の場合、2週間も経てば元通りです。
施工後3週間近く経った野ざらしのPCXの場合、梅雨時で大雨に打たれていても艶は残ったままですし、雨も弾いています。
プレクサスはヘルメットやシールドにも使える
無精者の自分にとって、ケミカルは増やしたくないもの。
プレクサスのいいところは車体だけでなくヘルメットやシールド、さらにはスマホの画面やメガネにも使えるところです。
吹き付ければきれいになるという点においてプレクサスの使い勝手の良さはピカイチです。
値段が一緒だったらプレクサスだな(古今無双の無精者)
総評:安くて手軽で深い艶が出るワックス材としてMCT-002は優れている
MCT-002は値段の安さ、ランニングコストの低さに比して非常に優れたワックスコーティング剤であると言えます。
コーティング剤において最も手軽なプレクサスよりはわずかに手間がかかるものの、天然ワックス剤らしく上品な艶が出ること、持続力が長いという点が優れています。
1,000円という値段からは想像もできないコーティング剤でした。
SR400、W800、GB350のようなクラシック系のバイクにおける手軽なコーティング剤とし使ってみてもいいと思います。
毎回洗車するならMCT-002、そのまま吹き付ける無精者ならプレクサスがおすすめです。