MT-07
PR

2014年式のMT-07に1年間乗ってみてのレビュー

杉浦かおる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

ヤマハのMT-07に乗り始めて1年が経ちました。

走行距離はわずか4000キロほどですが、色々分かったことがあるので書いていこうかと思います。

値段は安いながらも、オールマイティーで使いやすいバイクであるとの印象を持っています。

[toc]

スポンサーリンク

近未来的なスタイリング

青山高原でパシャリ

MT-07はいわゆるネイキッドに属するタイプのバイクですが、見た目としてはストリートファイター的な部分もあります。

個人的に好きな部分としてはサイドの色が部分によって微妙に異なるところです。

ボディの黒とエンジン部分の茶色っぽい部分のコントラストが綺麗です。

また、後ろからの見た目も非常にクールです。

夜に都会を走ると特に映えるデザインかと思います。

金城ふ頭みたいな湾岸の工場地帯を夜に流すのもまた一興

念の為申し上げますと、私のMT-07は前のオーナーが自家塗装したり自分がフォークブーツを取り付けたりと見た目に変更を加えております。

多機能で見やすいメーター周り

メーターの白いバックライトはどんな状況においても見やすい

メーターは液晶のコンパクトなもの。

白いバックライトは夜間でも見やすく、夜にバイパスを流していると近未来的な雰囲気を醸し出してくれます。

バイクでの夜走りを勧める理由

メーターはスピードメーター、タコ、シフトインジゲーターが組み合わされた情報量の多いもので、ボタンを押すことでオドメーター 、ツイントリップ、吸気温度、瞬間燃費、平均燃費を表示できる多目的なものになっています。

しかしながらメーターのマウント位置が低いので、視線の移動量が大きいため走行中の頻繁な確認は難しいです。

足つきはそこそこ

短足の自分でも片足ならべた足で問題なし

 

MT-07は近年のオートバイとしてはシート高さが比較的低めの805mmになっております。

165センチ、人から指摘されるレベルで短足の自分でもブーツを履けば片足はしっかりとつきます

しかしながら、805ミリというシート高近年のスポーツバイクとしては低めではあるものの、小柄な女性の場合はローダウン等足つき改善策があるといいかもしれません

また、細かい部分ですが、左足を下ろした時にスタンドを掛けるための突起と足が干渉するようになっているのが減点ポイントです。

数値以上に足つきを悪化させている原因に思えます。

もう少しスタンドの位置を工夫して欲しかったと思います。

しかしながら圧倒的な車重の軽さがあるため、ぐらついても立て直せる点において取り回しの楽さがあるでしょう。

取り回しの感覚はオフロードバイクに近いぐらい楽ものがあります。

走行性能

一般道もストレスはない

スマホカメラなのの結構きれいに撮れた(自画自賛)

MT-07で市街地を走るのはかなり快適です。

トルクフルなエンジンであるため発進時に気を使う必要もなく、また軽くスロットルを開けるだけで加速していきますので、ストップアンドゴーの多い道であってもストレスは少ないです。

また、真夏に市街地で渋滞に巻き込まれても比較的エンジンの排熱に苦しめられることは少ないかと思います。(あくまで大型バイクとしてはとの話ですが)

高規格バイパスへの合流も、ブリブリと回るエンジンのおかげでスムーズに行えます。

ワインディングでMT-07の本領は発揮される

中速コーナーが楽しい

MT-07の真価を発揮出来るのがワインディングでしょう。

軽い車体と現代的な足回りが軽快な走りを実現してくれます。

ジムカーナにも使われるバイクであることから分かるように旋回性能の高いバイクであるのは間違いないでしょう。

自分のバイクはスペーサーでハンドルを上げているので軽さとハンドル位置もありモタード的な走り方も受け入れてくれます。

しかしながら、現行モデルでも77万円で購入できるお値打ちなバイクであるため、足回りに安っぽさを感じます

これは自分だけでなく、MT-07に乗った友人(サスペンションメーカー・バイクメーカー社員などなど)からも異口同音に訴えがあります。

しかしながら、MT-07でワインディングを走る分には270度クランクのパルス感とトルクを生かしたダイナミックな走行ができる(走れるとは言っていない)所もポイントです。

高速道路も安定した巡行が可能

八ヶ岳

250cc並の車格と重量のバイクですが、高速道路でも意外と安定しています

太いタイヤのおかげなのか、しっかりと直進安定性は確保されております。

さすがにメガスポーツのような高速ぶっ飛ばしマシーンではありませんが、走行車線を走る分にはストレスはありません。

もっとも、スクリーンでも取り付けない限り風圧が辛いのには変わりありませんが。

燃費は25キロ程度

燃費は乗り方が悪いのかいつも25キロぐらいです。

高速やワインディングでも特に燃費は変わらないのが謎です。

もうちょっと燃費が良くてもいいのになぁとは思います。

航続距離は思ったより短い

自分は200キロごとに給油をしています。

燃料タンクは13リットルですが、ツーリングマシンとして優秀なバイクですからもう1リットルタンクが大きくてもバチは当たらないとは思いませんが…

一方でMT-09とは違い、レギュラーガソリン仕様なのはお財布に優しくてありがたいばかりです。

積載能力は低い

北陸ツーリングでの一枚

MT-07の積載能力はノーマル状態だと非常に低いです。

まず、フック等を掛ける部分がないです。

また、ネットを用いても後部座席のシート面の面積は小さく、またストリートファイター的にリアシートが跳ね上がっていることの影響で物を乗せても前にずり落ちてくる欠点があります。

キャンプツーリングに持ち出したこともありますが、シートバッグの積載にはそれなりに苦労させられました。

積載を強化するにはフックを増設するか、リアボックス等で武装するしかないとは思います。

間違いないリアボックスの選び方

総評:コンパクトで現代的な万能バイク

案外オフロードもいけるんだこれが

軽くて使い勝手の良いツーリングバイクです。

初心者にも使い易いバイクであります。

一方で足回りの安っぽさや積載性など少々足りない部分はあります。

しかしながら、このバイクには様々なオプションパーツが純正、サードパーティから出されており、自分好みにカスタムすることが可能です。

MT-07はポケモンで言うならイーブイのようなバイクであり、皆さんの好みによってジムカーナ仕様やキャンプツーリング仕様、サーキット仕様なと様々な形態に進化させることができます

MT-07をどんなバイクに仕上げるかはあなた次第です。

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT ME
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

読んだ人の役に立てるブログを目指して記事を作成しています

TwitterとInstagramもフォローよろしく!
記事URLをコピーしました