【レビュー】チェーンオイルやワイヤーオイルとして使えるAZ KM-001 極厚・水置換スプレー

杉浦かおる
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こんにちは杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。

チェーンオイルが切れてしまったので、今回はセロー時代から使っていた安心と信頼のAZのスプレーを再度購入してみました。

セロー時代を含めて足掛け10年、走行距離としては5万キロ以上使用してきた信頼と安心のチェーンオイルです。

また、同時にワイヤーオイルや各部の潤滑のためにも利用できる万能オイル

バイク乗りの皆さんにお勧めしたい商品であるためレビューをしてみました。

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チェーンオイル選びは奥が深い

バイクのドライブチェーン用に様々な潤滑オイルが発売されているのは皆さんもご存知の通りかと思います。

自分も何種類かのチェーンオイルやチェーンルブを購入してセローに塗布していましたが、あまりしっくりくるものがありませんでした。

ヤマハのドライルブを一時期利用していましたが、チェーンが白くなってしまう点やチェーンクリーナーを利用してもなかなか古くなったルブを剥がすことが難しい点がありリピートはしませんでした。

また、お値段と入手性からクレのスーパーチェーンルブも利用していましたがこれもしっくりいかず。

そんな時にAmazonを探していたらAZのKM-001 極圧・水置換スプレーを見つけものは試しにと購入してみたのです。

 AZ KM-001 のレビュー

見た目

オレンジ色のスプレー缶です。

AZ製品の質実剛健なデザインは工業製品らしくて非常に気に入っております。

キャップにノズルがビルドインされており、ノズルを展開しない状態では広範囲に噴霧、ノズルを広げるとスポットでスプレーできるようになっております。

ノズルを口に差し込む方式だと紛失してしまう自分にはありがたい装備で、もうこれだけで買いといってもいいぐらいです。

2万キロ以上利用しての感想

サラサラの油で抵抗少な目だが、500キロ耐える耐久性

KM-001は比較的サラサラなオイルです。

粘度はサラダオイル程度。

一般的にネバネバなオイルほどチェーンの抵抗が増える傾向にありますが、このスプレーの場合駆動時の抵抗は非常に少ないように感じられます。

一方で、サラサラのオイルはチェーンの回転による遠心力によってオイルが飛ばされてしまい耐久性が低いともいわれております。

セロー250で使用した感触では、おおむねオンロードを500キロ走行した後に注油を行っていました。

いわゆるロングライフのチェーンルブに比べれば頻繁な注油を必要としますが、極端にはがれやすいチェーンオイルとは言えないかと思います。

また後述しますが、チェーンクリーナーいらずのスプレーであるため追加注油を簡単に行うことが可能です。

自分はキャンプツーリングや超長距離ツーリングをする際には、小型バージョンのスプレーとウエス数枚をビニール袋に入れて寝る前に追加注油していました。

もちろん、シールチェーンでも使用可能です。

洗車後にすぐ使える「水置換」が便利

このスプレー、水置換という性能がポイントとなっております。

私は文系ですので詳細の説明は省きますが、この性能によって濡れたままでも塗布することができることになります。

すなわち、洗車後や雨上がりの濡れたチェーンに対してスプレーすることにより、水分をチェーン上より引き剥がすことが可能になるということです。

ものぐさな自分にとっては洗車で愛車を泡だらけにした後の地味で憂鬱な各可動部への注油作業をタオルによるふき取りなしに行うことが可能であるため、非常に便利であると思います。

チェーンクリーナーを使わずにチェーンの汚れを落とすことが可能

セロー時代、林道に行くこともありました。

林道後のチェーンというのは泥や砂で汚れており、そのままではチェーンの寿命を著しく縮めてしまうため洗浄が必要となります。

一般的なチェーンオイルやルブは、いったん汚れて古くなったオイルを落とすためにチェーンクリーナーを利用する必要があります。

しかしながら、KM-001の場合は1本で洗浄・潤滑を行うことができるのです。

上述の水置換機能により、汚れがチェーンから浮き上がるため、多めに吹きかけてウエスでふき取ったのちに再びスプレーを掛ければそれで注油完了

一本でチェーンの整備が完了します。

チェーンだけでなく、クラッチワイヤー給油や各可動部の注油にも使用可能

このオイルですが、チェーンオイルとしての使い方だけでなく、あらゆるものの潤滑が可能です。

セロー時代はクラッチワイヤーの潤滑や、可倒式のステップ、シフトレバーの接合部など潤滑が必要な部分に利用していました。

オールマイティーに使えるスプレーであるといえます。

高速道路を長時間走行すると油が抜ける

このKM-001の弱点はオイルの粘度が低いこと。

このため、高速道路をかっ飛ばしたりすると数百キロでチェーンの油分が落ちてしまいます。

愛車のTRX850で新東名を120キロで走ったところ、サービスエリアでチェーンがカサカサになっていることに気付きました。

下道走行では特に問題を感じませんが、高速をかっ飛ばすタイプなら一般的なチェーンルブを使うといいと思います。

総評:安いから一回買って使ってみろ

AZのKM-001は非常に癖のない潤滑油であるといえます。

バイク用のチェーンでなくあらゆるものに対して利用できる万能オイルであることについて疑いはありません。

クレ556のような癖の強いスプレーよりもこちらのスプレーをコンビニやスーパーに並べるべきではないかとは思ってしまうほどです。

バイク用ケミカルは沼であり奥深いジャンルでもあります。

レース用の高級なルブを使うのも一興ですが、ツーリングユースの方であるならばいろいろな部分に利用可能でしかもお安いという点から、こちらのオイルをぜひ一度購入してみてはいかがでしょうか。

少なくともガレージの肥やしにはならないかと思います。

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ABOUT ME
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

読んだ人の役に立てるブログを目指して記事を作成しています

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