W650で北海道ツーリングをしてみて改めて最高の旅バイクであると感じた話
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
秋にカワサキのW650で名古屋からフェリーで北海道へキャンプツーリングをしてきました。
キャンプ道具を積んで6泊7日。
W650で北海道を走るのは最高に気持ちよかったです。
アップハンドルのW650は、北海道の旅バイクとしては最高なのではないかと思いました。
W650で北海道を走ってよかったところ
急かされないエンジン
北海道って意外とスピードを出さないんですよね。
そのため速いバイク、急かされるエンジンのバイクでは全く楽しめないと思います。
スピードを増減させることで楽しむバイクでは単調な北海道には向いていないでしょう。
一方で、W650はまったく急かされないエンジンです。急ぐこともできないエンジンでもあります。
5速60キロでタラタラ流すのが快適なエンジンなのでW650は北海道ツーリング向きであると言えます。
高い積載性
W650の積載性は現代のスポーツバイクに比べると高いと言えます。
特にカスタムをせずともバッグを取り付けるだけでツーリングに出かけることはできるでしょう。
さすがにアドベンチャーバイクにはかないませんが、上の写真のようにキャンプ道具一式を積んでも全く問題ありませんでした。
ちなみに上の写真ではリアボックス・シートバック・リュック・ダッフルバッグ・マットを積んでいます。
ある程度のオフロードも走れる
W650はある程度のオフロードも走れます。
北海道のオフロードはトレール車でないと走れないところはあまり多くないうえ、個人的にはヒグマと出会いたくないのでそんなに奥には入り込まないのもありますが。
このW650に多少あるオフロード性能が役に立ったのが、三毛別ヒグマ事件の跡地を見に行ったときのこと。
ここは、現場の復元跡まで400メートルほどオフロードが続きますが、W650では全く不安がなく走行することができました。
走りながら景色を眺めやすいこと
W650は低排気量バイクのようにスロットルを大きく開ける必要も無ければ、スポーツバイクのようにエンジンが急かしてくることもありません。
このため、運転する際にかかるストレスは非常に少ないものがあります。
特にアップハンドルモデルの場合にはほぼ直立した姿勢となるため北海道の雄大な自然を堪能しながら走ることができるという点でもおすすめです。
ちなみに、W650で北海道を走るのであれば風圧・虫の付着対策として旭風防の取り付けは必須でしょう。
見た目からくる「バイクで旅をしている感」
W650ほどバイクらしい見た目をしたバイクも多くはないのでしょうか。
このバイクで北海道を走っていると「バイクで旅をしている感」を強く感じます。
キャブ車の空冷エンジンというシンプルな構成、最低限の情報しか表示されないメーター、金属だらけの車体。
どれをとっても古臭くアナログな印象を受けます。
そんなバイクで北海道を走っているととても満足感が得られるのです。
総評:W650は北海道ツーリングに最も適したバイクの1つ
北海道ツーリングの経験からW650は北海道ツーリングに最も適したバイクの1つではないかと思います。
特にアドベンチャーバイクに乗ることが体格的に困難な女性や小柄な男性にとっては第一の選択肢として考えてもいいのではないでしょうか。
とことこと北海道を走るのに向いているバイクであり、旅をしている満足感を得られるバイクであるのは間違いありません。