サビサビのW650のメッキミラーを磨いてみた
この記事は23年落ちのカワサキW650のサビサビになったメッキミラーをコンパウンドとシールコートでなんとかマシになる程度に磨いてみたという記事です。
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
先日、W650を後輩から譲り受けました。
99年式の23年落ちのW650です。
屋外保管でここ数年はめっきり手入れをしていなかったとのことで色々錆びついています。
今回は取り外せることから一番磨きやすいメッキミラーをきれいにしてみました。
使ったのはホルツの「金属メッキ錆取りクリーナー」とKUREの「シールコート」です。
根の深いものは取れませんが、浮いている程度のサビやメッキのくもりを取り除き、シールコートでこれ以上のサビの進行を留めることができました。
作業も難しくないので学生さんや初心者の軽い整備作業としてもオススメです。
必要なアイテム
メッキミラーの錆取りにおいて必要なアイテムは以下の通りです。
ホルツ「金属メッキ錆取りクリーナー」
まず必要なのはホルツの「金属メッキ錆取りクリーナー」です。
歯磨き粉のような見た目をしているメッキ用コンパウンドです。
このクリーナーを塗って布でこすると軽いサビや曇りが除去できます。
KURE「シールコート」
次に必要なのが5-56で有名なKUREの「シールコート」
このアイテムはメッキの保護材です。
何回かに分けて吹き付けることによってアクリル系の被膜を形成し、サビや曇りの発生を防ぎます。
軍手
最後に必要なのが軍手。
軍手が必要なのはサビで手を切らないようにするためだけではありません。
軍手にコンパウンドを付けて磨くことで布では取り切れない小さい部分のサビも除去できます。
メッキミラーの錆取り作業
それではメッキミラーの磨き作業について解説していきます。
サビの具合にもよりますが、コンパウンドで10分、シールコート3度塗りで1.5時間。
合計で2時間考えておけばいいでしょう。
なお、シールコートの塗布にかかる時間は各作業1分程度なので実作業時間は13分程度です。
「メッキ錆取りクリーナー」でメッキのサビと曇りを落とす
まずはメッキ錆取りクリーナーでミラーのメッキ部分のサビと曇りを落としていきます。
クリーナーを布に伸ばして磨いてもいいですが、自分は軍手に直接クリーナーを塗布してミラー自体を握り込むようにして磨きました。
いわゆる「浮いているサビ」や「曇り」は取れますが、完全に根を張ってしまったサビはコンパウンドでもどうしようもありません。
再メッキか別のミラーを買うしかないでしょう。
私のW650は修理後弟に譲る予定なので取れないサビは潔く諦めます。
「シールコート」で錆止めと光沢保護
次にKUREの「シールコート」で錆止めと光沢の保護をしていきます。
「シールコート」はアクリル系のメッキ保護剤です。
ダンボールなどの上に磨いてコンパウンドを拭き上げたミラーを置きます。
鏡にかからないよう注意しながら30~40センチ離してスプレーしましょう。
20~30分ごとに3度塗ってください。
注意点としては
- 垂れやすいのでサッと吹き付けること
- めっちゃ臭い(強烈なマジックインキの匂い)なので絶対に屋外で施工すること
の2点です。
厚塗りするとメッキの鏡のような光沢が消えて「梨地」のようになります。
まとめ:メッキミラーのメンテは簡単かつ効果の高い作業
メッキミラーのメンテナンスは取り外しができるうえ、最悪取り替えることもできることからメンテナンス初心者が取り組むにはぴったりの作業でしょう。
ミラーが錆びていると他の部分よりみっともなさが目立ちます。
このため、メッキミラーをメンテナンスすることは簡単にも関わらず、見た目の効果の高い作業です。
W800やSR400のようなメッキの多いバイクを購入したのであるならばまずミラーからメンテをすることでメッキのメンテナンス方法を学ぶことができるでしょう。