ロスコのボストンバッグはネオクラ系バイクでのツーリングに最適
こんにちは、九州ツーリングで大満足の杉浦かおるです。
今回は、W800での九州ツーリングに持ち込んだロスコのボストンバッグについてレビューしていきたいと思います。
値段も2,000円代で、単なるコットン製の粗末なダッフルバッグなのですが、そのシンプルさがW800のようなクラシック系バイクと相性が良く、シンプルな上に使い勝手の良いバッグとして活躍できました。
雨天が想定されないのであれば、日帰りや1泊から数泊のツーリングに活用できるのではないでしょうか。
今回はそんなロスコのボストンバッグをシートバッグとして使ってみたというレビューになります。
商品レビュー
2,400円で買える高コスパ
まず、コスパが信じられないほど良いというところがあります。
ロスコというメーカーは米軍に商品を納入する企業であります。
イメージとしてはアルファやアビレックスとは違い、あまり高品質ではないもののべらぼうに安い製品を作っているというイメージがあります。
このボストンバッグも、はっきり言って生地には色ムラがあり、糸くずは張り付いていてボロボロ落ちてくるような製品であり、お世辞にも高級感はありません。
また、キャンバス生地も薄く(軽量なので文句はありませんが)、ジッパーも安っぽい。
しかしながら、19インチ、すなわち48センチ程度のボストンバッグでありながらも、実売2,400円で購入できる商品です。
非常に安価ながら使い勝手が良く汚れを気にせずガンガン持ち出せることにこの商品の妙味があると言えます。
2泊3日分の着替えが入る
W800での九州ツーリングは、2泊3日分の着替えを持っていきました。洗面用具のポーチを含めてそれがすべてバッグの中に収まりました。
もっとも、キャンバス生地で防水性はありませんから、着替えはビニール袋に入れておく必要があります。
これを逆手に取って汚れ物などを入れるダンプポーチ的な使い方も可能でしょう。
なお、他の方のブログでは、防水性を持たせるために蝋引き加工をしていました。
すごいっすね(尊敬)。
生地も薄いので裁縫に自身がある人なら、バックルを縫い付けてタナックス等のXベースと接合できるような細工も可能ではないかとも思います。
バイクへの積載が非常に容易
このバッグで一番感心した点はバイクへの積載が非常に容易であったことです。
自分はリアボックスを除けば、積載にはモンベルのドライバッグを利用することが多いのですが、生地がターポリン製であることからバッグの座りが悪く、落ちたことこそないのですが走行中は気を使うことが多くありました。
しかしながら、ロスコのバッグではキャンバス生地によるものなのか、W800のシートとの摩擦でずり落ちることはなく、タナックスのツーリングキャリングコード3-Vを引っ掛けるだけで3日間、距離にしておよそ1,200キロをこなしてくれました。
これならば、ネオクラ系バイク向けの商品があまりない日帰り用シートバッグの代用としても使えるのではないかと思います。
普段遣いにも便利
本来はバイク用の商品ではありませんのでもちろん普段遣いにも便利です。
自分は着替えを入れてスーパー銭湯に持ち込むこともありますし、キャンプ道具を入れて出かけたりもします。
汚れてもただのコットン製なので気にせずに洗濯機に入れることができるという点でもストレスフリーです。
また、宿に荷物を持ち込む際にも本来はただのバッグであるため、一般的なシートバッグより持ち運びが容易であるところもいいところだと言えるでしょう。
キャンプツーリング向けの大型サイズもあるぞ
ロスコのボストンバッグですが、自分が購入した19インチに加え、24インチ(60センチ)の大型のものもあります。
それらは、軍幕系のミリタリーテイストアイテムとしてキャンプで使う人が多いそうです。
60センチサイズであれば、キャンプツーリング用のアイテムならば大抵のものを収納できます。
キャンプツーリング用のバッグとしても使い勝手が良いのではないでしょうか。
総評:ツーリングバッグにキャンバス生地という選択肢
ジッパーで上部を閉じることができるだけのなんの変哲もないバッグなのですが、そのシンプルさゆえに使い勝手が上々です。
シンプルなデザインが自分のW800や、そのサイドバッグとの整合性が取れ、なんとなく70年風の匂いがします。
W800のようなクラシック・ネオクラ系バイクや、スクランブラー、またハーレーのようなデザイン重視のバイクにおいて、昨今流行っているターポリン製のドライバッグとは違った趣かつ、ガンガン使えるキャンバス生地のボストンバッグをシートバッグとして使ってみてはどうでしょうか?
お値段も安いので、初心者や学生向けにシートバッグ代わりとして長距離ツーリングの相棒になるかもしれません。