キャンプ

レンタル原付でしまなみ海道をキャンプツーリングしました。

 

しまなみ海道を原付で走りたい!

これは、私がバイクサークル会長時代からずっと周りに言い続けてきたことでした。

しかしながら、学生のときのように時間を持て余しているわけでもないため、自走ではなくレンタル原付を利用して旅行することにしました。

今回はそんな2泊3日のしまなみ海道キャンプツーリングの旅行記と、社会人で走破するならレンタルバイクをお勧めしたいといことを書いていこうと思います。

しまなみ海道は原付の聖地

バイク乗りや自転車乗りならご存知かと思いますが、しまなみ海道は広島県の尾道市から愛媛県の今治市までつなががる自動車専用道路です。

瀬戸内海の飛び石のように連なる島々に橋を架け、本州と四国をつないでいます。

このしまなみ海道はBIKEJINをはじめとしたあまたのバイク雑誌で「訪れてみたいツーリングスポットランキング」で常に上位にランクインしています。

その自動車専用道の横に原付・自転車道が並走しており、原付や自転車は一区間数百円で走ることができます。

自動車専用道でもICごとに降りれば瀬戸内海の島々にアクセスすることはできますが、原付・自転車でしか降りられない島も数多くあるうえ、原付や自転車で走ることを前提とした道路づくりがされています。

つまり、バイク乗りがしまなみ海道を楽しむには原付で走るのが一番なのです。

と、いうわけで後輩に話を持ち掛けツーリングをすることにしました。

2泊3日でしまなみ海道を往復するためにはレンタル原付しかない

しかしながら、後輩は時間のある大学生でも、私はブラック部署に飛ばされてしまった悲しい会社員。

上司に謝りながら1日の有給休暇を取得して、3日間のお休みをいただくことが精いっぱいでした。

土日を合わせて作れた時間は3日間。

2泊3日で愛知県からしまなみ海道を往復するためにどうすればいいか

私は三日三晩考えました。

「そうだ、レンタルバイクだ!」

そう思い立ち、原付をレンタルし2泊3日のキャンプツーリングをすることを決意しました。

しまなみ海道キャンプツーリング記

車で尾道まで快適クルージング

旅行前日にやってきた後輩3人とともに、私の秘密基地で前夜祭をしめやかに執り行いました。

下戸ばっかりなのですぐにつぶれていました。

翌日は早朝5時の出発です。

自分の愛車、マークXに4人分のキャンプ道具を詰め込み、いざ出発。

マークxはセダンながらも荷物はしっかりと入ってびっくりしました。

さすがDセグメント

伊勢湾岸道から、新名神に入ります。

後輩たちはマークxの快適さに驚いていたようで私も満足。

私のマークXは覆面パトカーにしか見えないので、煽られることもなくスムーズに走れます。

ふと後部座席を見ると・・・

途中、高速道路沿いに太陽の塔が立っていたり

めっちゃ遠くに移ってて草

宝塚JCTでの渋滞に苛立ったりと、色々ありましたが、5時間ほど高速を走り続け、尾道に到着しました。

尾道で萬来軒のラーメンを食べ、バイクをレンタル

尾道市には11時ごろに到着しました。

6時間のドライブを後輩たちはねぎらってくれることもなく、とりあえず、レンタルのためバイク屋さんまでやってきました。

今回お世話になるのは尾道市にあるバイクステーション尾道さん。

各種手続きを終わらせたもののまだ時間に余裕があったので、店長さんからオススメされた、尾道ラーメンの店に向かいます。

バイクステーション尾道さんから歩いてわずか5分のところにある、萬来軒さんにやってきました。

12時前なのにすごい行列でした。

広島弁で「やったるけえのう。」とかいう女将さんたちに若干ビビりつつも、はだしのゲンやんけ!とも思いながら10人ぐらい並んでいたのに、10分ぐらいで席にありついた次第であります。

店の中ははっきり言って古いですが、独特の凄みのようなものがありました。

という訳で、私は拉麺と、半炒飯を頼みます。

値段も拉麺が560円、半炒飯が480円であったので、非常に良心的。

半チャーと炒飯の値段が100円しか変わらなかったので、今度は炒飯を頼もうと思いました。

すぐに料理が運ばれてきました。学食みたいですね。

黒めのスープに控えめな具。

私は奇をてらったラーメンより、オーソドックスなラーメン、いわば中華そばの方が好みです。

食べてみるとスープの味の太さ(濃さとは違う)と、麺にもスープが絡まっており、かつおの魚介スープとの相性がバツグン。

背油が二郎系のようにどでかく構えているのに臭みはなくて甘い。びっくり。

思わず声が漏れてしまうおいしさでした。

炒飯、こいつも絶品。油ギッシリなのにくどくない。

よく、こんなにパラパラにつくれるなあと感心しました。家では出せないですねえ、これは。

このお店、向かいの自動車ディーラーのお兄さんが昼休みにゾロゾロと中に入ってきたのを見る限り、観光客だけではなく地元の方にも愛されている名店なんだと思いました。

しまなみ海道を走るために選んだバイクはトリシティ

ラーメンを堪能して、バイクステーション尾道に戻ります。

私が選んだバイクはトリシティ、リアボックスもついており、荷物の積載も楽そうだという点で選びました。

こいつは日本一周の相棒にしたい ヤマハ・トリシティレビュー 以前、私はレンタルバイクでしまなみ海道を2泊3日の日程で走破しました。 https://munenmusou.co...

いつも愛用しているノースイーグルのテントと、寝袋に銀マットをモンベルのドライコンテナバッグLに積み込んで積載しました。

リアボックスは着替えを入れるだけです。

後輩たちはウェーブ125と、Z125PRO、GROMをあらかじめ選んでいましたが、後ろ2台は積載スペースがないことを完全に忘れていたようで、リュックに全部詰め込んで、旅に出発しました。

バイク屋から出発する我々の図

多々羅温泉しまなみの湯でリフレッシュ

そろそろ日も暮れかけてきたため、景色を楽しむこともなく走り続け、道の駅多々羅しまなみ公園にピットイン。

この道の駅は日本各地を5万キロ以上ツーリングしている自分でも景観の点ではかなり上位に入る場所だと思います。

瀬戸内海と多々羅大橋を見ながらアイスを食べました。

斜張橋であるところの多々羅大橋はセクシー

身体が冷えてきたので、多々羅温泉しまなみの湯へと急ぎます。

こちらはJAFカードを出せば280円と格安で入れる温泉

シャンプーは60円出して購入しないといけないのですが、お安い。

露天風呂はないものの天然温泉であり、泉質も放射能をわずかに含むなかなかレアなもの。

しかも、内湯はガラス張りになっており、中から瀬戸内を見ることができます。

この温泉をすっかり気に入ったおかげで次の日も行くことになりました。

バイクでしか行けない無人島、見近島でキャンプ

風呂から出てさらに南下、伯方島にて夕食をコンビニで調達しました。

私はクッカーなどを持ち歩かず現地調達をするタイプのキャンパーなので大体コンビニ飯なんです。

という訳で見近島キャンプ場に到着しました。

ここは、伯方島と大島の間にある無人島。

ここでキャンプです。

水場もトイレも管理棟の屋根もあり、プライベートビーチも併設されています。

そして無料。いうことないですね。

海を見ながらキャンプ。

夜になると伯方島の造船所が光り輝いていてセクシーです。

ちゃんとしたカメラを持ってこればよかったです

今日も宴。

近くの島にガソリンスタンドやコンビニがあるので原付であるならば補給には苦労しません

素晴らしいですね!

酒に酔ってすぐ寝ました。

亀老山展望台でしまなみ海道を一望

2日目はテントを回収して、出発。

穏やかな瀬戸内海は、太平洋に慣れた人間からすると湖のようです。

温暖な気候、ミカンの木、広くて整備された道、すべてが快適です。

トリシティは、前輪2つという安定感が非常に走りやすいですし、荷物を載せてもふらつかないバイクなので、長距離ツーリングにはもってこいだと思いました。

もし、原付2種で日本一周をするなら、私はこれを選ぶと思います。

今日の目的地は亀老山展望台です。

ここは、Trip Adviser発表の「旅好きが選ぶ日本の展望スポットランキング」というランキングナンバー2(一番は清水寺)に選ばれた景勝地です。

国道から分かれ、山道に入ります。

アクセルをひねって登っていきました。

展望台は90年代感あふれるコンクリ打ちっぱなしのオサレデザイン。

この展望台の面白いところは、さまざまな角度、位置に展望スポットが立てられており、撮影の自由度が高くなっている点です。

展望台というものは、バイク乗りでありますから、色々な場所に訪れていますが、ここまで撮影者やカメラの事を考えている展望台はなかなかないと思います。

ガスってる×写真下手でしまなみ海道のネガキャンになってる説

作られたのはかなり前だとは思われますが、今はやりの「インスタバ映え」というものを先取りしたともいえるこの展望台の設計者の着眼点に賞賛の言葉を送りたいです。

標高307メートルから見ると大島から四国へと繋がる来島海峡大橋が伸びており対岸の今治市が見えます。

今回は霞んでいたのが残念でしたが、それでもフォトジェニックなスポットであることは間違いありませんでした。

きれいな景色に僕のイケメン度がさらに向上しますね。

イキってます

四国に上陸しすぐ引き返す

その後、後輩のウェーブ125に乗せてもらい、遠心クラッチに早々と白旗を上げて、最後の来島海峡大橋へと向かいます。

最後の大橋、そしてしまなみ海道最大の橋、それを超えると四国に上陸です。

上陸をしたので上陸記念にサービスエリアに向かいます。

我々は原付ですが、新東名高速道路のNEOPASAのように下道からもアクセスするポイントがあるのでそこらへんは問題ないので勘違いせぬように。

サービスエリアで甘いもの対決

来島海峡サービスエリアで写真を撮影した後、ある後輩が言い出しました。

後輩「水曜どうでしょうみたいですよね。ぼくら」

ぼく「まあ確かに」

後輩「ミスター!甘いもの対決ですよ!」

その言葉を彼は発するやいなや坊ちゃん団子を売店で購入して、外のテーブルの上に置きました。

坊ちゃん団子って今治じゃなくて道後ではと思わなくもないですが、テンションが上がっている僕らはそれを当然のよう受け入れ、甘いもの対決が始まりました。

コイントス、食べ始める団子。

味わう僕、のどに絡みつくあんこ。

私がぶっちぎりのドベでした。

団子代金を奢らされる罰を受けることとなりました。

レストラン伊予水軍で海鮮丼を食べる

ジャコ天をサービスエリアでいただいたりしていましたが、お昼ご飯を食べたくなったので、その場で探したところ、伊予水軍というおさかな料理店を発見!

Z125PROを貸してもらい、そこに向かいます。

小径タイヤって外乱に弱くて怖いですね。

伊予水軍さんに到着しました。団体さんがいっぱい来る、今治市の名店のようです。切る時間が早かったので予約なしで入れました。ラッキー。

私は900円と比較的お値打ちな海鮮丼を選択。

刺身の状態で配膳され、それを豪快にどんぶりに乗せていくスタイル。

あら汁もついていて非常に美味でした。

そして、ここで後輩たちと解散。

我々のサークルは現地解散をする非常に適当なバイク集団なのです。

という訳で、私はテントで酒を飲みたい!という至極自堕落な理由から多々羅温泉しまなみの湯へと戻ります。

温泉に入った後は見近島キャンプ場に

温泉→酒購入→テント設営→飲酒→寝落ち

という人間のクズコンボをキメて2日目を道近島で終えたのです。

最終日、尾道市街を見て龍が如く6の聖地巡礼

翌朝、日の出とともに出発します。

クッソ寒い中、瀬戸内海を眺めながら尾道へと北進していきます。

マスツーリングを主催する側だった僕ですが、ソロツーリングもいろいろなところで停車して写真撮影ができるのでこれも一興ですね。

たまにマスツーじゃないと出かけないという人もいますが、ソロツーリングにはソロツーリングの楽しみ方があると思います。

瀬戸内海って防波堤が低いから走っていて気持ちがいいです

名残惜しく島々を巡りながら尾道大橋を超え、国道2号線を西に向かうと尾道の旧市街です。

私、尾道には一度行ってみたかったんですよね。

というのは、ゲームをあまりやらない私が久々に買ったソフト、龍が如く6。

その中で尾道がオープンワールド化していて、なんとなく昭和の日本という雰囲気が残っていたのが、非常に心に残っていました。

そんなわけで、バイクを商店街の無料駐輪場に停めてしばし散策。

アーケードなんかはかなりいい雰囲気が出ていますね。

本当は千光寺にロープウェイで行きたかったけどこれは断念して、トリシティを尾道バイクステーションまで返却に行きました。

総括:レンタルバイクでしまなみ海道を回るのは最高である

イケてるバイクたち

2泊3日の旅行でしたが、しまなみ海道を全て回ることは可能でした。単純に往復するだけなら6時間もあれば可能ではないかと思います。

私の全走行距離は210キロ程度。

かなり、余裕を持って色々なところを回ったツーリングでした。

今回は全員が大型自動二輪免許を持つバイクサークルのメンバーだったため、125ccのバイクをレンタルしました。

しかし、しまなみ海道の穏やかな気候のんびりとした雰囲気を楽しむなら、50ccでも全く問題ない、むしろ50ccでゆっくり走る方が楽しいのではないかとも思えました。(レンタル料金も安いしね)

バイク乗りの方ではなく、一般の方でも尾道市でレンタルバイクを借りて、原付でしまなみ海道を巡るのもおすすめです。

しまなみ海道はポスターを見る限り、原付よりも自転車を推しているように見受けられましたが、限られた時間の中で、普段運動をしていない人が自転車で往復80キロもポタリングするのは厳しいと思います。

50ccの原付ならば、自動車免許を持っている人であるならば運転できるため、原付をレンタルしての散策もいいかもしれません。

みなさんもぜひとも原付でしまなみ海道を走ってみてください。

あと、今回ついてきた後輩もありがとうね。

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