北海道を長期間旅行する前に読んでおきたい地図・漫画・小説
この記事は北海道を長期間旅行する際に読んでおきたい本について解説した記事です。
こんにちは!
杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
数か月前に北海道をバイクで一周してきました。
愛知からフェリーに揺られ12日間かけて道内を走り倒しました。
北海道12日一周ツーリングの旅行記
12日間滞在での北海道一周ツーリングのモデルコースを以前の記事で作成しました。その記事に併せて旅行記を載せようと思っていましたが、長くなってしまったのでこち…
12日間滞在での北海道一周ツーリングのモデルコースを以前の記…
また、網走監獄をはじめとして様々な博物館・資料館なども観光しました。
旅行をして思うのは「事前の勉強が観光を何倍にも楽しくする」ということ。
と、いうわけで今回は北海道を長期間旅行する際、事前に読んでおきたい本について地図・小説・漫画にこだわらず紹介していきます。
地図
ツーリングマップル北海道版
まず紹介しておきたいのは「ツーリングマップル」
バイク乗りなら知らない人はいない地図です。
この本のいいところはオススメルートやキャンプ場、温泉地など「旅をするにあたってほしい情報」が記載されているところです。
ツーリングマップルを基にルートプランニングするのがオススメです。
ライダーだけでなく自転車乗り、車で旅をする人も購入して損はありません。
ツーリングマップルは毎年更新されるので最新版を購入しましょう。
北海道キャンプ場ガイド
北海道をキャンプしながら廻るならば「北海道キャンプ場ガイド」を購入すべきでしょう。
実は私はこの本を買わずに北海道をキャンプしながら一周しました。
気ままな旅として宿泊するキャンプ場の検討を当日付けていたため、キャンプ場探しは困難を極めました。
「北海道キャンプ場ガイド」は刊行30年を超える北海道キャンプのバイブル。
キャンプ場の地図、レビュー、予約方法などキャンプ場を探す際のデータがすべてそろっています。
キャンプをしながら北海道を回るのであれば絶対に購入しておくべきでしょう。
漫画
ゴールデンカムイ
2022年に完結した長編青年漫画の「ゴールデンカムイ」も読んでおくと北海道の勉強になります。
有名漫画なのであらすじは省きます。
明治を生きる主人公たちが北海道を縦横無尽に活躍するため、北海道の実在する地名が登場します。
道内の博物館を回ったところ、非常に作者がアイヌや当時の文化について非常によく勉強していると感じました。
いわゆる「聖地巡礼」感覚で北海道を巡るのがオススメです。
バトルオーバー北海道
小林源文氏の傑作仮想戦記漫画「バトルオーバー北海道」も男性なら読んでおくと面白いでしょう。
20世紀末の北海道にソ連軍が上陸、侵攻してくるのを迎え撃つ自衛隊の漫画です。
稚内、音威子府、釧路などなど要衝地での戦闘シーンが出てきます。
四半世紀前の漫画ですが今読んでも全く色褪せません。
この漫画は時折kindleでセールになっていて数百円で購入できるので、ぜひとも電子書籍での購入をお勧めします。
小説
羆嵐
吉村昭の小説、「羆嵐」も読んでおくべきでしょう。
明治時代に実際にあった三毛別羆事件について書かれた小説です。
ただ、北海道でキャンプをするのであればこの本を読むべきではないでしょう。
なぜなら熊が出ないかと怖くなって寝られなくなるから。
赤い人
同じく吉村昭の「赤い人」も読んでおくといいかと思います。
監獄の町、月形にあった樺戸集治監についての物語です。
未開の地に囚人を集め絶望的な状況から開墾していく物語はぜひとも読んでほしいもの。
実際に月形町でキャンプをしましたが、聖地巡礼でキャンプという何とも言えない気持ちになりました。
また、「赤い人」の作中に出てくる囚人をモチーフにしたキャラクターが先述の「ゴールデンカムイ」にも出てくるので「ゴールデンカムイ」と合わせて読むことをおすすめします。
「赤い人」で予習してから月形町の月形樺戸博物館及び網走監獄に行くと理解が深まること請け合いです。