ツーリングセローで行く、3泊4日の北陸横断温泉マスツーリング
天皇陛下即位に伴う10連休を利用して、3泊4日の北陸横断マスツーリングに出かけてきました。
愛知から天橋立、舞鶴、東尋坊を経由して目的地の千里浜なぎさドライブウェイまで走り切りました。
今回はそんなツーリングレポートになります。
1日目:愛知から天橋立まで
ツーリングセローで高速道路を250キロ突っ走る
今回は大学時代に主宰していたバイクサークルのメンバー3人とともに4台で走行しました。
バイクの内訳としては、ツーリングセロー、XSR900、YZF-R25、WR250Xです。
250ccが4台中3台という低排気量ツーリングですが、1日目は高速道路で時間短縮です。
GWの伊勢湾岸と新名神の渋滞を避けるため、朝の6:30に出発と相成りました。
国道23号線を西進し、名古屋南ICで伊勢湾岸自動車道に入ります(GoProは先輩に貸したままなので車上の写真はなし)
今回楽しみにしていたのは2019年の3月に開通したばかりの新名神高速道路の「新四日市~亀山西IC」間です。
さっそく鈴鹿PAに寄ってみました。朝早い時間だったので空いてはおりませんでしたがクシタニのスペースもあり、さすが鈴鹿サーキットのおひざ元だと思いました。
もっとも、新東名のクシタニブースに比べると数分の一の大きさでしたが。
その後、大津SAでWRの給油を済ませ、いよいよ京都縦貫自動車道へ。
走行距離は少ないものの、セローの振動で結構しんどい状態です。
まあ、アドベンチャースクリーンとハンドガードのおかげで意外と平気ではありますが。
天橋立付近は大混雑、宮津から船に乗った方が無難
今回行ったのがGWということもあり、宮津市街地の段階で混んでいました。
たまたま道の駅海の京都宮津で休憩していた我々は昼食場所を探しに天橋立方面に歩いていきましたが、天橋立に向かうにつれて渋滞で車より歩く我々の方が早い始末。
食事処も見つからず、そのまま歩いて天橋立を目指すことに。
帰りに気づきましたが、道の駅のすぐ近くまで観光船が出ているので、繁盛期はここから船で行った方が賢明かもしれません。
天橋立を歩き、笠松公園から絶景を堪能する
天橋立を歩いていきます。
天橋立の中は両側が海になっているところを歩いていくため不思議な感じはしますが、どことなく三保の松原を思い出す景色でした。
天橋立は3キロほどあり、早歩きでも45分程度かかりました。レンタサイクルを借りればよかったかもしれません。
お昼ご飯を食べたらリフトに乗って笠松公園に向かいます。
1人乗りのリフトで、スキー用に比べればスピードも遅く、5歳ぐらいの女の子でも乗車していましたが、人生初体験の連れはつらそうな顔をしていました。
絶景の天橋立です。
さっそく股から覗いてみます。ずっとやっていたら気持ち悪くなってしまいました。
帰りは観光船を使って宮津まで。
本日は西舞鶴のホテル「ホテルつかさ舞鶴」にて宿泊。
素泊まりプランでしたが、隣接する温泉に入ることができ疲れも取れました。
このころ雨脚が強まり、リアボックスを所持する2台でコンビニに買い出しと、1日目からなんとも締まらない旅となってしまいました。
2日目:舞鶴で護衛艦に乗り、東尋坊へ
舞鶴の自衛隊桟橋で「ましゅう」と「あたご」に乗艦
2日目は9:30にホテルを出発。
ソロツーリングだとどうしても距離を稼ごうとして早朝に出発してしまうのですが、たまにはこういった時間・距離に余裕のあるマスツーリングもいいもんだと思います。
本日は、WR250Xに乗るミリオタの希望で舞鶴の自衛隊桟橋へ。
こちらは2年前、自分がMT-07に乗っていた時分にソロツーリングで訪れた場所です。
今回は、GWということもあり、護衛艦に乗ることができるイベントが開催できるとして訪問。
出入口で自衛官につかまり、急遽補給艦「ましゅう」の艦内を案内してもらえることに。
1ターム10人ほどですのでかなりレアな体験ができました。
ましゅうの居住区やお風呂場、さらには艦橋まで見せてもらい、大満足。
戦闘艦ではないためか思ったよりスペースに余裕がある気がしました。
次に護衛艦「あたご」の艦上の見学。艦これの巨乳ではない。
そんなこんなでお昼になったので赤レンガ倉庫でふゆづきカレーを食べました。(写真なし)
カレーはかなりおいしかった。
ジャガイモの風味が独特。ポテトがしなしなで独特の香ばしさがあり、まるでフレンチフライを食べているかのようでした。(帰ってから調べたところ、どうやらジャガイモもニンニクやショウガで炒めているようです)
東尋坊までひたすら東進
目的地の東尋坊までバイクでひたすら海沿いを走ります。
福井は原発銀座ということもあり、道路から大飯や高浜原発を仰ぎ見ます。
このあたりはやたら豪華な箱モノが立っており、電源立地交付税というものは偉大であるなあと感じました。
東尋坊の手前にある宿「ホテルニュー越前」に到着。
昭和30年代感漂うレトロな民宿です。
東尋坊を散策
荷物を置いてそのまま東尋坊へ。
東尋坊の昭和を感じるお土産物屋街を抜けると、地球の生み出した芸術であるところの素晴らしい地形を見ることができます。
特に看板もないため思い思いの場所まで歩いて行けます。
ナントカと煙は高いところが好きといいますよね。
宿で買ったチケットで三国温泉ゆあぽーとにて風呂に入ります。
割引チケットで350円、通常価格でも500円とおそろしくコスパのいい温泉です。
露天風呂こそありませんが、ガラス張りになっており日本海の眺めは最高でした。
3日目:雨の中、千里浜なぎさドライブウェイを目指す
国道8号を東進、のと里山街道を走る
3日目もやっぱり雨、どうせ止むだろうとカッパも着ずにコミネのウィンタージャケットで走っていたものの、雨は強くなってくる始末。
しかしながら、このコミネのジャケット、特に防水をうたっているわけではありませんが、雨がしみこみません。いい買い物をしました。
3日目は国道8号線から県道8号線を利用して、のと里山街道を突っ走りました。
お昼は高松パーキングエリアで簡単に食事をいただきました。
千里浜なぎさドライブウェイにて記念撮影
2時ごろに千里浜なぎさドライブウェイに到着。
さすがにゴールデンウィークということもあり、車やバイクだらけでした。
写真のセンスがないのが悔やまれます。
おやつにハマグリをペロリと食べました。
千里浜なぎさドライブウェイには、シーズンになると掘っ立て小屋でハマグリやサザエなどを提供してくれる施設がたくさん出ていて、走っていても楽しい道です。
3日目の宿「いこいの村 能登半島」へ
天気も悪くなってきたため、このまま3日目のホテルへと向かいます。
今回の宿は羽咋郡志賀町にある「いこいの村 能登半島」です。
宿としては、バブルに計画がなされ、バブル崩壊後に建てられた施設のような印象を受けますが、かなり立派です。
どうやらこの施設はかつての勤労者福祉施設が一般財団法人に譲渡されたもののようですね。
もともとは半官半民のような施設であり、志賀町は原発が立地しており電源立地交付税のためかテニス場やゴーカートなど複合型レジャー施設として宿もあるようです。
温泉に入り夕食。
夕食のメインディッシュは能登牛のしゃぶしゃぶでした。
地酒を3合近く開けていい気持ちになって就寝となりました。
「いこいの村 能登半島」はお値段のわりにかなり豪華であり、今後能登半島を訪れる機会があったらまた利用してみたいと思える、能登観光のベースとしてもいいと思える宿でした。
4日目:千里浜なぎさドライブウェイをリベンジ
最終日は、4日間のツーリングで唯一晴れたため、宿で朝食を食べた後、千里浜なぎさドライブウェイをリベンジすることとしました。
ビーチモタードだそう。
この後、現地解散。
愛知までツーリングセローで下道耐久ツーリングをして解散となりました。
総評:マスツーリングは気持ちがいい
久しぶりの長距離ツーリング、しかも宿泊を伴うマスツーリングはこれが初めてでした。
3泊4日もの間一緒に走行してくれた友人には頭が下がります。
ソロツーリングですとどうしても走行距離を稼ぐことが主目的となってしまい、観光は二の次にになってしまうのですが、たまには1日の走行距離が短めでその分散策を楽しむツーリングというのも悪くはないかなと思いました。