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【レビュー】コスパ良好冬ライディングジャケット コミネJK-579

杉浦かおる
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だんだんと寒くなってきたこともあり、冬ジャケットの購入を迫られることになってきました。

もともと豊橋ナップスのオープニングセールで購入したアルファのジャケットを持っているのですが、少々サイズが大きいこともあり、新たなジャケットを導入することを決めました。

今回も自分が学生時代から愛用しているブランドであるコミネのジャケットを購入することにしました。

つい先日もメッシュパーカーをコミネで購入したばかりです。

【レビュー】安くて安全性の高い高コスパのコミネのメッシュパーカー JK-114

そのメッシュパーカーとほぼ同じデザインの冬用パーカーを選びました。

と、いうわけでコミネのJK-579 プロテクションソフトシェルウィンターパーカーIFUのレビューをしていきたいと思います。

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開封の儀・外観

今回私が購入したのはJK-579のカモフラージュ柄です。

 

開封してみると外観はこんな感じ。

フラッシュでリフレクター素材が反射しているため派手に見えるが実際はかなりシックなもの 差し色は赤

リフレクター部分が多いですね。

写真はすべてフラッシュを焚いているため特に目立ちますが、左肩の3Dと書かれている部分や上腕部のベンチレーションの部分の灰色に反射している部分については、日中目立つことはありません。

迷彩柄は思ったよりも暗めでウッドランドというよりもドイツ軍的な茶色いもの

裏面はこんな感じ。

こちらもフラッシュを焚いているため、コミネのロゴが目立ちますが、日中には黒く見えます。

自分としてはメーカーのロゴが大々的に主張されたバイクジャケットはあまり好みではないので、フィールドパーカー的なスタイルは良いかなと思います。

ポケットは、両側に1つづつと胸部に1つ

二つ折り財布とスマホを入れて胸ポケットにタバコでも入れればいっぱいでしょう。

ポケットの収納量は多いとは言えませんがバイクジャケットとしては一般的なサイズと言えます。

いつものワンサイズ上のジャケットを購入すべき

今回自分が選択したサイズはMサイズ。身長は166センチ体重57キロ、肩幅は広めですが、全体的に細めです。

普段着としての上着はSサイズとMサイズを物によって選んでいます。

メッシュパーカーもMサイズであったので、冬ジャケットもMサイズを選択。

サイズ感としては付属のインナー付きであるとピッタリという感じ。

中にフリースを着込んだら苦しさを感じるかもしれません。

Tシャツとワークマンの裏アルミウインドブレーカーを中に着込む予定ですのでよほど大丈夫かとは思いますが…。

冬ジャケットに関わらずコミネのジャケットは少々小さめに作られているので普段着のワンサイズ上を購入される方が良いかもしれません。

機能

もちろんプロテクター付き

コミネのいいところはプロテクターが標準装備なところです。

このJK-579についてもタグを見ていただければ分かる通り、しっかりとした物が内蔵されております。

オプションでネックガードも取り付け可能

多くのバイクジャケットメーカーは胸部プロテクターは別売りになっていますが、コミネに関してはそれも標準装備です。

実際、自分はコミネのジャケットを着てサーキットで私的な走行会に出席し、40キロほどのスピードで何度かスリップダウンしていますが、今の所は怪我もしておりませんのでプロテクターについても信用しております。

プロテクターをジャケットから外してみました。

肩・肘・胸・背中のコミネらしい4点セットのプロテクター

装備としては夏ジャケットと代わりありません。

ハニカム構造のバックプロテクターが標準装備されておりますが、心配なら脊椎ガードが付いたものにアップグレードしてもいいかもしれませんね。

また、着心地を重視したい方であるなら、ソフトタイプのプロテクターに取り替えることも可能です。

過去に所有していたコミネのジャケットにソフトタイプのプロテクターが使われておりましたが、腕の動作を邪魔せず、軽かったので着心地は良かったです。

特に肩部をソフトタイプに交換すると効果が高かったです。もし、必要であるならば換装も考えていきたいと思います。

ベンチレーション付きで長距離・ロングシーズン対応

JK-579を選んだ最も大きな理由はベンチレーターが取り付けられていることです。

ロングツーリングの場合、1日において走行シチュエーションはどんどん変化していきます。

昼夜の気温差だけでなく山にいけば寒くなります。また同じ気温でも市街地の信号待ちと高速道路をクルージングしているときでは体感気温に大きな差が生まれます。

そのたびに停車してインナーを着脱するのは非常に面倒ですし、現実的ではありません。

しかしながら、JK-579にはベンチレーターが装備されているため、開け閉めをするだけで簡単に不快感から逃れることができます。

JK-579には上腕部と背中に2つづつのベンチレーターが装備されており、信号待ちのときに片手で簡単に操作することができます

上腕部のベンチレーター 開ければ低速でも風が体を通り抜けムレを一気に解消してくれる

また、ベンチレーションと後述のインナーのおかげで晩秋から初夏までのロングシーズン、JK-579ジャケットを利用することができ経済的です。

MT-07での乗車状態を模したもの ベンチレーション部分が広く口を開けるため風の流入量は多い 春先の日中でも利用可能か

インナーは脱着可能

JK-579には防寒インナーが内蔵されております。

袖口のボタンとジッパーにより固定されております。

袖口には2つのボタンで留められており赤と黒で取り付ける向きがわかりやすくなっている点が好印象

インナーは薄手ではあるものの、フリース素材でかなり暖かく、これとアウターの防風性能を合わせると真冬でも耐えられそうです。

インナー袖口はフリース素材で胴体部分は化繊

フードは脱着可能

メッシュパーカーと同じ様にJK-579のフードも着脱可能です。

風圧を受けて首に負担が掛かることもあり自分はハイスピードツーリングのときは外してしまいます。

着脱はマジックテープとジッパーで行う形式で誰でも簡単に行うことができます。

柔らかい生地で防水性なし

ジャケットの生地は柔らかくジャージ素材のような触り心地のする独特のもので曲げ伸ばしは楽で乗車姿勢も取りやすいものでした。

防水性はなく、小雨が降っていたときは生地が弾いていたものの新品であることによるものと考えられます。撥水性もないと考えて良いでしょう。

雨が見込まれるときに冬ツーリングに出かける人もいないとは思われますが、カッパの携行は必須となってくるでしょう。

総評:もはや「コミネマン」ではない

コミネのジャケットのデザインは年々上がっているように感じます。

以前はパパがお小遣いの中で捻出できるお値打ちかつ高機能であるもののデザインは犠牲になっているブランドという印象でしたが、最近のパーカーシリーズのようにデザイン性を向上させて学生ライダー等若い世代のファンも増やしているように感じられます。

JK-579についてもシックなデザインに十分な性能を誇っており、秋から春にかけての強い味方になってくれること間違いなしです。

また、これはこの記事を書いていて気付いたのですが、コミネ製品は同じ型番でもマイナーチェンジを繰り返しているようで例えばバックプロテクターが単なる穴あきのプラ板であったのが、ハニカム構造にアップグレードされていました。

一方で、コミネの公式サイトでは古い写真がそのまま使われていたり、プロテクターアップグレードの情報が曖昧であるなど少々ユーザーにとっては不親切な作りをされている印象がありました。

最近ではキジマやタナックスといった製品メーカーがツイッターでの積極的な広報活動を行い高い評価を得ています。コミネもインターネットユーザーに人気のあるメーカーですので、広報に力を入れてもいいのでは?といちコミネファンとしては思います。

それでは!

 

 

 

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杉浦かおる
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

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