ヘルメット
PR

OGKのジェットヘルメット、AVANDⅡとEXCEEDどちらを選んだらいい?

杉浦かおる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事は、OGKのスポーツジェットヘルメットであるAVANDⅡとEXCEEDについて、どちらを購入した方がいいかについて両方所有している筆者が比較レビューをした記事になります。

こんにちは!ツーリングライダーとしてもうすぐ10年目に入る杉浦かおる(@munenmusou_blog)です

今回は、OGKのジェッペル、AVANDⅡとEXCEEDを比較したレビュー記事です。

最近はARAIとSHOEIのヘルメットがあまりにも高額化しており、一般庶民のライダーにはなかなか手が出にくいものになっているのではないでしょうか?

一方で、安いヘルメットは不安と思う方も多いでしょう。

そのプレミアムヘルメットと格安ヘルメットの価格帯の間、値段のニッチを埋める点でOGKヘルメットの需要は高まっていると思います。

OGKではシールド付きのジェットヘルメットいわゆるスポーツジェットはAVANDⅡとEXCEEDがラインナップされています。

しかしながらAVANDⅡとEXCEED、この2つはどう違うのか?という点を気にしている方も多いのではないでしょうか?

今回は実際にこの2つを所有しておりどちらも長年使っている私がそれぞれの差異についてレビューしていく記事になります。

なお、AVANDⅡとEXCEEDそれぞれのヘルメットについてのレビューは別ページに詳述しています。

スポンサーリンク

AVANDⅡとEXCEEDの比較表

AVAND2の頭頂部にはGoProのアタッチメントが付いています

まず、スペックとレビューを比較した表が以下の通りになります。

なお、レビューの星の数は今までフルフェイス・オフヘル含め通算10個ほど使ってきたヘルメットを相対評価したもの。

5つ星が今までのヘルメットの中で最高クラスにグッドであるという意味です。

比較項目AVANDⅡEXCEED
インカム取付け
被りやすさ★★★★★★★★★
静粛性★★★★★★
安定性★★★★★★★★
ベンチレーション★★★★★★
主な特徴スタンダードモデルインナーサンシェード付き
値段(執筆時Amazon価格)約19,000円約24,000円
総評街乗り・通勤向けツーリング向け

実際に使ってみてのレビュー

ここからはAVANDⅡとEXCEEDを実際に使い比較してのレビューとなります。

なおどちらも複数年使用しており、各数万キロ、あらゆるシチュエーションを経験しています。

機能面での違い

機能面においてはベーシックなAVANDⅡと多機能なEXCEEDというヘルメットにおけるコンセプトの大きな違いが見て取れます。

インナーサンシェードが便利なEXCEED

汚くてすまん

EXCEEDの最大の特徴であるインナーサンシェード、これが便利です。

後述しますが、EXCEEDの方がツーリング向きヘルメット。

トンネルの続く区間など長距離ツーリングにおいてEXCEEDのインナーサンシェードが便利です。

EXCEEDはインカム・カメラの設置が容易

取り付けは容易

EXCEEDの売りの一つとして、ヘルメットのサイド面が平坦になっており、インカムやGoProの取り付けが容易ということが挙げられます。

実際に自分はビーコムを取り付けています。

EXCEEDに対してAVANDⅡはスピーカーの取り付け穴なし

最近のヘルメットでは当たり前となったインカムのスピーカー取り付け用のホールはEXCEEDにも装備されています

前述したサイド面の工夫とともにインカムの取り付けは非常に容易です。

一方、AVANDⅡにはスピーカーの取付穴が付いていません

以前、AVANDⅡになんとかしてインカムを取り付けましたが、耳とスピーカーの間が狭く、痛くてとても長時間着用できるものではありませんでした。

したがって、AVANDⅡにインカムを取り付けることはおすすめできません

まとめ:AVANDⅡは全体的に古臭いと言わざるを得ない

自分がAVAND2を購入したのが2017年。

しかしながら、それ以前からAVANDⅡは販売されております。

OGKのサイトを見る限り少なくとも2014年にはラインナップされており、10年近く前からの製品です。

このため、インカム対応や内装の新素材の導入等はされておらず、後発のEXCEEDと比べても機能性に劣るうえ設計がどことなく古臭く感じられます。

売れ線のヘルメットではないからだとは思いますが、AVANDⅡはいくらなんでもそろそろAVANDⅢにマイナーチェンジしてもいいんじゃないかな。

まぁ、10年以上マイナーチェンジしていないにもかかわらず売れまくっているツアークロス3みたいな化け物もいますが…

被ってみての違い

ここからはそれぞれを実際に被ってみての違いについて書いていきます。

軽さは圧倒的にAVANDⅡ

被ってみて軽いのはAVANDⅡです。

やはりインナーサンシェードが付いていないという点は有利です。

一方、EXCEEDはジェッペルの割には重く、以前重量を測ったときは同じくOGKのエアロブレード5と同等でした。

もっとも、エアロブレード5はフルフェイスヘルメットの中では軽量を謡うものなので比較対象が悪いとも言えますが…

被るのが楽なAVANDⅡ、守られている感のあるEXCEED

EXCEEDはラチェット式

被るという動作についても楽であることに越したことはありません。

外国のフルフェイスなどでは、首元が狭く被るのに心の準備が必要になるようなヘルメットもあるぐらいです。

この点、ジェッペル、特にスポーツジェットについては被るという動作は気楽なものですが、特に被るのが楽なのはAVANDⅡです。

野球帽をかぶるような気楽さで着用ができます。

一方、EXCEEDはヘルメット自体が固めでAVANDⅡに比べると被りにくいのですが、その分剛性感があって被ると「守られている感」があります。

メガネをはめたまま着脱できるAVANDⅡ

AVAND2は取り外しが簡単なバックル式

私はメガネライダー。

メガネを外すと何も見えなくなるレベル。

そんな自分にとって、メガネをはめたままメットの着脱ができるAVANDⅡはコンビニに原付で行くときなどメットの着脱が頻繁なシーンにおいてかなり便利。

たまにそのノリでEXCEEDのメットを取ろうとするとメガネがメットに巻き込まれて行ってしまいます。

もっとも、どちらのヘルメットであってもメガネを掛けたままバイクに乗ることは楽です。

EXEEDは頭でっかちに見える

バイクに乗ってればそこまででもないですが…

色々なメットを持っていますが、EXCEEDは被った際に頭でっかちに見えやすいです。

実際並べてみるとそこまで違いは感じませんが、実際に鏡の前で被り比べてみると思ったより差が。

残念ながらかっこよさという点においてはEXCEEDはすべてのメットの中でも下位に属するでしょう。

まとめ:気楽なのはAVANDⅡ、安心感はEXCEED

AVANDⅡは軽く被って簡単に出かけることが可能です。

一方で、安心感という点ではEXCEEDの方が一歩上だと思います。

高級感や剛性感についてもEXCEEDの方が優れていると感じました。

走行時の違い

ここからは、実際に2つのヘルメットを使用してツーリングをした際の感想について書いていきます。

どちらも街乗りから高速走行、宿泊を伴うツーリングをおこなっており、それぞれ数万キロずつ使っております。

バイクもスクーターからセパハンフルカウルまで様々な車種・ポジションでの感想になります。

ベンチレーションはどちらも大して効かない

どちらも大して穴はデカくない

ベンチレーションについてはどちらも真夏において頭の蒸れを逃す程度の効果しかないと言わざるを得ません。

春先なら40キロぐらいで頭が冷たくなるのを感じます。

わずかにAVANDⅡの方がサンシェード非内蔵の分効果が高いかもしれません。

もっとも、どちらも一般的なヘルメットのベンチレーションレベルではあると思います。

EXCEEDはジェッペルとは思えない静粛さ、AVANDⅡは結構うるさい

EXCEEDは高速道路走行時においてもジェッペルとして考えるとかなり静かに思えます。

プレミアムヘルメットにあたるSHOEIのJクルーズやARAIのVZ-RAMを被ったことがないのでわかりませんが、EXCEEDはスポーツジェットの中ではかなり静粛性の高い部類になるのではないでしょうか。

一方、AVANDⅡはうるさい

風切り音はそこまででもないものの、全体的に音を防がない印象にあります。

例えるならばEXCEEDが密閉型ヘッドホンでAVANDⅡが開放型ヘッドホンみたいな。

特に甲高い音を妨げないため、チェーンの擦過音やエンジンの甲高い音などが走行中によく聞こえます。

遮音性が走行時の疲れにも影響してくると言わざるを得ません。

どちらも高速走行時におけるブレはない

新東名高速道路を120キロで飛ばしましたがどちらのヘルメットもブレはありません。

OGKの特許技術、ウェイクスタビライザーが効いているんだと思います。

ただ、EXCEEDの方がシールドの下端が長いうえ、ヘルメット自体も剛性感があるので、EXCEEDの方が高速道路走行は快適であると言えるでしょう。

総評:街乗り・通勤ならAVANDⅡ、ツーリングならEXCEED

どちらも長年所有しましたが、街乗りと通勤程度にしか使わないのであればAVANDⅡで十分でしょう。

メガネかけたままでもOKな着脱の容易さ、軽さは正義。

眩しいならスモークスクリーンにしてもそこまで視界は暗くならないです。

一方、EXCEEDは比較すると高級・多機能路線

インカムが取り付けられるうえツーリングや高速走行時の快適性・遮音性はジェッペルとは思えないレベル

どちらか1つしか所有できないならばEXCEEDを選択すると思いますが、どちらも棲み分けができているヘルメットなので、使用目的によって両方持つというもの十分選択肢としてはアリでしょう。

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT ME
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

読んだ人の役に立てるブログを目指して記事を作成しています

TwitterとInstagramもフォローよろしく!
記事URLをコピーしました