中古バイクのヘッドライト点灯不良の原因はヘッドライトに噛まされたリレーが原因かも
この記事はヤフオク等で購入した古めのバイクのヘッドライトの調子が悪く、パッシングスイッチやハイビームにしないとヘッドライトが点灯しないならば、ヘッドライトリレー(ヘッドライト消灯リレー)が原因かもしれないよという記事です。
こんにちは、資格勉強も頑張っている杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
ヤフオクで購入したTRX850、今のところ快調。
マシントラブルとしてはスピードメーターの針が折れるぐらいで走行に影響が出るような故障は起こってないものの1つ困った問題がありました。
それは、エンジンを掛けてもヘッドライトが点かないという問題です。
正確に言うとエンジンを掛けただけではヘッドライトが点灯せず、パッシングスイッチや廃ビームにしたらヘッドランプが点くという状態です。
長らく悩まされてきましたが、スピードメーター分解の折に配線をチェックしてみたところ、怪しげなリレーがヘッドライトに噛まされているのを発見しました。
取り外してみたのがこれ。
調べてみると、ヘッドライトリレーやヘッドライト消灯リレーという名前で販売されているアイテムです。
調べてみるとこのアイテムはどうやら1990年代後半にバイクのヘッドライト常時点灯が義務化されたのち、当時のライダーが「昼間にライトを点けたくない」という観点から少し流行った物であるようです。
実際に、自分のTRX850はイグニッションオンでヘッドライトが点灯するタイプ。
最近のヤマハ車(自分はYBR125とツーリングセローしか知らないけど)はエンジンを回さないとヘッドライトが点かない仕様です。
これを考えると以前のオーナーがエンジンオン時の消費電力等を気にして取り付けたのでしょう。
一方で、このヘッドライト消灯リレーはヘッドライトスイッチを取り付けなくともヘッドライトが消灯できるという点で優れています。
車検のあるバイクについてはヘッドライトスイッチを増設すると車検不適合になってしまいますから、リレーを噛ませるだけで同等の機能を装備できるから確かに当時の情勢からすると流行ったんだろうなと思います。
自分としては被視認性を高めて安全に運転したいですし、ライトを点け忘れてしまうのが怖いのでさっさと取り外しちゃいました。
現在においてはあまり褒められたアイテムではないと思います。
もし、中古で買ったバイクでヘッドライトが上手に点灯しないと思ったら、ヘッドライト裏を見てみるとこんなリレーが噛まされているかもしれません。