TRX850にキジマのGH08グリップヒーターを取り付ける方法
こんにちは、TRX850を購入した杉浦かおるです。
TRX850は非常に楽しいバイクなのですが、冬場に購入してしまったこともあり手が寒くなってしまいます。
このため、キジマのお値打ちなグリップヒーターである、GH08を取り付けてみました。
電源の取り出し方法に少々悩みましたが先人のブログ記事を見ながらヒューズボックスの裏から+電源を取り出し、取り付けることとしました。
自分はMT-07や、PCXなどにグリップヒーターを取り付けましたが、TRX850は古いバイクということもあり、配線を通すスペースに困ることがなかったため、非常に簡単に取り付けることができました。
皆さんも小一時間あれば簡単に取り付けることができると思います。
TRX850はマイナーなバイクなのであまり需要はないかと思いますが、取り付け方法まで詳細に書いた記事がないので、いつか誰かの役に立つと思い簡単にブログにまとめさせていただきます。
必要になる道具
今回必要となる道具は以下の通りです。
なお、それぞれの道具に対応するAmazonのリンクを貼っておきますので、上から順番にクリックして必要なものを購入していただければ問題ないかと思います。
必要な道具
取り付け方法
次に取り付け方法について書いていきます。
特にカウルの取り外しも必要がないので、非常に簡単に作業ができました。
端子の圧着さえできれば中学生でも1時間程度でできてしまうような難易度です。
GH08の+側に平型端子を圧着する
まずは自室で下ごしらえ。
GH08のグリップヒーターを箱から取り出します。
なお、後述しますがGH08はコントローラー別体型です。
セパハンのTRX850ではコントローラーを取り付ける場所がなく、ちょっとみっともない感じになりました。
このため、予算が許せばお値段が数千円高くなりますが、コントローラー一体型のGH07を購入するといいかと思います。(ほとんど取り付け方法は変わらないかと思います)
閑話休題。
次に、+の電源取り出し線(赤い線)に平型オス端子を電光ペンチで圧着します(写真なし)
エーモンの電光ペンチセットがあれば一式そろいますのでお勧めです。
なお、後述しますが、赤いプラスチックのエレクトロタップは利用しません。
TRXのシートを取り外す
外に出て、ガレージや駐輪場に出て、TRX850への取り付けを始めていきます。
まずは、シートを取り外し、ヒューズボックスへアクセスできるようにします。
鍵でリアシートを外し、リアシートの中にある、フロントシートのロックを解除します。
このフロントシートのロック金具部分をボディーアースとして利用しますので覚えておいてください。(すでに写真ではアースが接続済みです)
ヒューズ裏に平型端子を差し込む
フロントシートを外すと、バッテリーの横に黒い長方形のヒューズボックスがあります。
ヒューズボックスはゴムで固定されているので、引っ張って固定を解除し、ヒューズボックス裏面の空いているスペースに先ほど圧着したオスの平型端子を差し込んでください。
ここが、ACC電源になっています。どこに刺しても大丈夫です。
電源を確保したらヒューズボックスを元通りにしてください。
なお、エレクトロタップから電源は取らない方がいいです。
これは、TRX850が古いバイクであるため配線を傷つけたくないこと、仮にグリップヒーター等が故障した際に速やかに元の状態に戻せるという点からです。
このため、最もスマートな方法であるヒューズ裏から電源を取りました。
フロントシートのロック金具からボディーアースを取る
+を確保したので、次にボディーアースを取ります。
色々アースが取れそうなところを探し、先ほどのフロントシートのロック金具を利用することとしました。
10ミリのコンビネーションレンチを使ってロック金具のどちらかのボルトを外します。
そこに丸形端子を挟み込んで再び締め付ければOK。
これが終了したら、キーオンにして通電できたかを念のため確認してください。
フレーム裏側に押し込んでハンドル側へ配線を持っていく
次に配線をハンドル側へ持っていきます。
フレームの裏側がスカスカなので、配線をごまかして押し込んでいけばなんとなく入っていきます。
自分は念のためタイラップで縛りましたが多分不要です。
(タンクを持ち上げるのが面倒だったのですが、きれいにやりたいならタンクを持ち上げて裏を通すのが一番いいかと思います)
グリップエンドの取り外し
自分のTRX850には、バーエンドが取り付けられていたので外します。
純正ではなさそうなのでここはそれぞれのバイクの様態に合わせてください。
古いグリップを切る
次にカッターナイフで古いグリップを切っていきます。
スロットル側のコーンはそのまま利用するので一緒に切らないようにしてください(よほどの力を入れなければ大丈夫かと思います)
もし、古いグリップの接着剤が残っていたらパーツクリーナーできれいにしてください。
グリップヒーターの圧入を容易にするため、古いグリップを切っている間、ヒーターをオンにして少し本体を柔らかくしておくと後の工程が楽かもしれません)
グリップヒーターを圧入する
ようやくグリップヒーターを取り付けられます。
ただ、自分が取り付けた際は、クラッチ側、スロットル側どちらもグリップヒーターの内径に対してハンドルバーの太さが足りずスカスカになってしまいました。
このため、GH08に付属しているアルミシールを各1枚ずつハンドルバーに取り付けてちょうどいいサイズになりました。(当該ハンドルバーが純正かどうか不明)
次に、ハンドルバーに薄―くセメダインスーパーXを塗布し、グリップヒーターを慎重に押していきます。
力任せに押し込むと、グリップ内で断線してしまうこともあるらしいのでやさしく押してください。
接着剤が固まる前にコードの取り回しを考えて位置決めし、微修正してください。
(押し込むのに必死で写真を撮り忘れる痛恨のミス)
コントローラーを固定し、配線の取り回しをきれいにする
最後に、グリップヒーターのコントローラーを固定します。
と言っても、GH08のコントローラーはバーハンドルに固定することを前提としていますので、取り付け場所がない。
悩んだ結果、クラッチケーブルにタイラップで共締めすることとしました。(ダサい)
でも、場所としては結構いいところに配置できたと思います(自画自賛)
自分のようにダサいのが嫌ならばグリップにコントローラーが一体化しているGH07を選ばれるといいかもしれません。
そして、配線の取り回しを行います。
といっても、スカスカなカウルの中に配線を押し込んでいき、フロントフォークにタイラップで巻き付けちゃえばOKという適当な感じですが・・・
これで完成!
総評:冬にバイク乗るバカ、グリップヒーター付けない大バカ
平成後期、令和のバイクを乗り継いできましたが、もうグリップヒーターは日本でバイクに乗るにあたっての必需品です。
防風性の高いバイクで冬でも快適に走れるTRX850にグリップヒーターを取り付けて最強になっちゃいました。
冬にバイクを乗るのはバカだと思いますが、グリップヒーター付けないのは大バカだと思います。
次はETCの取り付けだな…