W650

W650とW800、どちらを購入すべきか?両方所有していたオーナーが語る

杉浦かおる

この記事はカワサキのクラシック系バイクW800とその前モデルW650のどちらを購入すべきかについて、かつてW800のオーナーで現在はW650に乗っている筆者が語ります。

こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。

私は現在後輩から譲り受けたW650を修理しながら乗っています。

かつては2020年式、つまり現行モデルのW800にも乗っていました。

ここでW650とW800の両者の比較記事を書こうと思います。

中古バイクが高騰する昨今、中古のバイクを購入される際にW800を購入するかW650にするか悩む方も多いと思います。

ただ、Googleを見る限りW800とW650の両方を所有していたオーナーのインプレッションがなかったため僭越ながら記事を作りました。

結論から言うと、よほどのことがなければW800、それも現行モデルを購入するのが良いです。

ただしW650にもそれなりに美点はありますのでどうしてもW650が良いというなら止めません。

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W650、W800の歴代モデルについて

ここではW650とW800の歴代モデルについて簡単に解説していきます。

年次ごとのカラー変更を除けばW650とW800はそれぞれ3つに大別できます。

まずは1999年から2009年まで販売されていたW650。

次に2011年から2016年まで発売されていたW800(EJ800A)

最後に2020年から2022年現在まで販売されているW800(EJ800B)

これらの違いは他のサイトに任せますが、大まかには上の図の通りです。

W650とW800の良いところについてそれぞれ解説

ここからはW650とW800のそれぞれいいところについて解説していきます。

W650の良いところ

振動が抑えめ

W800に比べるとW650の方がマイルドな振動に感じます。

これは排気量の差によるものでしょう。

杉浦かおる

新車で購入したW800の方がボロボロで一見振動が大きそうなW650よりもよく震えるのには驚きました。

「キャブ車」である

次にW650はキャブ車であるということが挙げられます。

「古い見た目のバイクなのにFI車か…」という感想を覚えるのは30代以上だと思いますが、キャブ車であることから給排気周りのカスタムが簡単に行えます。

スカチューン(死語)や見た目を大きくイジるカスタムをしてもFI車より手が付けやすいでしょう。

車重が軽い

W650の方がW800より軽いです。

装備重量は210キロと226キロ16キロもの差があります。

重量とサイズ感を含めどちらのバイクも取り回しが難しいわけではありません。

しかしW650の方が圧倒的に押し引きが楽です。

杉浦かおる

キャブ車であること、規制が緩かった時であることなどが要因?

乗り味が牧歌的

これは欠点と表裏一体と言えますが、W650の方が牧歌的な乗り味です。

下道をチンタラ流すという点においてはW650の方が優れています。

もっともこの差は乗り比べないと感じないレベルと言っても差し支えありません。

W800の優れているところ

「新しいバイクである」ということ

リアボックスを外すべきだったか

当たり前ですが、W650よりもW800の方が新しいバイクです。

当然W650時代のネガな部分も改良されているうえにゴムパーツなども経年劣化していないとも言えます。

中古バイクであれば新しい方がつまらないトラブルを起こす可能性も低いのではないでしょうか。

フレームもタフであること

W650時代につねづね言われていたのが「フレームが弱すぎる」ということ。

カーブでは怖いなんてのも言われています。

確かにW650に比べるとW800の方がしっかりしたフレームでカーブも怖くないと感じます。

もっとも、Wシリーズで峠を攻める人もそんなにいないと思いますのでこのあたりは個人の好みと言って差し支えないでしょう。

装備が充実している

現行のW800はグリップヒーター・ETCが標準装備されています。

LEDヘッドライトはかなり明るく真っ暗な夜道でも怖くありません。

これらのパーツを取り付けると考えた場合、社外パーツを自分で取り付けたとしても5万円は掛かるでしょう。

これらの差額を考えるとW800、それも現行モデルを購入することにメリットがあると考えられます。

パワー感がより強いこと

W800の方が排気量が大きいだけあって、パワー感をより強く覚えます。

実際に1999年モデルのW650と現行のW800の場合

W650(1999年式)W800(2020年式)
最大出力50ps(37kw)/7500rpm52PS/6,500rpm
最大トルク5.7kg・m(56N・m)/5500rpm6.3kgfm/4,800rpm

と馬力に違いが観られます。

ノーマルマフラーの音がいい

現行のW800はサウンドチューニングがされているとのこと。

当然ノーマルマフラーでも走行中に耳に「いい音」が入ってきます。

一方、W650のノーマルマフラーはとにかく静か。

自分は静かなマフラーの方が好きなのでこの点W650の方が好みですが、大方の人間にとっては純正でもいい音がするW800の方が魅力的に感じられることでしょう。

ブレーキやフレームの性能が高い

現行W800はリアがディスクブレーキでABSが標準装備されています。

以前乗っていたW800ではワインディングも結構走り込みましたが、ブレーキに関しては必要十分と言った感想を持ちました。

一方でW650の場合、経年劣化もあると思いますがブレーキ性能には不満を覚えます。

またフレームもW650の方が柔らかいためまっすぐ走るならともかく山道を軽快に走るのであれば現行のW800の方が好みです。

ラジポン導入したら変わるかなぁ??

W800とW650、どっちを買うべきか?

結局W800とW650、どちらを買うべきなのでしょうか?

自分は「W650がどうしてもほしいのでなければW800を買うべきである」と思います。

W800を買うべき人

一般ライダー

W800を購入すべき人は「一般的なライダー」です。

近所を走ったりツーリングに出かけたりする一般的な利用方法のライダーはW650よりもW800を購入することをおすすめします。

やはり新しい年式の車体のほうがトラブルの起こる頻度も少ないです。

また現行モデルならばグリップヒーターやETCなど便利な装備が標準で搭載されており、わざわざ性能や装備面で劣るW650を購入する必要はないでしょう。

イジらないでバイクに乗る人

車体をあまりイジらないでバイクに乗る人もW800がオススメでしょう。

特に現行モデルでは前モデルに比べて細かいところがアップグレードされていると言えます。

つまり特にイジらなくてもW800はそれで完成されているといえます。

ツーリング仕様にするためにサイドバッグサポートやスマホホルダーを取り付けるなど性能に関わらない部分をイジる程度であればW800を買っておくべきでしょう。

W650を買うべき人

「キャブ車」が欲しい人

W650をわざわざ購入する人は「キャブ車」であることに魅力を感じているのではないでしょうか?

キャブセッティングやチョークを引くといった作業に魅力を感じるのであればW650を購入するのも悪くないでしょう。

W650キック付いてるしね。

レストアベースにする人

レストアベースとしてW650を購入するのも悪くない選択肢です。

実際に貰い受けたボロボロの状態からW650を整備していますが、整備は楽な部類でしょう。

サイズが大きいだけで空冷2気筒のキャブ車なので整備難易度はカブに毛が生えた程度といって良いでしょう。

カスタム車にしたい人

カスタムのベース車両にするならW650を購入するのも悪くありません。

キャブ車であることから給排気系をイジるカスタムや、古くて中古が安く、ABS等余計なパーツが付いていないシンプルな装備であることからスクランブラーやチョッパーなど大きく見た目を変化するカスタムのベースにも向いていると考えられます。

個人的には中庸なW800の2011-16年モデルがいいかも

個人的にはW800の2011年から16年まで発売されたW800の前期モデルの方がおすすめでしょう。

インジェクションの始動性の良さを兼ね備えながらリアがドラムブレーキでヘッドライトもハロゲンとクラシックな見た目を残していてバランスが良い。

最新W800もグリップヒーターと明るいLEDヘッドライトが装備されており捨てがたいですが、Z900RSと同様のネオクラシックバイクであり、クラシック風のバイクではないと言わざるを得ません。(ABS規制や販売戦略的にはそちらのほうが正解なのでしょう)

レトロ感を手軽に楽しみたいのであれば前期型W800がおすすめ。

キャブ車で車齢的にもそろそろトラブル続きになりそうなW650は整備好きでなければ今更手をだすバイクではないと思います。

杉浦かおる

個人的には 前期型W800 現行W800 W650の順かな

総評:現行W800はネオレトロバイク、クラシック系バイクに乗りたければW650もアリかも

現行W800のバイクとW650を乗り比べてみました。

結論から言うと別のバイクといっても差し支えありません。

ABSとLEDヘッドライト、そしてグリップヒーターが標準装備されており、フレームもしっかりした現行W800は、ネオレトロ系といっても差し支えないバイクです。

一方、キャブ車で結構きまぐれ、車齢も相まってブレーキも怪しくフレームはヘロヘロなW650は乗り物としての完成度という面から見ると現行W800には遠く及びません。

しかしながら、「往年のバイクらしさ「旧車っぽさ」「乗っていてほんわかする感」はW650の方が上。

現代のバイクと昔のバイクという大きな違いを感じます。

ネオレトロとレトロと言い換えてもいいでしょう。

しかしながら、同じ値段の中古バイクならW800を間違いなく選びます。

キャブ車であること、カスタムベースにするなどの明確な目的がない限り、普通のライダーはW800を購入したほうが幸せになれるのは間違いないでしょう。

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杉浦かおる
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

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