パワーエイジの「トレンチライダース」はスタイルと性能を両立する優秀な冬ジャケット
この記事はパワーエイジの冬用ライディングジャケット、トレンチライダースをワンシーズン着用して感じたことを書いたレビューになります。
こんにちは、伊豆ツーリングを堪能した杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
今回はパワーエイジのウインタージャケット、トレンチライダースについてレビューしていきます。
実際にワンシーズン着用してのレビューです。
付属の防寒インナーと組み合わせることで真冬でも寒さを感じずにツーリングができ、デザインはバイクジャケットに見えません。
ストレッチ性が高いため、セパハンバイクであっても身体の動きを制限せず、スポーツライディングでも快適。
さらに防水透湿素材で雨も防げます。
と、デザイン性の高さだけでなく快適性も備えた優秀なウインタージャケットです。
W800、TRX850、PCXなど様々なバイクで何度もツーリングをしたので、気付いた点を中心にレビューを書いていきたいと思います。
トレンチライダースの各機能
パワーエイジのトレンチライダースはシックな見た目にも関わらず、高性能なライディングジャケットです。
ここからは、トレンチライダースの主な機能について記載していきます。
サイズはタイト目、太っている人は試着かワンサイズ上を
自分の身長は166センチ、体重は60キロの格闘技仕込みのがっしり体系で、Mサイズのヘリンボーングレーを選択しました。(リンクはブラック)
※ほかにもブラック、ブラウン、ネイビーがあります。
私は同じメーカーのリネンライダースという夏ジャケットも所有しています。
同じく、トレンチライダースもサイズがタイト目です。
パワーエイジは全体的にタイトサイズですので、ぽっちゃり体系の方は気を付けたほうがいいと思います。
やはり高いジャケットですので、試着すべきでしょう。
プロテクターは軟質、胸部プロテクターは別売り
トレンチライダースには肩・背中・肘に軟質プロテクターが標準装備されています。
カジュアルよりのライディングジャケットならば一般的な装備だと思います。
胸部プロテクターは別売りです。
PORONという衝撃硬化型のプロテクターがオプションで販売されており、胸のポケットに挿入することで安全性が高まります。
なお、肩・背中・肘のプロテクターもPORONにアップデートが可能です。
自分は同じパワーエイジ製の夏ジャケット、リネンライダース用に購入したPORONを使いまわしています。
防水透湿生地で急な雨でも対応
トレンチライダースは防水透湿生地を採用しています。
ポリエステル製であるにもかかわらず、ヘリンボーンの風合いです。
生地の質感は高く、自分は最初コットンやウール製だと思っていたぐらいです。
また、防水であるため、大抵の雨は防げそうです。
実際にツーリング中に小雨に打たれましたが、表面で雨をはじいてくれました。
さらに、透湿性能も高く、日中の渋滞のようなでちょっと汗ばむシーンであっても蒸れたりせず快適でした。
防寒インナーはかなり分厚い
トレンチライダースには、取り外し可能な防寒インナーが付いています。
フリース生地の防寒インナーはとにかく分厚い。
自分は以前、コミネの冬ジャケットを所有していましたが、それに付属していた防寒インナーの2倍ぐらいの厚みがあります。
ただし、防寒インナーを取り付けたジャケットを着用すると、その下にはインナーぐらいしか着用できません。
その分防寒能力は抜群。
最高気温3℃の中、丸一日ツーリングをしましたが、上半身は全く寒くありませんでした。
ポケットも充実
トレンチライダースはポケットも充実しています。
左胸のポケットは、ジッパーとベルクロ併用型で、ハンカチや薄手のネックウォーマーを入れておくのに便利です。
腰回りのポケットは、二つ折り財布やスマホ、コンデジが入る一般的なサイズです。
裾は長め
トレンチコートをイメージしたデザインからもわかるように、トレンチライダースの裾は比較的長め。
感覚的にはN3Bと同じくらい。
下半身が覆われ寒さが防げるので裾が短いものより個人的には好みです。
ツーリングをしてみての感想
トレンチライダースを着用して12月から3月までの冬シーズン、愛車のW800、TRX850、PCXでそれぞれツーリングをしてみました。
実際にツーリングをしてみてのトレンチライダースのレビューを書いてきたいと思います。
最高気温3℃の中、400km走っても寒くない
2月の寒い中、トレンチライダースを着用し、ロングツーリングに出かけました。
最高気温3℃で、高速道路を使った400キロのツーリングです。
真冬のツーリングで真っ先に思ったのは「トレンチライダース、めっちゃ暖かいやん」という感想です。
分厚い防寒インナーがいい仕事をしています。
また、ジャケットがダブルジッパーで、ウィンドゲーターも付属。
インナーにもジッパーがあり、とにかく風の侵入を絶対に拒む仕様です。
このため、新東名高速道路を120キロで走っても風が服の中に入ってくるということはありませんでした。
※ジャケットの下は防寒インナー・おたふく手袋のコンプレッションインナー・ヒートテックといったを着用
セパハンのバイクでも大丈夫
上述のツーリングでは、TRX850というセパハンのバイクで走りました。
セパハンのバイクですと、ジャケットによっては肩回りや腹回りが突っ張って辛いということもあり得ます。
しかしながら、トレンチライダースの場合、生地がある程度伸びるうえ、アジャスターが搭載されているため、前傾姿勢のバイクであっても動きが妨げられることはありません。
実際にワインディングをハングオフしながら攻めましたが、スポーツライディングでもトレンチライダースは快適でした。
カフェレーサーのような前傾姿勢のバイクに乗っている方にもおすすめできるバイクジャケットではないかと思います。
防寒インナーを外せば最高気温20℃ぐらいまでは対応できそう
3月に、河津桜を眺めに伊豆へツーリングをしてきました。
最高気温18℃にもなる中、西伊豆の海岸沿いをゆっくりクルージングしてきました。
ジャケットの下にはヒートテックとスウェットという服装でしたが、少し前をはだけさせれば風が入ってきて快適といった感じ。
最高気温20℃ぐらいまで対応できるジャケットだと思います。
防寒インナーを外してしまえば、トレンチライダースは風を通さないアウターだけになるため、着るものを工夫すれば秋の中頃から春の終わりまで長く使えるお得なバイクジャケットであると言えます。
総評:クラシックバイクから、スポーツバイクまで幅広く対応するおしゃれジャケット
今回はトレンチライダースをレビューしました。
トレンチコートをイメージしたデザインで、トレンチライダースはW800やボンネビルのようなクラシックバイクから、カフェレーサーのようなバイクに特に似合うのではないかと個人的には思います。
バイクに乗り始めてから何着も冬ジャケットを購入していました。
付属の防寒インナーと組み合わせると今まで購入した冬ジャケットの中で最も暖かい服です。
そのうえ、防水・透湿機能も有しており、カジュアルな見た目にも関わらず高機能です。
とてもオススメできる冬ジャケットです。
見た目が好みなら買って後悔することはないでしょう。
パワーエイジのジャケットはいい意味でバイクジャケットっぽくないデザインです。
いかにもバイク乗りっぽいスタイルがあまり好きではない自分としてはお気に入りのブランドです。
なお、パワーエイジの製品は、生産数が限られているようで、シーズン中に売り切れることもしばしば。
トレンチライダースに限らずパワーエイジの商品はシーズン前に購入しておくことを強くすすめます。
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