キャンプツーリングにベスト!イワタニ ジュニアコンパクトバーナー レビュー
前回の潮岬キャンプ場でのソロキャンプにおいてバーナーを所持していないせいでカップ麺も食べられずひもじい思いをしました。
今までは友人のバーナーを借りてコーヒーやカップヌードルを食していましたが、自分用のバーナーを購入する必要に迫られ、イワタニのジュニアコンパクトバーナーを購入することにしました。
今回はそのレビューを行っていきたいと思います。
自分がイワタニ ジュニアコンパクトバーナーを選んだ理由
数あるキャンプ用バーナーの中から今回イワタニジュニアコンパクトバーナーを選んだ理由について書いていきます。
キャンプツーリングならCB缶で十分であるから
ガスバーナーを選ぶ際に重要となってくるのはボンベの種類でしょう。
ボンベには大きく分けてCB缶とOD缶があります。
CB缶は家庭用のカセットコンロに使われているボンベとなっており、馴染み深い形をしております。
一方OD缶は、アウトドアシーンでよく使われるボンベです。
家庭ではCB缶、登山等のアウトドアシーンではOD缶を用いるのが一般的。
OD缶の方が可搬性や寒冷時の安定した火力の維持等のメリットがある一方、入手性や値段の面ではCB缶の方が有利です。
自分は雪中キャンプを行う予定はないため、OD缶を使用する必要はありません。
バイクや車の積載に余裕があるから
自分はマークXや巨大なリアボックスを取り付けたYBR125でのオートキャンプ・キャンプツーリングを主としているため、積載に余裕があります。
積載に余裕があるため嵩張るCB缶を利用しても問題ありません。
あまりにも小さいバーナーですと上に載せた物の安定性が損なわれることも考えられますが、ジュニアコンパクトバーナーなら収納サイズは小さいものの、それなりの五徳のサイズがあるため、問題ないと考えます。
日本製でイワタニブランドなのに安い
ブランド品なのに安い、これが、購入した最大の要因です。
イワタニといえばカセットコンロ製品の雄であり、別荘で利用しているコンロもイワタニ製品です。
また、日本製であるにもかかわらず、自分が購入したときには4,000円を下回る値段でした。
この製品を購入するときに検討するであろうSOTOのレギュレターストーブは6,000円ほど。
実売価格で1,500円以上の差があります。
これ以上安い製品に関しては、謎のメーカー製品しかないです。
火を取り扱う製品であるため、値段と品質の保証という点においてもジュニアコンパクトバーナーが最適解であると自分は考えます。
ジュニアコンパクトバーナーを開封してみた
開封してみると、緑色のプラスチックケースに収められたバーナー本体と説明書が飛び出てきました。
ケースは非常にしっかりした造りをしており、このままバイクのリアボックスやサイドバッグに投げ込んでツーリングに出かけても問題なさそうです。(もちろん振動対策はしておくべきですが)
また、ケースも片手で持てるサイズであるため、バイクツーリング程度では積載の邪魔になることはないでしょう。
ボンベは付属していませんのでイワタニの純正品を利用するのがベターでしょう。
純正ボンベはコンビニやスーパーで確実に販売されているため、入手が容易であり、その点においても心強いですね。
ケースからバーナー本体を出してみます。
サイズ感がわかりにくいかと思いますが、収納された本体は非常にコンパクトで手のひらサイズです。
重量も280グラム程度であり、バーナーとしてはごく一般的な重さとなっております。登山や自転車日本一周をするのでなければ特にデメリットとはならないでしょう。
実際に使用してみた
脚や五徳を展開するのに少々知恵が必要
折り畳まれた状態から脚や五徳を伸ばさなければいけないのですが、それが少々難しい。
ただ、折り畳まれているのを広げればいいだけなのですが、広げる順番があり、それを間違えると上手に展開できない。
特に、脚を広げる場合、展開方法を間違えると石突の部分が空を向いてしまうことがあります。
しかしながら、一瞬で展開できないというだけであり、何度か試してみれば使い方もわかります。
ちょっと知恵の輪的な部分もありますが、3回も開閉の練習をしてみれば30秒もかからずに広げられるようになりますよ。
ちなみに展開するとこんな感じになります。思ったよりも五徳が広がります。
点火は非常に簡単で火力も大きい
上の写真の様に展開したのちCB缶を挿入して点火します。
点火は非常に簡単。
ツマミを3分の1ほど開いて点火スイッチを押すだけ。
火を点けると家庭用ガスコンロのように広がったものではなく上に炎が立ち上ります。
驚くべきはその火力。
写真では火力調整ツマミを3分の1しか開いていませんがこの炎の高さ。
室内だとちょっと怖いのでこれ以上は火力を強めませんでしたが、全開にしたときの火力はすごく、湯は簡単に湧いてしまいます。
キャンプで使ってみた
実際に11月の田貫湖でのキャンプにジュニアガスバーナー使ってみました。
この日は気温は15度ほど、晩秋ではありますがなかなか気温の高い日です。
カセットガスを現地で組み合わせる形式になります。
実際に使ってみた様子がこちら。
コールマンのケトルと組み合わせてお湯を沸かします。
ケトルもキャンプ用製品としてはそこそこの大きさに属する製品ではあると思われますが、五徳が大きいサイズですので何ら問題なくお湯を沸かすことができます。
トワイニングのティーパックとスノーピークのチタンマグで優雅なティータイムを過ごせちゃいます!
炎はまっすぐ立ち上がるためお湯も結構早く沸騰する印象がありました。
下手な家庭用ガスコンロよりもいいかも…と思えてしまうほどの商品です。
結論:はじめてのバーナーにはジュニアコンパクトバーナーがおすすめ
非常に使いやすいバーナーです。
入手が容易なCB缶でお値打ちな値段、さらに収納サイズはコンパクトだが展開すると意外と大きな鍋も載せられる。非の打ち所がない製品です。。
キャンプ用のバーナーを始めて購入するのであるならば、ジュニアコンパクトバーナーが最適解であるのではないかと考えます。
また、被災時のアイテムとしても有用でないかと思えます。
登山や雪中キャンプをしない限りはこのバーナーを長く使うことができるでしょう。