YBR125のクラッチワイヤーに注油する簡単な方法
足原付として非常に優秀なYBR125君。
コンビニの買い出しから下道ツーリングと大活躍してくれています。
しかし、中古で譲ってもらったバイクでもう5年落ちぐらい、錆も目立っており色々手を加えないと行けない部分も出てきました。
この前、私の秘密基地に遊びに来てくれたWR250Xに乗っている友人からも言われました。
「クラッチワイヤー伸びとるやんけ! しかもクラッチ重い! 注油しろ!」
中華バイクだからこんなもんと思っていましたが、やっぱりガバガバだったんですねぇ…。
と、言うわけで簡単に注油してみました。
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YBR125は簡単にクラッチワイヤーに注油ができる
結論から述べさせて頂くと、YBR125は非常に注油の楽なバイクでした。
かつて乗っていたセロー250の時のようにワイヤーの奥深くまでスプレーノズルを突っ込む必要もなく、もちろんワイヤインジェクターも必要ありませんでした。
注油方法
センタースタンドを立てる
YBR125には様々な仕様がありますが、ほとんどの場合センタースタンドが付いていると思われますのでそれを立ててください。
免許を所持している優秀な諸氏に置かれてはセンタースタンドの立て方などみなまで言うまい。
サイドスタンドですと斜めに傾いているため後述の方法がうまくいかないと思います。
クラッチのゴムカバーを外す
わざわざ書くまでもないとは思いますが、クラッチ側のゴムカバーを外してください
手で剥けば簡単に外せます。
クラッチワイヤーの調節ネジを動かす
カバーを外したらクラッチワイヤーの調節ネジを動かして裂け目を上側にしてください。
滴下タイプのオイルを溝に流し込んでいく
ついに注油です。
私はAZの超極圧オイルCKM-002を使用しています。
こちらは信じられないほど安価にも関わらずワイヤーオイルだけでなくチェーンオイルとしても利用出来るため非常に便利であり、セロー時代から数万キロ使用している油です。
今回は溝に流し込んでいくためにスプレータイプでなく液体タイプを利用しています。
ちなみにスプレータイプはこちら。
サラサラしていて汚れ落ちも良いのでオフロードバイクのチェーンルブとしてもオススメです。
スプレータイプでも良いとは思いますが、飛び散るのが面倒なのでこちらを使いました。
オイルを流し込んで、クラッチをニギニギしてケーブルの中にオイルが吸い込まれたらまた油を注す。
この繰り返しを続けましょう。
クラッチレバーのグリス塗布も忘れずに
ワイヤーに注油をしたらネジを締め直して遊びの調節をしましょう。
その前にクラッチホルダーとレバー部分にグリスを注すのを忘れないように。
今回はKUREのモリブデングリス、スーパーグリースメイトを使いました。
以前、MT-07にはウレアグリスを用いましたがレバーの接合部は特に負荷がかかる部分でないのでグリス選びにそこまで神経質になる必要は無いかと思います。
高価なグリスを用いるよりも古いグリスを拭き取ること、こまめに注油することの方が重要なのは間違いありません。
薄く延びていればそれで十分でしょう。
ニギニギしてグリスを伸ばすのも忘れずに。
総論:バイクの各部にはちゃんと注油しましょう。
調整して軽く試運転したらクラッチが軽いのなんの。
足バイクだからといって整備を怠っていたのを反省しました。
こまめなセルフメンテナンスによってバイクに情も移ります。
やって損はないでしょう。
それでは!