W800にスロットルアシストを付けてみた
今回は長距離ツーリングの快適性を求めてW800にスロットルアシストを取り付けてみました。
W800に乗り換えてから高速道路も含めた長距離のツーリングによく出かけています。
車重もあり、直進安定性も高いW800は高速道路においても風圧以外はおおむね快適なバイクと言えます。(比較対象がツーリングセローなのでなんでも快適と言えますが…)
しかしながら、高速道路を一定のペースで走る際にどうしてもスロットルを握る右手が疲れてしまいます。
そのため、今回はW800にスロットルアシストを取り付けることとしました。
結論から言って、取り付けも簡単かつ、走行時の負担も減らしてくれるという点で非常に便利であると言えます。
スロットルアシストは長距離ツーリングを多用される方は購入するのがおすすめです。
W800は振動が多いがグリップは基本的に交換できない
ご存知の通り、W800は振動の多いバイクです。
一日に400キロほど走ると、体の各部に影響が出てきます。(自分の場合はお尻の穴が調子悪くなります)
特に、走行中ずっと手を離すことができない右手は場合によってはしびれてしまうこともあります。
バイクにおいて腕のしびれを軽減するための手段としては主に2つが考えられます。。
・グローブを防振性のあるものにする
・グリップをゲルグリップにする
そのうち、2番目のグリップを交換することについてですが、現行のW800でグリップ交換は現実的ではありません。
現行のW800はグリップヒーターが標準装備されているため、グリップの交換は(グリップヒーターユニットごと外すならともかく)実質無理であると言えます。
そのため、グローブを防振性のあるものに変えることが次善の策と考えられます。
しかしながら、グローブの防振性にもおのずと限界があるのは言うまでもありません。
さすれば、もう一つの手段として、グリップを強く持たないようにするという方法も考えられます。
ただ、グリップを持つにしても、スロットルは握らざるを得ません。
そこで登場するのがスロットルアシストなのです。
キジマのスロットルアシストを選択
例のごとくAmazonで購入しました。
怪しい中国メーカーの格安製品に比べると少々お高いですが、ブランドを考えてキジマのスロットルアシストを購入。
とはいっても1,000円もしないものですので、安心を選びました。
少々柔らかいプラスチック製の部品です。
取り付けは1分で可能
取り付け方法については、特に語るべきもありませんが、一応記述しておきます。
W800のグリップエンドは非貫通のもの。
エンドからぬめぬめと押し込んでいけばOKです。
この方法なら大して力も必要ないので、女性でも可能でしょう。
W800にスロットルアシストを取り付けてのレビュー
W800にスロットルアシストを取り付けてさっそく800キロほど走ってきたので、レビューをしていきたいと思います。
とにかく右腕が楽になる
走ってみてとにかく右腕が楽になることに気づきました。
スロットルアシストを取り付けることによって、スロットルをひねるという動作だけではなく、手のひらの掌底の部分で押すことによってアクセルを開けることができます。
この動作、市街地走行ではあまり意識にはあがりませんが、バイパスや高速道路といった速度が出ている道を一定のペースで巡行する場合にメリットがあります。
ロングツーリング時の翌日の腕の疲れが体感で半分になったと言えます。
スロットルアシストの微調整は信号待ちで可能
スロットルアシストを取り付けて、近所を試走してみたところアシストの部分につき調整したくなりました。
家に帰ってから直そうと思ったのですが、スロットルを緩める方向に押すと、なんとアシストが微調整できるではありませんか!
信号待ちでスロットルアシストの微調整が可能なので、グローブが暑くなったり、ハンドルの位置を調整した際のポジションの微妙な変化にも対応ができると言えます。
低速走行時も邪魔にならない
スロットルアシストを導入した際に自分が一番恐れていたことが、低速域で不意にスロットルアシストに触れてバランスを崩すかもしれない点でした。
しかしながら、そんなことは一切なく、市街地走行やUターン等でも操作を邪魔しません。
総評:デメリットなし!買わずしてどうする!
スロットルアシストの購入はまったくもって正解でした。
デメリットは一切なし!長距離は楽になる!
完全に買ってよかったと思える商品でした。