あまりにも都心部に住んでしまうとPCXなどの原付2種は逆に必要ないという話
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こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
自分は転職で田舎から東京に引っ越しました。
家賃補助制度がとても強いことから、新宿から歩いて行ける場所に住んでいます。
自分はかつて田舎に住んでいたときはW650やTRX850といった大型バイクとPCXを両方所有していましたが、今回東京に移り住むにあたって駐輪場の兼ね合いからPCXだけを持ってくることにしました。
PCXと言えば言わずと知れたシティーコミューター。
![新型PCX(JK05)は文句のつけようのない万能原2スクーターだ!](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/05/image-11-640x360.jpg)
街乗りバイクとしてはベストセラーです。
しかしながら、あまりにも都心部に住む場合、Uber Eatsの配達員でもやらない限り原付2種はかえって不要だと感じました。
あまりにも都心に住んでいると原付2種のシティーコミューターとしての真価は全く発揮できなかったのです。
今回は都心部に住む場合にはかえって原付2種が必要ないという理由について書いていきたいと思います。
都心部だと原付2種は必要ない理由
都心ではバイク駐輪場すら存在しない
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田舎から東京に出てきてびっくりしたのは、駐車場どころかバイク駐輪場すらなかなか存在しないということ。
東京23区でも周縁部ならともかく山手線の内側、環状七号線の内側になってくると出掛けた際に駐めることができる一時借りのバイク駐輪場を見つけるのは困難。
もちろん駅前などにはあったりするのですが、700円ぐらい掛かるところすらあり、駐輪場も全て埋まっている、なんてこともままあります。
田舎のように「フラっと出掛けて駐車場や駐輪場になんとなくバイクを駐輪する」という使い方はまず不可能です。
笑い話でなく、バイク駐輪のために下見をしなければならないほどです。
東京は取締が厳しく路上駐輪が困難
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東京で驚いたのが駐輪・駐車取締の多さ。
路上に停まっている自動車、バイク、自転車を問わず容赦なく駐車違反のシールや放置車両撤去のシールが貼られていきます。
「路肩にちょっとバイクを停めてお店でお買物…」なんてしていた日にはシールが貼られてガン萎えすること必至です。
都内をバイク移動するメリットが存在しない
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地下鉄やバスといった公共交通機関が異様に発達している都内。
都内の移動時にバイクを選択するメリットがないのです。
近所のスーパーには自転車で行けばいい。23区内の移動なら地下鉄が一番迅速かつ確実な移動手段です。
あえて公共交通機関を利用しないのであれば、レンタサイクルや電動キックボードがあります。
都内では乗り捨てできる簡便な交通用具が求められている実感があり、それが流行りの「LUUP」などの電動キックボードが隆盛を極めている理由かなと思います。
都内でバイク移動はストレスしか感じない
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都内でバイク移動をするのはストレスしか感じません。
交通量は多く、都内の人間は「歩行者が一番偉い」と考えています。
狭い道に横に広がって平然と歩く人ばかりです。
![杉浦かおる](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fee8f9394147a0e7bb9cebf0497d81.jpg)
地元でそんなことをしたらクラクションを鳴らされます。
怒鳴られて最悪殴られること必至。
また、単純に交通量も多い。わざわざ原付2種で都内をバイク移動をする必要性は感じません。
それでも都心部で原付2種を持つべき人
Uber Eatsの配達員
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Uber Eatsの配達員やバイク便などバイクを副業、本業として使用する人なら原付2種は有効でしょう。
ランニングコストも安いうえ、小回りも効くからです。
ただし、学生のバイトや副業でもない限り都心部に住んでまでUber Eatsのような決して儲かる仕事をするのはあまり現実的には思えません。
さらに、超都心部においては走り回っているUber Eatsを見る限り、電動自転車やe-bikeを使用している人がほとんど。バイク利用の人はほぼ見かけません。
このため都心部でUber Eatsをするのであればわざわざ原付2種を使うメリットがあまり感じられないように思えます。
バイク通勤する人
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様々な事情でバイク通勤をするのであれば都心部でも原付2種を選択するメリットはあるでしょう。
自社ビルや交通費が支給されるのであれば高額な駐輪場代が賄えるうえ、公共交通機関に恵まれていない地域、あるいは都内の公共交通機関の弱点である南北への移動を伴う通勤が必要な人にとってはバイク通勤は案外合理的な手段のように感じられます。
もっとも、自分が朝の新宿を歩いている限り、バイク通勤をしている人というのは交通量に比して少数に思えます。都心部でのバイク通勤というのはかなり例外的な手段だと感じます。
総評:都心部でのバイクは原付2種ではなく「都心から逃げられる大型バイク」を保有したほうがいい
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バイクで夜走りをするのでもない限り、都心部でバイクに乗るのは何も楽しくないと思います。
![バイクでの夜走りを勧める理由](https://munenmusou.com/wp-content/uploads/2018/03/DSC01855-640x360.jpg)
何らかの事情があってバイクに乗ることを強いられるのでない限り、「都心でバイクに乗る」のではなく「都心から逃げるためにバイクに乗る」という使い方をしたほうがいいでしょう。
そのような使い方をするのであれば、高速道路に乗れない原付2種よりもETCがついたバイク、特に日常から逃避できる大型バイクに乗った方がいいかと思います。
田舎出身のライダーであれば「趣味の大型バイク+足の原付2種」といったバイクの複数台持ちが当たり前ですが、都心に住んでいるライダーは「趣味の大型バイク+足の電動自転車」という2台持ちをするのが個人的に良いのではないかと思いました。
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