タナックスのオフロードタンクバッグ3をツーリングセローに取り付けてみた

新型ツーリングセローを購入してはや一か月。
仕事が忙しいし寒いので走行距離が思ったより伸びない杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
ゴールデンウィーク10連休に学生時代のバイクサークルOBの数名で北陸ツーリングをしました。
これにより、ツーリングの装備を充実していく必要に迫られました。
今回は、旧型のセロー250時代から愛用していたタナックスのオフロードタンクバッグ3を再購入しましたので、取り付けと製品のレビューをしていきたいと思います。

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上記の記事でも紹介している通り、このタンクバッグはセローでツーリングをするならぜひとも装備してほしいオススメの商品です。
というわけで今回はタナックスのオフロードタンクバッグ3のレビューとセロー250への取り付けについて解説していきたいと思います。
オフロードタンクバッグ3の外観
例のごとくAmazonで購入しました。
以前もオフロードタンクバッグ3を持っていたのですが、前回は黒色を購入したため新しく購入した今回はデジカモカラーを購入しました。
2022年11月追記
公式ホームページを見る限り、デジカモカラーは廃盤になっているようです。
外観はこんな感じ

横面からみると、オフロードバイクのタンク形状に合わせた直角三角形に近いデザインをしています。
ちなみに、デジカモカラーであるため、サイド面がそのような柄になっていますが、黒色の場合は全面がブラックになっています。念のため。

裏面は梨地になっており、バイクのタンクに対する摩擦抵抗を増やし、ズレにくいように設計されていると思います。
また、上の写真では、左側に取っ手があるため、テントやホテル等に持ち込むため、バイクから取り外して運ぶ際に便利かと思います。
手前(取り付け時におけるおへそ側)からベルクロをガバっと開けるとツーリングマップルが挿入できるようになっています。(詳細は後述)

また、手前側にはチャック付きのポケットが取り付けられており、薄い小物を入れるスペースが確保されています。

また、レインカバーが付属しており、雨天走行時に取り付けて走行することも可能です。

ツーリングセローにオフロードタンクバッグ3を取り付けるための方法
それでは、ツーリングセローにオフロードタンクバッグを取り付けていきます。
外装の取り外しが少々面倒ですが、正しい手順と道具さえ用意すれば難しくはありません。
写真を撮影しながらのんびり整備しても全行程は30分ほどで終了できました。
必要となる道具
・六角レンチセット
・8ミリのソケットレンチ
シート・外装を外していく
始めにシートを取り外していきます。
セローのシートは8ミリのボルト2本で固定されています。

これをソケットレンチで取り外していきます。
学生時代からお世話になっているホムセン工具セットで取り外していきます。
シートを外したら、シュラウドのパージに取り掛かります。
シートを外すと出てくるシュラウドとタンクを留めるボルトを4ミリの6角レンチで取り外していきます。

次にシュラウドの全面下方に取り付けられているボルトを同じく4ミリのレンチで取り外していきます。
ちなみにここのボルトは結構失くしやすく、前のセローのときはいつの間にか脱落しており、この部分を結束バンドで固定してました。

最後にサイドカバーのボルトを5ミリ(6ミリだったかも)の六角レンチで取り外していきます。
シュラウドとサイドカバーの連結部分を取り外し、タンクと爪で引っかけられていることに注意しながらシュラウドを取り外せば、ベルトを取り付ける準備は完了です。

固定ベルトをセローのフレームに取り付けていく
次に、オフロードタンクバッグ3に付属している固定ベルトをセローのフレームに取り付けていきます。
言葉で説明するよりも写真で見たほうが分かりやすいと思います。
スロットル側はここに取り付けてください。

クラッチレバー側はこの場所がいいかと思います。

ベルトを伸ばした際にバックルが裏返らないか(ねじれないか)を確認してから外装を戻すようにしてください。
固定ベルトを挟むようにして外装を戻す
最後に外装を戻していきます。
シュラウドを取り付ける際に、固定ベルトは下の写真のようにできる限り前方に配置するようにしてください。

このように固定した方が見た目にも綺麗ですし、走行時にタンクバッグがライダー側にズレてくることもありません。
あとは、取り外しをしたときと逆の順番で外装を戻せば完成です。

オフロードタンクバッグ3のレビュー
オフロードタンクバッグ3については、前のセローの時代に使っていた物も含めると足掛け5年、距離にしては30,000キロ以上を共にしています。
荷物の容量は少なめ、拡張機能があるとうれしい
オフロードタンクバッグ3にいつもツーリングで使う荷物を入れてみました。

写真の内容物は以下の通りです。
・スマートフォン
・キーケース(チャムス エコキーケース)
・二つ折り財布
・500ミリペットボトル
・30cm×30cmツーリングネット(万一荷物が増えた際のお守りとして)
これをバッグに収めるとこんな感じ

難なく蓋が閉まります。
自分の実際の運用上、ペットボトル以外をサコッシュに入れてツーリングをしますが、蓋は閉まります。
タンクバッグの容量としては、4.5ℓで日帰りツーリングであるならばこのタンクバッグ1つでなんとかなるとは思います。
しかしながら、万一荷物が増えた場合などの場合のためにも容量可変のギミックが付いているとうれしかったですね。
ツーリングマップルを見ることができるのは便利
このタンクバッグを購入した最大の理由がツーリングマップルを見ることができるからです。

自分はツーリングにおいてあまりスマホのナビは利用せず、極力ツーリングマップルを用いてこれを行うことを好みます。
理由についてはおいおい新しい記事を作っていくとして、ツーリングマップルは地図という特性上、固定しておかなければ停車していちいちバッグから取り出してという面倒な作業を繰り返さないといけません。
しかしながら、マップルをタンクバッグに固定しておくことが可能であるため、信号待ちにルートを再確認したりすることができます。
しかしながら、このタンクバッグについては、見開きで利用することができず、もしページをまたぐ場合には、ページを変えないといけないです。
マップルの取り出しは信号待ちの間にできなくもないですが、もたついて後ろからクラクションを鳴らされないようにするためにも路肩で停止してページをめくらないといけません、少々面倒です。
またがったままではバッグの中身が取り出しにくい
上述のツーリングマップルの改ページの難しさと重なる部分があるのですが、このタンクバッグ、前側にのみジッパーの開け口があるため、バイクにまたがりながらタンクバッグの中身を取り出すのが少々大変です。

まあ、慣れてこれば信号待ちの間にペットぼドルを取り出して飲んでタンクバッグに戻す芸当ぐらいは簡単にできますが、最近のオンロード用タンクバッグに慣れている人たちからは結構不評が出ているようです。
オンロードでは邪魔にならないがオフロード走行時には干渉するかも
オフロードタンクバッグ3を取り付けた状態でオンロードを走行する分には何ら問題はないです。
しかしながら、オフロードを走行する際にはスタンディング時にタンクバッグが干渉します。

タンクバッグがスタンディングで走行する際に膝と干渉するのです。
しかしながら、林道程度では走行に支障が出るというほどではありませんでした。
ゲロアタックをするような人はそもそもリュックサックなどでしょうからそもそもタンクバッグ取り付けてやりませんよね(笑)
総評:セローのタンクバッグはこれ以外考えられない!

実はオフロードタンクバッグ3は、セローのために設計されたタンクバッグであるそうです。
発売元のタナックスさんのTwitterによれば、東京消防庁が赤バイ(消防用バイク)にセローを採用するにあたってセロー用のタンクバッグを求められ、発売したものだとか。
そのため、セローのタンクにオフロードタンクバッグ3はピッタリです。
容量こそ小ぶりですが、必要最小限の荷物を入れることができ、走行の邪魔にもならないオフロードタンクバッグ3は、セローでツーリングをする人の必須装備でしょう。