バイクでリュックサックを使用するメリット・デメリット 通勤ならともかくツーリングは疲れるからシートバッグを使おう
この記事はバイクでリュックサックを使うメリット・デメリットについて書いた記事です。
長距離ツーリングライダーの自分としてはシートバッグやタンクバッグなどバイクに固定するバッグを使用したほうがおすすめできます。
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
私は年に数回泊りがけでツーリングする長距離ライダーです。
以前PCXやリトルカブで通勤していたときはリュックサックを使用していました。
一般的にリュックサックでバイクに乗ることはおすすめできません。
それは単純に疲れるから。
今回はリュックサックを使用してバイクに乗るメリット・デメリットについて書いていきます。
メリット
荷物を持ったままバイクを降りられる
リュックサックを背負ってバイクに乗る最大のメリットは荷物を背負ったままバイクの乗り降りができることでしょう。
リアボックスやシートバッグに荷物を入れるとなるとバイクから離れる際
- バイクから降りる
- リアボックス・シートバッグから荷物を取り出す
- バイクから離れる
という一つ動作が多くなってしまいます。
リアボックスやシートバッグから荷物を取り出すという行為は大したことがないと思われますが、通勤など毎日使うのであれば面倒なのは言うまでもありません。
バイクに余計な装備を載せる必要がない
シートバッグやリアボックスをバイクに取り付ける場合、どうしても作業が必要です。
リアボックスならばリアキャリアを取り付けリアボックス本体を買う。
シートバッグならフレームに取り付けベルトを巻き付けバッグ本体を載せる。
一方リュックサックならば背負うだけ。
家にあるリュックを使えば追加でお金はかかりません。
SSなど物理的に積載が難しいバイクであればリュックサックが唯一の積載手段ということも考えられます。
バイクの写真を撮る際、バッグなどが邪魔しない
昨今インスタグラムなどSNSにバイクの写真を上げることが流行しています。
そのような場合、バイクに余分なパーツを付けるのは一般的にご法度。
キャンプツーリングに行くために重積載をしたアドベンチャーバイクならともかく、
一般的なスポーツバイクにシートバッグやタンクバッグを取り付けた写真は微妙。
「いいね」はつきません。(自分の経験上)
インスタグラムに写真を上げるのであればリュックサックにカメラ含めすべての荷物を詰め込んでバイクに乗るのがおすすめです。
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デメリット
疲れる
リュックサックを背負ってバイクに乗るととにかく疲れます。
これは荷物の重さ軽さに関係なく疲れます。
肩に何かを背負って一日バイクに乗ると、普段の2割増しぐらいで疲れます。
通勤や短距離ツーリングならともかくロングツーリングでリュックサックは全くおすすめができません。
肩や腰が痛くなる
リュックサックでバイクに乗ると肩や腰に来ます。
これはまじで驚くほど痛くなります。
リュックサック症候群なんてものもありますが、まさにこれに近い症状が出ること請け合いです。
ライディングの動きを阻害する
セパハンのバイクに特に顕著ですが、リュックサックを背負ってバイクに乗るとライディングの動きを阻害します。
スクーターや「殿様乗り」のアップハンドルバイクならともかく、バーハンドルであってもすこしでも前傾姿勢で乗るバイクであると背中全体にリュックの重みが乗っかってきてカーブ時に身体を入れ込みにくくなります。
単純に危ない。
プロテクターと干渉する
ツーリングに行くライダーならばほぼ全員がライディングジャケットを着用していると思います。
このプロテクターがリュックと干渉するのです。
背中のプロテクターだけでなく、肩や胸とも場合によってはリュックを背負った際に違和感を覚えることになると思います。
これが硬質プロテクターだともう最悪。
リュックサックで走るのに向いているバイク
バイクに向いているリュックをあえて選ぶなら
自分はリュックサックを背負ってバイクに乗ることは勧めません。
しかしながらどうしても通勤時に必要なライダーや荷物を積載することが物理的に不可能なスーパースポーツに乗っているライダーもいることでしょう。
今回はバイク歴10年、日本一周も達成済みの私があえてバイクでリュックサックを利用するならこれが良いという商品をご紹介していきたいと思います。
ボブルビー
バイク用リュックサックとしてボブルビーが真っ先に挙げられます。
スウェーデン生まれのボブルビーはその独特な形状と硬質プラスチックの材質によって脊椎のプロテクション効果があります。
このため、バイクだけでなくスキーやスノボ愛好家の間でも人気があります。
20年ほど前からのブームであり、以前はモタードに乗っている人がパーカーと併せてボブルビーを背負うのが流行っていた記憶があります。
実際に知人がボブルビーを所有していますが、ガンマ250のような前傾姿勢のバイクであっても問題なく背負うことができるとのことでした。
ミステリーランチ・アーバンアサルト
ミステリーランチ・アーバンアサルトは自分が所有しているリュックサックです。
ミリタリーメーカーミステリーランチのエントリーモデルのバッグパックです。
エントリーモデルと言いながらも簡易防水でフィット性も抜群。
ミステリーランチ特有のY字ジッパーで簡単にグローブなどを放り込むことができます。
オフロードバイクやネイキットバイク、通勤用としておすすめできるリュックサックです。
RSタイチ WPカーゴバックパック
バイクメーカーRSタイチのWPカーゴバックパックもおすすめできます。
バイクツーリング中に荷物は絶対濡らしたくないです。
防水生地で雨をシャットアウト。
バイクメーカーなのでどんなバイクで背負っていてもおかしくはないでしょう。
総評:通勤用でない限りバイクでリュックはおすすめできない
何度も申し上げていますが、通勤やどうしても必要がない場合以外リュックサックを背負ってバイクに乗ることはおすすめできません。
リアボックスやシートバッグを使うべきであると思います。
どうしても必要なのであればバイク用のリュックサックを使うことをおすすめします。