コミネSA-214をレビュー!昔ながらの使いやすく便利な正統派タンクバッグ
この記事は、コミネのタンクバッグSA-214のレビューになります。
こんにちは、ヤフオクで購入したTRX850が思ったよりも順調で拍子抜けしている杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
今回は、TRX850用に購入したタンクバッグ、コミネSA-214のレビューをしていきたいと思います。
はっきり言ってどこにでもある昔ながらのタンクバッグです。
ただ、値段が非常に安いうえ、必要に応じて収納サイズが拡張できる点で優れています。
日帰りツーリングならタンクバッグ1つ持っていけばお土産も収納できてしまいます。
シンプルであるぶん、非常に使いやすいタンクバッグです。
今回は、そんな正統派タンクバッグ、コミネSA-214をレビューしていきたいと思います。
SA-214の外観とスペック
コミネSA-214は磁石固定式のバイク用タンクバッグです。
磁石固定式であるため、当然ながら装着するバイクは金属製タンクでなければなりません。
サイズ | 幅190mm×高さ110mm(拡張時180mm)×奥行290mm |
---|---|
容量 | 5.2ℓ(拡張時7.8ℓ) |
固定方法 | マグネット固定式 |
実売価格 | 約4,000円(Amazon) |
その他 | セフティベルト、レインカバー付き |
SA-214に実際に乗ってみてのレビュー
SA-214を実際にバイクに取り付け1日かけてツーリングに行ってきました。
そこで気づいたことについてレビューをしていきたいと思います。
なお、装着して走行したバイクはヤマハのTRX850という珍車です。
90年代のバイクですのでタンクバッグが似合います。(自画自賛)
5.2ℓの容量は日帰りツーリングには十分
SA-214に、普段ツーリングの際に携行するアイテムを入れることにしました。
スマホ、財布、500mlペットボトル、ツーリングマップルを入れてみましたがかなり余裕があります。
私が愛用している超軽量バイク用雨具(モーターサムライウルトラライトレインスーツ)を追加で納めることも可能かと思います。(普段はTRXのシート下に収納)
Motor Sumurai ウルトラライトレインスーツは雨の…
自分は楽天マガジンを定期購読しています。毎月バイク雑誌は欠かさず読んでおり、巻末の読者アンケートを回答しています。楽天マガジンはバイク乗りにこそオススメそう…
自分は楽天マガジンを定期購読しています。毎月バイク雑誌は欠か…
日帰りツーリングに使うならばこのタンクバッグ1つで事足りるかと思います。
また、5.2ℓと、タンクバッグとしては標準的なサイズであるものの、物が入れやすい立方体のデザインも優れています。
容量は7.2ℓに拡張可能!出先でお土産を買っても大丈夫
SA-214は容量拡張機能があります。
ジッパーを開けると蛇腹状になっていた部分が膨らみ、展開前から2.6ℓ増の最大7.2ℓの収納容量へと増加します。
これにより、ツーリング先でちょっとしたお土産を購入したとしてもそのままタンクバッグに収めて帰ることができます。
道の駅でお漬物やお茶などを購入してお土産とすればパパさんライダーの奥様の溜飲も少しは下がるのではないでしょうか。
ツーリングマップルが見られるので便利!
多くのタンクバッグと同様に、SA-214でも、ツーリングマップルを取り付けることができます。
スマホ時代においても、ツーリングマップルは便利です。
自分はRAMマウントを愛用しており、バイクに乗る際はスマホの地図を活用しています。
ただ、初めての土地や不慣れな場所のツーリングでは楽しい道や抜け道を教えてくれるツーリングマップルが便利です。
この点、いまだにスマホの地図はツーリングマップルを超えていないと思います。
だから、自分はスマホ地図とツーリングマップルを併用してツーリングを行うことが好きです。
さて、SA-214はタンクバッグ上面にツーリングマップルを挟み込むことができます。
マップルの最下部が少々見切れてしまうのが残念ですが、実用にはほとんど問題がありません。
小銭を入れるポケットが多く、料金所でも焦らない
SA-214は昔から販売されているタンクバッグです。
そのためか、小銭やカードを入れておくポケットが手前に備え付けられています。
自分のTRX850にはETC車載装置を取り付けていないうえ、自宅の周りにはETC非対応の有料道路が多く、有人の料金所で支払いをすることが多いです。
その際、バイクジャケットから財布を取り出すのはストレスです。
タンクバッグのポケットからお金やカードを取り出した方が短時間で支払いを済ませることができますタ。
バイクで料金所の支払いをするのはストレスフルです。
そのストレスを少しだけ軽減することができる点において、SA-214は優れているといえるでしょう。
タンクがしっかり固定され、高速道路でもズレない
今回、TRX850で高速道路に乗りました。
愛車がハーフカウルのバイクということもあり心配していませんでしたが、やはりSA-214は高速道路であっても全くバッグがズれませんでした。
前後左右四か所の磁石でしっかりとタンクに固定されるため、同梱のセーフティーベルトを取り付けなくとも走行中にバッグが落下するということは考えにくいかと思われます。
防水性には不安あり
SA-214は布製。
このためやはり防水性には不安があります。
自分は、かつてセローに乗っていた時、同じく布製のタナックスオフロードタンクバッグ3を使って5万キロ以上ツーリングをしましたが、大雨の際には内容物が湿ってしまうことも。
このため、SA-214においても雨天時には同梱のレインカバーを取り付ける必要があるといえるでしょう。
あわせて、防水スプレーであらかじめバッグをコーティングしておくのもオススメです。
SA-214はこんなライダーにおすすめ
レビューを通じて、SA-214はこんな人に使ってほしいと思いました。
ETCを取り付けていないバイクに乗っている人
前述の通り、SA-214には小銭やカードを入れておくポケットがあります。
このため、高速道路の利用頻度が低い等でETCを取り付けていないバイクに乗っている人におすすめできます。
また、近所にETC非対応の有料道路が多い方も同様です。
90年代・00年代のバイクに乗っている人
自分はTRX850という95年式のバイクに乗っています。
このバイクと、SA-214の組み合わせが個人的に好きです。
SA-214の少々野暮ったいデザインが90年代当時のツーリングライダー感を演出してくれます。
おそらくSA-214もその当時のデザインを受け継ぐ昔ながらのタンクバッグであると言えます。
また、学生時代のサークルのメンバーにFZ400乗りがいたのですが、彼のサブのYBR125も含めてツーリング時にはSA-214を取り付けて参加していたのを覚えています。
このように、90年代や00年代の少々古いバイクに乗っている方についても往年のデザインと実用性をあわせもったSA-214をおすすめできるかと思います。
ツーリングマップルを愛用するライダー
最後にツーリングマップルを愛用するライダーにもSA-214はおすすめできます。
発行部数が激減しているツーリングマップルですが、いまもなおバイク乗りのための唯一無二の地図です。
旅先でのグルメや抜け道・絶景ルートが掲載されているツーリングマップルはバイク乗りのバイブルと言っても過言ではありません。
スマホ地図と併せてツーリングマップルを利用する、そんな真のツーリングライダーにもSA-214はお勧めできます。
総評:コスパ抜群のシンプルなタンクバッグ、初めてのタンクバッグにおすすめ
SA-214はとにかく値段が安いのがメリットです。
昔ながらのタンクバッグであり、容量が可変できることを除けば特に目新しい機能もないものの、シンプルイズベストの使いやすいタンクバッグであると言えます。
金属タンクのバイクに乗っているならば、初めてのタンクバッグとして購入してみてはいかがでしょうか。
少なくとも後悔することはないでしょう。