砂利や砂地、未舗装の駐車場にバイクを停めるのなら樹脂敷板が必須である理由
今回は、バイクを庭に駐輪している方に向けての記事になります。
こんにちは、杉浦かおる( @munenmusou_blog)です。
自分は8DKの家に一人暮らしをしています。
庭も広いのでバイクや車も置き放題なのですが、残念ながら駐車場は砂利の上。
軽量なバイクならいざ知らず200キロを大きく上回る愛車W800を駐車するにはかなり不便であることから樹脂敷板を設置しました。
設置後、なぜW800を購入した際に樹脂敷板を設置しなかったのかと後悔しました。
樹脂敷板の導入によって
- タイヤのめり込みが現象してバイクが出しやすい
- 雨による泥はね防止
というメリットを得ることができました。
今回は、未舗装の駐車場にバイクを停めるためには樹脂敷板が必須である理由について書いていきたいと思います。
砂利の上にバイクを停めない方がいい理由
スタンドがめり込んで転倒する可能性がある
自宅の駐車場はもともと工場があった土地。
その後砂利引きにしましたが、すぐ下は畑向きの黒土の柔らかいものです。
このため、W800で駐車する際、サイドスタンドを立てた際に数センチめり込んでいました。
幸いなことに倒れたことはありませんが、毎回冷や汗をかきながら駐輪していました。
敷板を導入しなければいつか倒してしまっていたかもしれません。
タイヤに砂利が刺さって変形・パンクする危険
W800はクラシック系のバイクであり、タイヤ幅は非常に細いもの。
一方で、鉄タンク等の部品が多いため車両重量は220キロを超える重量級。
このため、停車時に両輪にかかる圧力はかなり高くなることから、2週間も停車しっぱなしにするとタイヤ(特に後輪)に石がめり込んでくるのです。
石を外してもタイヤがその方に変形してしまいます。
しばらく走れば元に戻るものの、タイヤにいいことは間違いなくないと思います。
すくなくともタイヤにいい影響があるとは思えません
悪天候時に下回りが泥はねで汚れる
樹脂敷板を設置するまでは、砂利の駐車場の上に安物のバイクカバーを掛けるだけという運用をしていましたが、それだけだと下回りが汚れることがわかりました。
もちろんバイクカバーは地面まである長いもの。
しかしながら、大雨や風が強い日には地面にたたきつけられた雨粒が砂を巻き上げて雨上がりにタイヤやエキパイが汚れるのです。
敷板を取り付けることで雨上がりに洗車をする必要がなくなりました。
タイヤがめり込んで動かせなくなることも
砂利の上にバイクを駐車して、しばらくそのままにしておくと、両輪が数センチずつ地面にめり込んでしまうのです。
そうすると、いざ次にバイクに乗る際に、駐車場からまったく動けなくなってしまいます。
まさにセルフ輪留めのような感じになり、めり込んだバイクを動かすのに一苦労、あやうくバイクを倒しそうになったこともしばしばありました。
駐輪だけでバイクに乗ることが億劫になってしまいかねません。
このように未舗装の駐車場にそのままバイクを停めることは全くお勧めできません。
樹脂敷板が駐輪時におすすめできる理由
そもそも樹脂敷板とは?
樹脂敷板とは、畑や工事現場等地面が柔らかい場所において乗り物がスタック等せずに通行できるように地面に敷く板になります。
樹脂製であるため、対候性もありますし、重さもそこまでないものです。
田舎ならホームセンターでも購入することができますが、ネットでも販売されております。
一般的なバイクであれば1メートル×2メートル程度の敷板が一枚あれば十分でしょう。
ご自身のバイクのホイールベースを検討して購入されるのが良いかと思います。
樹脂敷板の厚さも様々なものがありますがバイク程度であれば4mm厚もあれば十分かと思います。
樹脂が柔らかいから平たんでない地面にもなじむ
樹脂敷板の優れている点として、樹脂というある程度柔らかい素材であることから、地面に多少の凹凸があったとしてもなじんでしまうことが言えます。
板を設置する前に当然砂利の撤去やある程度の地ならし、地固め(といってもホウキで石をどかし、足で地面を踏みつける程度ですが)を行えばバイクを載せても不安がなくなります。
コンパネは滑るからやめるべき
樹脂敷板は思ったより高価です。
もっとも、バイクを駐車する部分だけに設置するのであれば、インターロックや舗装するよりかなり安くあげられます。
しかしながら、1畳程度のサイズで8,000円ほどの値段になります。
そこで代替手段としてコンパネも考えられるでしょう。
家のコンクリ基礎を作る際に使う合板です。
ですが、自分はコンパネを屋外のバイク駐車用として使用するはお勧めしません。
もともとが、敷板用ではなく、対候性・耐水性には優れていません。
塗装コンパネの場合は濡れると滑りやすくなったり、塗装の色移り等も心配です。
バイクをひっくり返すことによる損害を考えると樹脂敷板を素直に導入することが結果的にお得になるのではないかと思います。
有孔マットもありかも
単純なめり込み防止のためだけなら有孔マットもアリかもしれません。
樹脂敷板より安いうえ、雨が滞留せず地面に抜けることから軽量なバイクや普段遣いするスクーターならば有孔マットを設置するのが良いかと思います。
総評:未舗装駐車場にバイクを停めるなら敷板がないと話にならない
自宅の駐車場が未舗装であるため仕方なく樹脂敷板を導入しましたが、基本的には未舗装の駐車場にバイクを駐輪するのはお勧めできません。
台風時等に砂が巻き上げられ小傷が増えていくからです。
また、敷板のところまで未舗装路をバイクで走る必要があることから万一のスリップ等のリスクも舗装駐車場に比べて高くなります。
もし自宅の駐車場が未舗装であるのならば土間コンクリートやインターロック、欲を言えばガレージの導入を検討すべきであると思います。
僕も早くお金をためて家をガレージハウスにしたいところであります。(遠い目)
しかしながら、どうしても砂利や砂地など未舗装の上にバイクを駐輪せざるを得ない状況であったならば、樹脂敷板を設置すべきであると言えます。