ホンダPCXのリアボックスにGIVIの「E43-NTL-ADV」をおすすめする理由
この記事はホンダのスクーターPCXにリアボックスを取り付けるのであるならばGIVIの「E43NTL-ADV」が一番オススメである理由について書いた記事です。
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
昨年JK05型のホンダPCXを購入し、現在の走行距離は約8000キロ。
西はしまなみ海道、北は北海道を一周しました。
また職場への通勤もPCXで行っています。
PCXをあらゆるシチュエーションで使い倒しているという点においては、国内でも有数の人間ではないかと自負をしている次第です。
そんな自分がおすすめしたいPCXのリアボックスは、GIVIの「E43NTL-ADV」です。
このリアボックスは普通の「GIVI箱」にはない機能を備えています。
今回はそんなGIVIのリアボックス「E43NTL-ADV」がPCXに一番オススメである理由を書いていきます。
PCXにリアボックスを取り付ける必要があるか?
はじめにPCXにリアボックスを取り付ける必要があるかどうかについて書いていきます。
先述の通り私はPCXで通勤から北海道一周キャンプツーリングまでこなしています。
そんな私がPCXにリアボックスを取り付けるのは「数泊のツーリング」「キャンプツーリング」の時だけです。
現行モデルのPCXのメットインは30リットルと非常に大きいことからリアボックスの必要性はそこまで高くないと言えます。
一般的な通勤・通学にリアボックスは必要ない
自分は数キロ離れた会社へ毎日PCXに乗って通勤しています。
帰り道にスーパーで買い物をすることもしばしば。
一般的な通勤・通学程度の使い方であればPCXにリアボックスを取り付ける必要はないでしょう。
メットインにフルフェイスヘルメットや買い物をした商品が収まってしまいます。
一般的な買い物程度ならば30リットルものメットインに収まる
私は一人暮らしです。
食料や日用品の買い出しは一週間に一度まとめて行っています。
週一回のまとめ買いにもかかわらず、私はPCXにリアボックスを付けていなくて困ったことはありません。
とにかくPCXはメットインが大きいのです。
現行のPCX・PCX160のメットインは30リットルの大容量。
30リットルというPCXのメットイン容量はリアボックスでも中型程度のサイズに等しいサイズです。
単身・2人ぐらし世帯の日常的な買い物程度ならばPCXにリアボックスをわざわざ取り付ける必要性は低いでしょう。
長距離の通勤・たくさんの買い物にはリアボックスがあったほうがいい
先に一般的な通勤・買い物ならばリアボックは不要と書きました。
しかしながら、長距離の通勤やたくさんの買い物をするのであればリアボックスがあるに越したことはありません。
メットインに雨具とヘルメットは一緒に入らない
私のように短距離の通勤の場合、撥水パーカーやソフトシェルジャケットを着込んでしまえばよほど豪雨でない限り職場まで走り抜けられます。
しかしながら片道が10キロを超えるような通勤の場合、雨天時にはカッパやレイングローブ、さらには長靴など雨天における通勤に適した服装を準備する必要があります。
これらはメットインにヘルメットと一緒に入れることは容量的に困難であり、別にリアボックスを装着しておくべきです。
ハンドルに買い物袋を掛けて走行してはいけない
4人以上の大家族で自動車を保有していない場合などどうしてもPCXで買い物をしなければならない場合、メットインだけでは買ったものが収まりません。
ハンドルにレジ袋を掛けて走るのは安全上危険な行為です。
この場合もリアボックスを導入したほうがいいと思います。
キャンプツーリングにはリアボックスが必要
キャンプツーリングにもリアボックスは必要でしょう。
シートバッグをその都度使うのも悪くない選択肢だと思いますが、リアボックスのほうが以下の理由から便利です。
キャンプ場での盗難対策として
昨今のキャンプブームのせいかキャンプ場での盗難被害は増えているとのこと。
ヘリノックスチェアなどのキャンプグッズや貴重品が盗難されることもしばしば。
リアボックスは施錠したうえでバイクに固定されていることからシートバッグに比べて盗難のリスクは少ないことは言うまでもありません。
リアボックスならば雨が降っても大丈夫
天気の変わりやすい山間部でキャンプをすることもあるでしょう。
キャンプ中に雨が降ったり、置きたら一面朝露でビショビショだったりすることも考えられます。
一般的なシートバッグは雨が降ると中に水分が染み込みますが、リアボックスなら水濡れや水損の心配もありません。
動物対策として
これは例外的な話です。
PCXで北海道をキャンプしながら一周しました。
北海道のキャンプ場ってだいたいキツネがいるんです。
彼らは寝静まった頃を見計らい残飯をあさります。
テントの内部に食べ物を入れておくと人間が寝ているのもお構いなくフライシートを食い破ることもあるそう。(地元民から聞いた)
このため北海道でキャンプをしたときは食べ物をリアボックスの中に入れて就寝しました。
動物対策という点においても密閉できるうえ食い破られることのないリアボックスをおすすめします。
私がGIVIの「E43NTL-ADV」をオススメする理由
さて、本題のGIVIの「E43NTL-ADV」について書いていきます。
個人的に「E43NTL-ADV」はPCXに取り付けるなら一番オススメできるリアボックスだと考えています。
PCXのデザインとマッチする
まず、「E43NTL-ADV」のデザイン的はPCXと調和します。
一般的にリアボックスをバイクに取り付けるという行為は「ダサい」です。
アドベンチャーバイクならいざ知らず、スクーターにリアボックスはお世辞にもかっこよくはありません。
しかしながら、「E43NTL-ADV」は樹脂製リアボックスでは珍しいスクエア型。
さらにGIVI箱の特徴である赤い反射材が付いておらず黒の本体をベースにシルバーのパーツが組み込まれているシックなデザイン。
これをPCXに取り付けるとPCXのクールなデザインを邪魔せず、リアボックを取り付けても野暮ったくなりません。
リアボックスの上面に荷物を積載できる
「E43NTL-ADV」は原型のモデル「E43」があります。
「E43NTL-ADV」と「E43」の違いはオプション装着されているかどうかです。
そのオプションは「バックレスト」「インナーシート」「上面のネット」です。
この「上面のネット」がポイント。
「E43NTL-ADV」にはネットを引っ掛けられるように上蓋の四隅にフックが増設されています。
これによりリアボックスの上に更に荷物を積載できるようになっているのです。
これはキャンプツーリングや超長距離ツーリングなど荷物が多くなったときに役立ちます。
付属のネットでも小型テントなら固定できるうえ、タナックスのツーリングネットなどに換装すれば重量さえ問題なければ大きな物も積載可能。
樹脂製のリアボックスには珍しい機能を備えており、この一点においてでも「E43NTL-ADV」を購入する価値があります。
「E43NTL-ADV」の取り付け方法
最後に「E43NTL-ADV」をPCXに取り付けるための方法です。
これには別途パーツを購入する必要があります。
自分のPCXにはデイトナのGIVI専用フィッティングを介してGIVI箱を取り付けました。
少々値段が張るものの一番間違いがなく取り付けも簡単なのでこちらがオススメです。
ちなみに実際の取り付けについて書いた記事はこちらになります。
「とにかく安く取り付けたい!」「整備には自信がある!」という方であれば中華製キャリアを使ってみるのも手でしょう。
レビューを見る限り多少の金属加工をする必要があるので自分はおすすめしませんが…
総評:GIVI「E43NTL-ADV」はマジでオススメ!
私は10年のバイク歴においてレンタルバイクや知人のバイクを含めていくつものリアボックスを実際に使用してきました。
その中でも今回紹介したGIVIの「E43NTL-ADV」が私のバイク歴・リアボックス歴の中でダントツでオススメできるリアボックスです。
デザイン性の高さ、サイズのちょうどよさ、なんといっても「上蓋のさらに上に荷物が積載できること」が「E43NTL-ADV」を自分史上最高のリアボックスたらしめています。
「E43NTL-ADV」はAmazonの実売価格で2万円以上するアイテムであり、おいそれと手が出る値段ではないかもしれません。
しかしながら、リアボックスは一度買えば10年は使えるもの。
さらにPCXを降りても、増車してもリアボックスは使い回せます。
PCXにリアボックスを取り付けたいと思っているならば背伸びをしてGIVIの「E43NTL-ADV」を購入してみてはどうでしょうか?
少なくともこのリアボックスで失望することはないでしょう。