W650に自衛隊も使っている東ドイツ軍放出品のコンバットバックパックをサイドバッグとして取り付けてみた
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
W650で北海道ツーリングを行うためにツーリング仕様に改造しています。
今回はサイドバッグを取り付けることにしました。
一般的なサイドバッグはW800に乗っていたときに経験があるので、今回はちょっと変わり種を選択することに。
ネットを探していたところ、面白そうなバッグがあったので購入してみました。
購入したのは東ドイツ軍放出品のコンバットバックパック。
要するに昔の軍用リュックサックです。
このバックパックはバイクのサイドバッグに流用されることが多く、なんと陸上自衛隊の偵察用オートバイのサイドバッグにも使われているものです。
ミリタリーな見た目かつ防水仕様でしかも安いものなら中古で800円で購入できます。
GB350やカブ、ハーレーやロイヤルレンフィールドなどクラシックな見た目のバイクにピッタリのサイドバッグではないでしょうか。
今回はそんな東ドイツ軍放出品のバッグパックをサイドバッグのレビューを簡単にしていきたいと思います。
バッグパックの見た目など
中古品・デットストックなら最安800円ぐらいから購入可能
今回メルカリで中古品を購入しました。
Amazonやミリタリーショップで中古品やデットストックで販売されていることが多いです。
後述しますがこのバッグには防水効果もあります。
バイク用の防水サイドバッグで15リットルサイズとなるとなかなか商品はないうえ、最低でも1万円近くすることからかなりコスパのいい商品だと言えます。
内容量は15リットル程度
内容量は体感で15リットル程度。
サイズは250mm*300mm*150mm程度です。
上の写真ですとエンジンオイルの4リットル缶が2本は軽く入りそうな感じです。
サイドバッグとしては標準的、布製サイドバッグとしては大きめと言えるサイズ。
どんなバイクにも応用しやすい大きさでしょう。
内部がコーティングされており防水効果あり
外装は綿もしくは混紡のようですが、内部はおそらくPVCで防水加工されています。
バッグの中にもう一つビニールの袋があるような構造になっています。
内容物を入れて口を縛れば完全防水になるでしょう。
他の方のブログを見るとこのバッグをバケツ代わりにしている人もいるよう。
防水効果は折り紙付きです。
バックパックとしても使える
元々は東ドイツ軍の背嚢として使われたもの。
特徴的なレインドロップ迷彩がいいですね。
このサイドバッグには灰色の背負紐が付いています。
背負紐を取り付けてリュックサックとしても使えます(これが本来の使い方です)
バイクでなくサバゲーで東独装備をする方にもおすすめですね。
ただし寝袋やテントを別途取り付けるためのフックのようなものが垂れ下がったり、ショルダーパットが付いていなことなどからカスタムでもしない限り背負い心地は全くよくありません。
おしゃれ上級者じゃない限りリュックサックとして日常使いは全くおすすめできません。
変な匂いはする
このバッグ、中が臭いことで有名です。
ビニール加工のせいなのか薬品臭いです。
自分のバッグはそこまでではなかったのですがそれでも多少匂いはします。
しばらく裏返して天日干しする必要はあるかと思います。
あまり食べ物は長時間入れておきたくないですね。
陸上自衛隊でも偵察用オートバイのサイドバッグとしても使われている
この東ドイツ軍放出品のバッグ、陸上自衛隊でも使われているのです。
このバッグのことについて調べていたところ、陸上自衛隊の偵察用オートバイでも使用されていました。(要するにKLX250の改造モデル)
おそらく私物として自衛官が個人的に購入したものを取り付けているのでしょう。
自衛隊でも使われているという点で性能は信頼できます。
実際に取り付けてみた
ここからは私の愛車、W650に実際に東ドイツ軍放出品を実際に取り付けてみました。
なお、W800やGB350などクラシックなネイキッドバイクであれば多少の差はあれほぼ同様の取り付け方ができると思います。
なお、取り付けに際して固定用ベルトとしてヘンリービギンズのサイドバッグ用固定ベルトを流用しました。
補修用パーツとして400円程度で購入できるため、下手に取り付けベルトを個人でDIYするよりも時間とお金を節約できるでしょう
(できれば灰色のベルトのほうがデザインと調和するので良かったですが…)
サイドバッグサポートを取り付ける
このバッグの場合、バイク専用品とは異なり型崩れ防止用の板が背面に縫い込まれていないいません。
このためサイドバッグサポートの取り付けが殆どの車種で必須となります。
車種に合ったサイドバッグサポートを取り付けましょう。
なお、これは推測ですが汎用品の小さいサイドバッグサポートではバッグがたわんだりしてタイヤに接触してしまうおそれがあるため効果がないものと思います。
車体フレームに固定用ベルトを装着する
シートを外してベルトを車体フレームに固定します。
今回はW650のフレーム末端に上端後方の固定ベルト、タンデムバー先端に上端下方の固定ベルトを取り付けました。
サイドバッグを取り付ける
次にサイドバッグを取り付けます。
固定用ベルトは一番上に引っ張りできるだけサイドバッグを高い位置にセットします。
これは万一固定ベルトが少し緩んだとしてもマフラーに接触しないための措置です。
金具に関しては車体を傷つけるおそれがあるためビニールテープなどで金具を巻いておくことをおすすめします。
下端もベルトで固定する
下端部分もベルトで固定します。
これはズレ防止のため一般的な紐でも十分です。
耐候性のタイラップで留めてしまうのが一番カンタンでしょう。
追記:100均のBOXを使って型崩れ防止措置を取ろう
100円均一に売っているボックスを使って型崩れ防止の措置を取ってみました。
283mm*128mm*125mmのボックスです。
色合いも近いうえ、ボックスにシンデレラフィットしました。
型崩れ防止かつ荷物の出し入れも飛躍的に楽になるので皆さんにもおすすめします。
※プラまな板を背面に併せて中敷きとして設置したらより強固になるかもしれません。
総評:かっこよくて安くて防水のミリタリーサイドバッグ
東ドイツ軍のレインドロップ迷彩はかっこいいですよね。
男なら憧れるデザインです。
布製サイドバッグとしては比較的大容量、専用品に比べて非常に安い価格、かっこいい見た目などクラシック系のサイドバッグとしては満点ではないでしょうか。
東ドイツ軍放出品は冷戦崩壊後30年以上経ちだんだんと見かけることが少なくなってきました。
今後値上がりも予想されるため見つけたら早めにゲットしておくことをおすすめします。
ちなみに、取り付けの際にはカビや汚れ付着防止のためアメダスなどの防水スプレーでの加工をおすすめします。
特にシミにはなりませんでした。