ツーリングセローのアドベンチャーリアキャリアにリアボックスを取り付けてみた
3泊4日の北陸マスツーリングに行くにあたり、いつも使っているワールドウォークのリアボックスを一時的にツーリングセローに移設しました。
今回は、ツーリングセローにおけるアドベンチャーリアキャリアをリアボックスに取り付けるための方法についての忘備録となります。
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リアボックスのベースをオフセットした方がいい理由
まずはベースを取り付けるところから始めます。
アドベンチャーリアキャリアについては、もともとGIVI等のリアボックスを取り付けることを前提として天板にボルトを通すための穴が開いています。
上の写真における黒いゴムブッシュが取り付けられている部分に穴が開いています。
そこを目安にGIVI等のリアボックスのベースを置くとこんな感じになります。
しかしながら、純正オススメのこの方法には問題があります。
1つ目の理由はベースを取り付けたままだとシートを開けることができないことです。
セローのシート下を開けることは電装系のメンテナンスやエアクリフィルターの取り換えをするときぐらいしかしませんが、そのたびごとにリアボックスのベースの取り外しをするのはめんどくさいかと思います。
2つ目の理由は積載性が低下することです。
リアボックスを純正が勧める位置に取り付けてしまうと、キャンプツーリング等でリアボックスの前にシートバッグ等を載せる場合に自分が座る部分が圧迫されることがあります。
上の写真を見てもらえばわかるように長距離のツーリングの際には、多量の荷物を積み込むため自分が座る部分が圧迫されてしまいます。
長距離ツーリングをしないよという方ならいいかもしれませんが、そこまで手間にはならないので自分はリアボックスのオフセットをオススメします。
下にリアボックスのオフセットした取り付け方法を記していきます。
アドベンチャーリアキャリアにリアボックスを取り付けるための方法
まずはアドベンチャーリアキャリアを後ろにオフセットしていきます。
ちなみに今回自分が使用しているリアボックスは、ワールドウォークの48ℓの製品になっております。安価ながらなかなかの高品質でありオススメです。
ちなみに、このリアボックスのベースはGIVIの汎用ベースとほぼ同一のサイズになっており、GIVI箱におけるベースの取り付け方法と同じであることを補足しておきます。
ベースを後方にオフセットし、取り付けていく
まずは、上述のボルト穴の後方の穴にリアボックスのベース位置を合わせていきます。
位置が決まったら、前方の2つのボルトを固定していきます。
次に同封されているベース固定金具を上手に使って後方2か所を固定していきます。
写真を撮影していなくて申し訳ありません。
上の写真のようにキャリアの枠組みをクランプのように挟んでおきます。
また、この際キャリアの枠組みとリアボックスの間に隙間ができてしまうため、7ミリ厚程度の防振ゴムを噛ませておくとよいでしょう。
これで取り付け完成です。
総評:ツーリングセローならホムセン箱の方がいいかも
上述の全否定のようになってしまいますが、個人的にはツーリングセローにリアボックスを取り付けるのはアドベンチャーリアキャリアの持ち腐れかなと思います。
リアボックスを取り付けるだけであるならば、純正の小ぶりのキャリアで事足ります。
わざわざ巨大なアドベンチャーリアキャリアを用いるのは過剰性能のきらいがあります。(もっとも以前のセローにはGIVI箱をずっと取り付けていましたが…)
やはり、巨大な天板を持つアドベンチャーリアキャリアを擁するツーリングセローにはホムセン箱が一番似合うのではないかなと思います。