マスツーリングのプランをどう立てたらいいか?
自分は大学時代にバイクサークルを立ち上げ、また社会人なってからもバイクには定期的に乗っています。
特にバイクサークル時代にはマスツーリングを行うことが多く、会長という立場から当然にマスツーリングのプランの策定から実行を受け持つことが多々ありました。
回数にして少なくとも30回はやっているのではないかと思います。
その中で、マスツーリングのプランを立てる上で自分なりにまとめることができた部分があるため、書いていきたいと思います。
そもそもマスツーリングとは何か?
マスツーリングとはmass+touringを合わせた言葉で、複数台でのツーリングのことを指します。
バイクは1台で走行することで孤独や自由を味わうことができるのですが、マスツーリングで気の置けない仲間たちとワイワイとやりながら走るというものも楽しいものです。
今回の記事においては、3台以上のバイクが連なってツーリングすることをマスツーリングと定義し、プランの立て方について記事を書いていきたいと思います。
マスツーリングのプランの立て方
できるだけ自分が走ったことのある場所を選ぶ
マスツーリングを円滑に執り行い、成功させるためにはツーリング先に対する知識が必要です。
道順や目的地だけでなく、天候・気温・道路状況などなど…
ブログや公式サイトを見るだけでは実際の状況を把握することはできません。
自分が走ったことがあるルート、行ったことがある目的地(食事処やスポット等)をマスツーリングの際に選択することが無難です。
マスツーリングの休憩は1時間に1回を目標に
マスツーリングでは、休憩は1時間ごとに取っても多すぎないと思います。
慣れ親しんだ上級者や大型ツアラー高速道路ぶっ飛ばしおじさんたちによるマスツーリングであるならば、3時間ぐらいぶっ続けで走る方も多いと思います。(僕もツーリングセロー限界下道長距離走行派ですけれども)
一方で、女性ライダーや初心者、250㏄、原付ツーリングなど体力的・車種的に長時間の走行が難しいライダーもいます。
マスツーリングにおいては最も弱い方に合わせるのが鉄則です。
自分1人のツーリングでしたら3時間ぐらい走行してしまう方もいるかもしれませんが、マスツーリングの際は1時間ごとにバイクから降りられるようなスポットをあらかじめ決めておくといいと思います。
1日の走行距離は下道350キロまで
マスツーリングでの走行距離については、下道350㎞が娯楽的な限界であると、自分は数十回のツーリングで肌に感じました。
下道350㎞というのは、静岡市から下田を海岸線沿いに往復するぐらいで、大体走行時間で10時間ぐらい掛かるものです。(学生時代の記憶ですみませんが)
この距離を走行すると最後の方には他人にかまっている余裕はなくなりますし、インカムでの会話もほとんどなくなってしまいました。
さらに、道中の散策の時間もほとんど取らず、食事とトイレとガソリンでしか停車しない、かなりストイックなツーリングになってしまった反省があります。
そういったのも楽しいかもしれませんが、観光を楽しむのであるならば距離はもう少し短くすべきですし、高速道路などの時間短縮・体力温存手段を利用した方がいいかもしれませんね。
プランが大まかに決まったら実際に1人でその道を走ってみるべし
上記のことを加味して道順が決まったら実際にその道を走ってみるとなお良いと思います。
最近ではグーグルマップやバイク用ナビで道を迷うことはほとんどありませんが、わかりにくい分岐や危ない道など実際に走ってみて肌感覚として理解できることも多くあります。
また、ツーリング時のトイレ休憩地点やガソリン補給地点についてもここで確かめておきましょう。
総評:マスツーリングの立案は結構大変
マスツーリングを計画するのは結構大変です。
ライダーのスキルや体力にも大きく影響されるため、万人が満足するようなツーリングはなかなか難しいかもしれません。
立案者には、参加者の皆さんがそれなりに満足していただける、また全員が満足して帰ってもらえるようにマスツーリングを計画する必要があります。
大変かもしれませんが、皆さんが楽しいツーリングが計画できることを陰ながら祈っております。