ホンダのカブとリアボックス、この2点から連想されるであろうものは、金属製の角型のリアボックスでしょう。
郵便局員や警察官、銀行員をはじめとして、街中を走っているカブはおしなべてそのようなリアボックスを取り付け、街を走り回っています。
しかしながら、自分のリトルカブに取り付けているリアボックスはいわゆるGIVI箱です。(正確にはワールドウォークの類似品ですが)
はっきりいってGIVI箱をカブに取り付けているというのはカブ乗りでは少数派になると思われます。
しかしながら、カブに取り付けられていることが多い金属箱に比べてGIVI箱にはいくつかのメリットが存在しており、あえてカブにGIVI箱を取り付ける価値はあるかと思います。
以下に自分がカブのリアボックスにGIVI箱を推していきたい理由について書いていきます。
そもそものリアボックスのメリットについては以下の別記事に書いております。気になったらご参照ください。

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メリット① リアボックスを複数のバイクで共用できる
GIVI箱が金属製のボックスに対して優位である点としてベースを取り付ければ複数台のバイクでGIVI箱を使いまわせることが挙げられます。
複数台のバイクを所有している場合、それぞれのバイクにリアボックスを取り付けていても不経済です。
カブを含めた複数台のバイクを所有している方の場合、おそらくカブは通勤や買い物用、メインのバイクはツーリング用と使い分けている方がほとんどかと思います。当然、バイクに乗る機会はカブの方が多いでしょう。
そのため、カブに普段からGIVI箱を取り付けっぱなしにしておき、ツーリング等でカブ以外のバイクに乗るときには箱を使いまわすといった利用方法が賢いのではないかと考えられます。
メリット② GIVI箱は頑丈で防水性も高い

GIVI箱はとにかく頑丈です。
恥ずかしながら、自分は学生時代、交差点でスリップして転倒してしまったことがあります。
その際、GIVI箱とともにスリップダウンしてしまいましたが、GIVI箱は擦り傷程度でほとんど問題ありませんでした。
金属製の箱であったら、傷だらけになってしまうでしょう。
また、GIVI箱は完全防水をうたってはいませんが、防水性は高く足掛け7年バイクを露天で駐輪し、ゲリラ豪雨の中を走行しても浸水したことは一度もなく信頼性が高い装備です。
メリット③ バックレスト付きであれば長距離も安心

一部のGIVI箱は、バックレストが標準装備されていたりオプションで取り付けられるものもあります。
これらは、2人乗りをする際のパッセンジャーの背もたれになりますが、1人乗り(110ccのカブであってもリアボックスを付けたらパッセンジャーシートは使えなくなることが多いですよね)のカブでは、運転者の背もたれとして使うことができます。
カブの場合、正立したライディングポジションになり、長距離の走行では腰に来ることもありますが、バックレスト付きのリアボックスを選ぶことにより背もたれを作ることができます。
カブに付けるGIVI箱はとにかく大きめを選ぶべし
上記のメリットにより、GIVI箱を購入すべきである理由はお分かりいただけたかと思います。
そこで大事になってくるのが、「どんなGIVI箱を購入したらいいか?」という点になるでしょう。
結論から言うととにかく大きいモノロック箱、これに尽きます。
個人的にオススメなのが、今一番売れているGIVIのリアボックス、E43です。
デザインも角型で主張はありませんし、サイズも43リットルと大型で、通勤・通学用用カバンやヘルメットも入り、そのうえ仕事帰りにスーパーでお買い物をしても問題ない大容量と言っていいでしょう。
このモデルには、リアボックスの上に載せられるネットと背もたれ、インナーマットがセットになった商品もあります。
アドベンチャー系のメインバイクを持っている方は、こちらを購入して使いまわされるといいと思います。
総評:ダサいかもしれないが、カブに求めるべきは「実用性」ではないだろうか
GIVI箱をカブに取り付けてしまうと、正直に言ってカッコ悪いと言わざるを得ません。特に一般的な丸い箱ならなおさらです。
しかしながら、GIVI箱には汎用性と実用性という点においてその他のボックスに対してアドバンテージがあります。
カブというバイクはもともと実用車です。
機能美という言葉がありますが、カブはその言葉が最もにあうバイクの1つではないでしょうか。
機能的なバイクに機能的な箱を取り付ける。そのどこがダサいといえるのか。
また、上述の通りバイクを複数台持ちしている人にとっては、箱を使いまわせるといった点において便利であると言えます。
各人の価値観は自由であると思いますが、カブには金属箱!といった固定概念について一度再考してみるのもいいかもしれませ。