キャンプだけでなく普段使いにも! モンベルのフエゴパーカーをレビュー
暖かくなってきてそろそろキャンプに出かけたいと思っている杉浦かおるです。
今回は、モンベルの難燃性パーカー、フエゴパーカーをレビューしていきたいと思います。
半年前に購入し、キャンプやツーリング、普段使いに使用してきました。
このパーカー、キャンプ場でのたき火における火の粉に対する簡易的な被服の防護を主眼に開発された商品であると思われますが、デザインもよく、使い勝手が良好です。
様々な用途でガンガン使い倒せる服であり、オススメできる商品です。
フエゴパーカーの見た目
自分が購入したフエゴパーカーはネイビーのSサイズ。
ポケットはサイドに2か所と胸元に1か所の計3か所です。
全てのポケットはジッパーが取り付けられており、中の物を落とす心配はありません。
腰元のポケットの中にはドローコードが仕込まれており、それを引っ張ることによって服がバタつかないようにすることができます。
まあ、そこまで使うことはないんですけど…。
このパーカーの最大の特徴である生地についてですが、ビニロンとコットンの混紡であります。
このビニロンについては、モンベルの独自開発繊維であるフレアテクトが使われております。
実際に着用してみた
実際に着用してみました。
自分は身長167センチ、体重57キロのやせ型体系。ちょうど那須川天心と同サイズです。
着用しているのはネイビーのSサイズです。
ジッパーを閉じるとこんな感じ。
後ろからの姿はこんな感じです。フードが付いています。
インナーにTシャツを合わせてみます。
難燃性の生地ということ以外は一般的なパーカーなので合わせやすい印象です。
また、フエゴパーカーは重ね着を前提としているのか服のサイズ(特に腹回り)にゆとりがあるため、ミドルレイヤーを着こむことが可能です。
ここでは早春・晩秋の低地キャンプを想定して中間着に同じくモンベルのクリマプラス100 プルオーバーのフリースを着用してみます。
ジッパーを完全に上げると首元は少々苦しいですが、肩周りやお腹は全く苦しくないです。
着心地については混紡という感覚はあまりせず、綿のパーカーと同じように着ることができます。
生地も薄手です。
使用してみての感想
キャンプでの使い勝手は良好
晩秋のキャンプでフエゴパーカを利用してみました。
自分の写真を撮っていなかったのですが、上記のように10時間ぐらいたき火をしながら調理をしていましたが、服に穴が開くこともなく問題なく利用できました。
加えて、キャンプ後はたき火の臭いが服にまとわりついてしまうのですが、一般的な綿の服と同じように洗濯することができるため、キャンプ後に洗濯機にぶち込んでおけるというのが非常に楽でした。
フリースは非常に引火性が高く、焚火の火の粉が燃え移ったりする危険性がありますが、フエゴパーカーを簡易的な耐火服のように被ることで引火を防ぐことができます。(消防団員並みの感想)
キャンプツーリングでのジャケットとしても
自分はツーリングをする際、転倒時の防御性能を考えてコミネのバイクジャケットを主に使用しています。
が、荷物をできるだけ少なくしたいキャンプツーリングや、近場での買い物の際にはフエゴパーカーを用いることがあります。
フエゴパーカー自体は擦過に強いわけではありませんが、インナープロテクター等を併用することによりツーリング時の防御力を向上させることができます。
フエゴパーカーのポケットにはジッパーが付いており、容量も大きいため、財布やスマホを突っ込んで走っても安心できます。
デザインもオーソドックスであり、バイクを降りた後の散策にも適していますね。
春秋の普段使いにも最適
難燃性の素材ではありますが、薄手で綿のように使える製品であるため普段使いにも最適です。
自分は近所へ買い物に行く際、寝間着の上にフエゴパーカーをかぶって出かけます(横着者)
また、薄手のパーカーであるため、春先の脱ぎ着のしやすい恰好として、お出かけにも最適であると思います。
総評:キャンプから日常まで幅広くカバーする商品
フエゴパーカーのお値段は1万円越えであり、お安い商品がそろっているモンベルの中では比較的高価な商品であると思います。
しかしながら、難燃性だけが売りの使いにくい商品というわけではありません。
シンプルなデザインと、着心地のよさのおかげでツーリングや日常のお出かけにも幅広く使い倒せる良い商品であると思われます。
個人的にはそれなりに通気性もあるフレアテクトを消防団の制服に採用してほしいところです。
皆さんも火の用心でキャンプを楽しみましょう!