オフロードバイクで通勤はできるの?2か月試してみての感想
この記事はオフロードバイクが通勤に使えるかどうか、筆者が実際に試してみた内容になります。
こんにちは!杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
私は普段125ccのスクーターで通勤しています。
しかしながら、突然の故障。
急遽メインバイクのツーリングセローを通勤に使うことになりました。
せっかくなので、2か月オフ車で通勤してみて思ったことについて記事にまとめました。
というわけで、今回はオフロードバイクが通勤に向いているのかについて書いていきたいと思います。
オフ車で通勤するメリット
車体が軽い
オフ車は全般的に車体が軽く、取り回しが楽です。
自分の家からバイクを出すときや、駐輪場にバイクを押し込むときに、車重の軽さは役立ちます。
オンロードバイクですと、軽くても170キロは免れないとは思いますが、車体が軽いオフロードバイクは簡単にバイクを動かせるというのはとても便利です。
燃費がいい
オフ車は単気筒エンジンがほとんどであるため、総じて燃費が良いと思われます。
自分のセローでも燃費は40㎞/ℓを誇っています。
毎日乗るものであり、走行距離が嵩んでしまう通勤においては燃費の良さというものは経済性に大きく寄与するものと考えられます。
また、エンジンオイルや各種消耗品についても、オンロードバイクよりお安く買い求めることができるため、セローをはじめとしたオフロードバイクは通勤においてコスパが良いと言えます。この点優位性があると言えます。
小回りが利く
セローをはじめとしたオフロードバイクは、山の中で切り返しをする必要性などから、ハンドルがよく切れます。
すなわち、小回りが利くのです。
セローの最小旋回半径は1.9mと3ナンバーの車と同じぐらいです。
実際に、駐車場の1マス分でクルリと方向転換できてしまうほどです。
狭い駐輪場において、何度も切り返しをせずにそのままバイクを出せてしまうのは、前述の車重が軽いのと相まって利便性が高いです。
オフ車で通勤するデメリット
車体が大きく駐輪に苦労する
オフ車って意外と車体が大きいため、駐輪には少々注意が必要かもしれません。
ハンドルの幅も広く、たくさんバイクや自転車が止まっている駐輪場にバイクを入れるときには少々注意が必要かもしれません。
また、リアボックスを付けていたりすると、後ろの幅も大きくなってしまいます。
ギザギザのステップで靴底がボロボロになる
オフロードバイクのステップは、オフロード走行で泥や土によって滑らないように金属製でスパイク状になっているものがほとんどです。
これは、基本的にライディングブーツやオフロードブーツでの走行を前提としているため、通勤時にはギザギザのステップが革靴の靴底を痛めてしまいます。
自分は通勤時にリーガルのゴアテックスの靴を履いて出勤しますが、靴底の土踏まずの部分の凹凸が増えていくのを感じ、現在では何か所かギザギザの部分の跡がくっきりとついてしまっていました。
雨の日に下半身が濡れる
これは、スクーターやカブでない限り避けられないかとは思いますが、雨の日や路面が濡れていると下半身が汚れてしまいます。
本降りの日であるのならカッパを着込んで対処すれば問題ないのですが、問題なのは小雨や雨上がりの日です。
ズボンに路面の泥や汚れが付いた状態で出勤するのはナンセンスです。
こればっかりは、避けられない問題かと思います。
※余談ですが、今までいろいろなバイクに乗ってきましたが、その中で下半身を一番雨や泥はねから守ってくれるバイクはトリシティです。
オフ車に「またがる」のが面倒
これは、シート高があるオフ車特有の問題です。
シートが高いため、バイクにまたがるのが面倒なのです。
バイク用のズボンなら足を高く上げても問題はありませんが、スラックスだとズボンが突っ張って乗りにくいこともしばしばありました。
また、またぐという動作を毎日繰り返すのは少々面倒であり、簡単にシートに座ることのできるスクーターの方がその点便利であると思います。
総評:オフ車は万能だけど通勤ならばやっぱり原付の方が楽
結論から言うと、オフ車での通勤は、オンロードバイクに比べては楽ですが、スクーターやカブよりは大変だと言えます。
片道が10キロを超え、バイパスを走らないとたどり着けないといった通勤をされる方は別として、一般的な用途として考えれば通勤は125ccクラスの小型なスクーターが最強であると言えます。(かつて乗っていたアドレスV125Gは通勤最強だった)
現在自分はバイクを3台保有していますが、もし都会に転勤することになって1台しかバイクを持てなくなった、そんな場合ならばオフ車を選ぶでしょう。
しかしながら、複数台持つことが許される環境であるならば、原付で通勤したほうが楽であると思います。
実際に自分はセロー通勤が辛くなり、後輩からリトルカブを譲ってもらうことになりました。(距離が非常に近いため、セローを出すまでもなく非力なカブで十分というのがメインの理由です)
もっとも、辛い朝の出社において少しでも楽しく通勤をするためには、多少不便であっても自分が楽しいと思うバイクで家を出る方がいいかもしれませんね。