技術のない素人が失敗せずにバイクを塗装「弱者のためのDIY塗装」について
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
自分はボロボロのW650のレストアを行っています。
レストアと言っても自分には大した能力もお金も時間もないことからチマチマと直しているにとどまっています。
ただ、自分のような
- 金なし
- 時間なし
- 場所なし
- 道具なし
- 知識なし
のバイクレストア弱者としてDIY塗装を行っていく上で「弱者なりの戦い方」を覚えました。
他のブログ記事だとセミプロのような方々がしっかりと塗装をしています。
しかしながら、「自分にはそんな難しいことはできない」「ミスったらどうしよう」
と思う方がほとんどでしょう。
考え方としては
- ミスってもなんとかなる場所だけをDIY塗装する
- 大きい面積を塗装しない
などなど守るべき事柄さえ予め定めておけば素人でも問題ありません。
今回は、そんな弱者のためのDIY塗装戦術について書いていきたいと思います。
「DIY塗装弱者」とはなにか
そもそも「DIY塗装弱者」となにか定義していきましょう。
先程も申し上げた通りDIY塗装弱者は
- 金なし
- 時間なし
- 場所なし
- 道具なし
- 知識なし
です。
金なし
DIY塗装を本気で行う場合、塗料代金だけでなくクリアーやエアースプレーガンなどの購入が必要となります。
しかしながら、一般のご家庭でご用意するのは大変です。
バイクを毎年入れ替えるのならともかく1台塗装するためだけに設備を整えるのは無駄と言えるでしょう。
時間なし
タンク塗装などはサフから本塗り、クリアーまで何度も塗装する必要があります。
一般のサラリーマンにそんな時間はありません。
せいぜい1日で終わる作業に納める必要があります。
場所なし
塗装ブースを設置するどころか庭すらないライダーも多いのではないでしょうか。
自分には庭がありますが、屋根はついておらず、道端で塗装するのと変わりません。
知識なし
自分に塗装の知識は殆どありません。
プラモデルで塗装したことすらありません。
塗装素人が挑戦しても良いバイクのパーツ
我々塗装素人の「塗装弱者」はバイクのすべてを塗装してはいけません。
いきなりボディやタンクを塗装するのはもってのほか。
我々のような素人がDIY塗装をしていいところは「小さい部分」「目立たない部分」「タッチペンで補修できる部分」です。
小さい部分
小さい部分は、ハンドルポストやキーシリンダー回りなどごく小さな部分。
それも分解すれば独立したパーツに分割できるところが一番ベストでしょう。
目立たない部分
次に素人が行っていい部分は目立たないところです。
下回りの塗装をシャーシコートブラックで錆止めするなどが挙げられます。
しかしながら、目立たない分を塗装したとしても意外ときれいに見えるものです。
個人的におすすめなのがエンジンの塗装。
古いバイクですと空冷エンジンの塗装が熱によって剥がれている場合があります。
これを塗装すると非常に綺麗に見えるのでおすすめです。
刷毛塗りをすれば屋外でも、素人でも簡単に施工可能です。
タッチペンで補修できる部分
これを塗装と言っていいのか微妙なラインですが、タッチペンでの補修で終わる範囲の塗装もおすすめです。
黒いタッチペンならフレームの簡易的な塗装も可能。
目立たない部分のタンクのハゲなどをタッチペンで塗装するのもよいかと思います。
総評:ミスらないようにやるべき
バイク塗装はミスすると大変。
より汚く、みっともなく、安っぽくなってしまうことがあります。
目立たない部分の補修をしたとしても黒がしっかりと黒くなるだけで車体の印象は大きく変わります。
プラモデルでいう「墨入れ」みたいなものです。
とりあえず目立たない部分・ミスっても取り戻せる部分だけを修正し、タンクやボディなどはお店に任せたほうがいいかもしれません。