厚底ブーツを履いてバイクに乗るメリット・デメリット
この記事は「小柄なライダーに厚底ライディンブーツをオススメしたい!」という記事になります。
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
さて、私は165センチの低身長。
さらに短足なで太ももがぶっといためバイクの足つきに常に不安を抱えています。
このため1年ほど前に厚底ブーツを購入しました。
感想としては「もっと早く買っておけばよかった」「これまで立ちごけに恐れながら乗っていた時間を返して!」というもの。
短足ライダーなら厚底ライディンブーツは絶対に購入すべきアイテムです。
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しかしながら、「厚底ブーツってライディングに変な影響を与えないか」という心配を持っている方もいるかもしれません。
そこで今回は「厚底ライディンブーツを履いてバイクに乗るメリット・デメリット」を解説していきたいと思います。
なお繰り返しになりますが、足つきを気にしているならば厚底ライディンブーツは買うべきです。
厚底ライディンブーツのメリット
足つきの向上
何と言っても足つき性の向上は厚底ブーツの大きなメリットです。
上の比較写真を見てください。
これは自分の愛車のTRX850に普通のブーツと厚底ライディンブーツ(厚底スワロー)を履いての比較写真です。
どうでしょう、普通のブーツではカカトが浮いていますが厚底ブーツの方は足が軽く曲がるほどの余裕があるのが見て取れるかと思います。
足つきの向上は信号待ちなどで停止時にヒヤリとする可能性を大きく減らしてくれます。
立ちゴケリスクの軽減
足つきが向上することによって立ちゴケのリスクが軽減されます。
渋滞時のストップアンドゴーや、Uターン時にグラリときた場合など、バイク歴10年の自分であっても時たまヒヤリとすることがあります。
実際に地面が凹んでいて足が付かず立ちゴケしたことも…
しかしながら、厚底ブーツを履くと「足が付かない」なんていう恐怖や実害を大きく減らすことができるのです。
「乗り出す億劫さ」が軽減される
自分のように大型バイクに載っていると「休日にバイクを出すのが面倒」という問題と戦うことになるでしょう。
実際またがってエンジンを掛ければこんな憂鬱さとはおさらばできますが、着替えてメットを被ってブーツを履いて…
とバイクは車より乗るための手順が多く心理的なハードルは高いものがあります。
その中で短足ライダーにはもう一つ心理的ハードルが加わるのです。
それが、足が付かないという恐怖。
車庫や駐車場での取り回しやまたがったときのグラつきなど、短足ライダーは一般的な身長のライダーよりもバイクに乗る際に怖い部分が1つ多くあるのです。
厚底ブーツを履くことによってこの1つのハードルを減らしてくれるのはメリットでしょう。
厚底ブーツのデメリット
チビライダーに厚底ブーツを圧倒的にオススメしたい自分ですが、それでも厚底ブーツにはデメリットがあります。
もっとも、これらは「足つきの向上」というメリットに比べれば些末なもの。
ただ厚底ブーツユーザーとしてデメリットについても一応解説していきます。
操作性の悪化
厚底ブーツを履くとリアブレーキやギアチェンジの操作性が悪化することは事実です。
底が厚いために足先の動きがわかりにくく、底が薄いシューズから履き替えるとはじめは困惑すると思います。
ただこれは慣れでなんとかなる部分です。
レースをするのでないなら気にするほどではありません。
数日乗れば違和感はなくなります。
なお、リアブレーキやチェンジペダルの位置調整を行うとより良いと思います。
歩きにくい
厚底に慣れていない人、特に男性にとっては厚底ブーツで歩くのは疲れます。
どうしても普通の靴の感覚で歩こうとして足を引きずったりエスカレーターに乗るときにつんのめったりすることがあると思います。
バイクを降りて観光する場合などでは困惑する部分もあるのではないでしょうか。
厚底ブーツがバレてそうでちょっと恥ずかしい
これも男性特有だと思いますが、厚底ブーツはソールが分厚いので「シークレットシューズ履いてるやんけプププ」的な目で見られてないかちょっと心配になる部分があります。
その点女性ならばファッションとして全く違和感はないのが羨ましい。
厚底ブーツを履いてる男なんてMr.Bigぐらいのものでロックスターと令和のチビ男は全く違うんだよなあという気持ちに襲われます。
まあ、バイクジャケット着ている時点でコスプレみたいなものだと諦めて、足つきの実利を取って厚底ブーツを履けばいいと思います。
もっともこれは自意識過剰ですね。
おすすめ厚底ライディンブーツ
さてここからは自分がおすすめする厚底ライディンブーツについて紹介していきたいと思います。
すべてWILDWING社の商品の紹介になってしまいますが、ご容赦のほどお願いします。
ワイルドウィング厚底スワロー
まずは厚底スワロー。
ショートブーツモデルです。
自分も愛用している商品です。
ショートブーツですから脱ぎ着もしやすいためツーリングやちょっとしたお散歩においても便利です。
つま先が25mm、ヒールが50mm普通の製品より盛られています。
これを履けばバイクの足つきはかなり改善することでしょう。
ワイルドウィング厚底ファルコン
次に紹介するのは厚底ファルコン。
ミドル丈のブーツです。
以前自分は他社の類似モデルたるアビレックスのYAMATOを履いていました。
ミドル丈はブーツイン・ブーツアウトのどちらにも対応しているうえ、一般的な丈をしているのでジーンズと合わせるとかっこいいと思います。
乗るバイクを選ばないデザインといえるでしょう。
ワイルドウィング厚底イーグル
最後に紹介するのは厚底イーグル。
ワークブーツ型です。
気取らないデザインで革ツナギを合わせれば気分はイギリスのカフェレーサーでしょう。
これには夏に便利なパンチングレザーモデルもあります。
他にも商品があるので詳しくは楽天や公式サイトから御覧ください。
それぞれのブーツは特注で50ミリから80ミリまでつま先を盛ることも可能とのこと。
つま先を80ミリ盛ればローダウンしていないアドベンチャーに乗るなどの暴挙に出ない限り140センチ台の身長でも乗れないバイクはないのではないでしょうか??
余談:中敷きで盛るのもあり
余談ですが大きめのブーツを購入して中敷きを重ねることで足つきを改善するのも一つの手段でしょう。
なお、足つき改善に寄与するのはつま先側のアンコ盛りなので、かかと側を伸ばしてもあまり意味がないことを最後に書いておこうと思います。
例えば私が以前使っていたアビレックスのYAMATOは普通のブーツなのですが、サイズが大きく中敷きを3枚入れていました。
このため、中敷きなしよりも体感で1センチほどつま先が盛られ足つきが改善しました。
どうしても気に入ったブーツがある場合は大きめのサイズを買って中敷きや厚い靴下などで少しでも底の厚さを稼いでみるのも一つの手段だと思います。
総評:足つきに少しでも不安があるなら厚底ブーツ買っとけ
厚底ブーツを買って損したと思ったことは一度もありません。
それまでは足つきが怖く山道でのUターンや凹凸のある道でのストップアンドゴーなど様々なシーンで恐怖を抱えながらツーリングをしていました。
しかし、厚底ブーツを購入してこれらの恐怖から開放されたため、ツーリングを背の高い人と同じ感覚で楽しむことができるようになりました。
目が悪い人のメガネ、耳の悪い人の補聴器のように自分を助けるためのアイテムとして「小柄なライダーに厚底ブーツ」をオススメしたいです。