バイクで夜景を撮影する際に必要なアイテムについて
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
自分は一眼カメラ歴5年、バイク歴10年のライダーです。
このブログを書いたりInstagramやツイッター(X)に写真を上げるためによくカメラを抱えてバイクで出かけることが多いです。
特に好きなのがバイクと夜景の写真。
夜景の撮影はカメラ撮影の中でも難しいものの一つですが、バイクという被写体も一緒に撮影するとなるとその難易度はさらに上がります。
バイクで夜景を撮影するのであれば機材選びが重要になってきます。
今回はバイクで夜景を撮影する際に必要なアイテムについて自分の経験から本当に重要なアイテムに絞って書いていきたいと思います。
フルサイズの一眼はやはり必要
バイクで夜景を撮影するのであればカメラがなければはじまりません。
自分は何台ものカメラを使ってきましたが、日中ならともかく夜景を撮影するのであればフルサイズの一眼が必要になるのは言うまでもありません。
自分はα7Ⅲを使用しています。
APS-C機やコンデジでも撮影は可能
自分の持っているカメラがAPS-C機やマイクロフォーサーズ、コンデジしかないという人もいるでしょう。
しかしながら、そういったフルサイズ機ではないカメラであっても夜景の撮影は可能です。
後述しますが、しっかりとした三脚を使用し、ISOを最低にして長秒撮影をすれば全く問題ありません。
下のリトルカブを撮影した写真はAPS-C機かつ、現在では型落ちとなってしまったSONYのα6000で撮影したものです。
またツーリングセローでもこの通り
さらにコンデジであるSONYのRX100M5Aを使っても割りとキレイに撮影できます。
さすがに大きなディスプレイに出力するとイメージセンサーのサイズが異なることから厳しいものがありますが、スマホで見るぐらいなら差はわかりません
参考に同じ場所でフルサイズミラーレス一眼のα7ⅢとコンデジのRX100M5Aで撮影したものを比較してみます。
正直三脚を使えばほとんど差は見られないでしょう。
ただし、写真を撮影するときの歩留まりという点においてはα7Ⅲの方が圧倒的に上です。
フルサイズ機は手持ちで夜景が撮影できるのが最大の強み
しかしながらフルサイズカメラをおすすめする理由は手持ちで撮影ができること。
かなり暗い場所であってもイメージセンサーの大きさと高感度撮影により手持ちで撮影ができてしまいます。
下の写真は自分が月明かりしか見えない山中で撮影した写真です。
レタッチをしていますが、手持ちで撮影したものです。
APS-C機やコンデジではとてもこういった写真を撮ることができません、
スマホでもかなりのものが撮影できる
現在のスマホは多重露光や自動での画像処理などがどんどん進化しており、10年前とは隔世の感があります。
夜景撮影にしても素人の一眼よりスマホのほうが下手をすればキレイに撮影できるのではないかと思います。
特にミニ三脚などを併用すれば自動的に夜景モードに変更されさらにキレイに撮れるようです。
参考にα7ⅢとGoogle Pixel5aで撮影したものを比較してみます。
三脚はミニ三脚でもいいが、可能ならトラベル三脚がおすすめ
次に必要なアイテムは三脚です。
少なくとも工場夜景のような特に光量が低い場所での撮影や、前述のようにスマホやコンデジ等での撮影など、キレイに写真を撮影したいのであれば三脚がなければ話になりません。
小さいカメラであればミニ三脚でも十分ですが、フルサイズ機を利用したり画角を調整するのであればトラベル三脚があるといいでしょう。
トラベル三脚は旅行用に小型・軽量に作られた三脚です。
そのコンパクトさからトレッキングをする方も利用します。
バイクにおいてもリュックサックに詰め込めるトラベル三脚をおすすめします。
おすすめの三脚
次に自分が所有しておりおすすめの三脚について書いていきます。
マンフロットミニ三脚
まずはこのマンフロットのミニ三脚がおすすめです。
折りたためば20センチぐらいの棒になり、ポケットに入れていても問題ないぐらいです。
α7Ⅲでも単焦点レンズぐらいなら全く問題なく保持してくれます。
スマホ用の固定具と合わせればミニマルな夜景用装備として十分機能してくれることでしょう。
マンフロットのトラベル三脚
自分が次に愛用しているのがマンフロットのトラベル三脚「MKELES5」です。
これは足が通常の三脚の反対向きに折れるのが特徴。
折りたたむと最小サイズが32センチになります。
比較的小型な通常の三脚と比べるとこの通り。かなり小さくなります。
マンフロットという実売1.5万円程度で購入できます。
三脚は長く使えるアイテムです。カメラやレンズにこだわる前に三脚を購入しておきましょう。
レリーズ
次に必要になるのはレリーズ。
レリーズはカメラのシャッターボタンを押さずに撮影ができるアイテムです。
三脚に固定してカメラを撮影する場合、シャッターのボタンを押したその振動が写真のブレに繋がります。
特に長時間露光をする夜景撮影ではそれが顕著です。
タイマーを使って撮影することも一つの手段ですが、撮影に時間がかかるので面倒です。
※夜景撮影では何枚も撮影することになるので実際の現場ではタイマーを使うとまどろっこしくてたまりません
そこであると便利なのがレリーズ。
純正品はかなり高価なアイテムです。
一方で、SONYの場合にはAmazonからリモコン型の無線レリーズが販売されており、お値打ちに販売されています。
夜景ではなく自撮りでも使えるアイテムなので持っておくべきでしょう。
照明は写真のクオリティを上げる
照明もあったほうが便利です。
工場夜景等の場合、全く明かりがないところで撮影することもしばしばあります。
そういった場合、バイクを照らすものがないため撮影をしたところでバイクが背景と同化してしまい何を撮影しているのかわからないということがあります。
この場合、照明を持っていくと便利です。
Amazonではかなり安い値段でLED照明が販売されており、それを使って足元から照らすなどしてバイクを際立たせることができます。
撮影以外でも懐中電灯などに比べて広範囲を均一に照らすことができることから夜間の青空整備においても役立ちます。
カメラバッグはリュック型がいいかも
カメラバッグも撮影時に必要です。
自分はショルダーバッグ型のカメラバッグを使用しており、三脚を持っていく場合は一緒にリュックサックに入れています。
これは一般的なツーリングの際は三脚を持っていかないからです。
ただ、全てが1つのバッグで完結するリュック型のカメラバッグもあるので、スタイリングや好みでバッグを選べばいいと思います。
もっとも、リュック型が一番便利なのは間違いありません。
総評:とりあえず三脚を買って撮影に出かけよう
とりあえず、三脚を買ってスマホや手元のカメラを持って夜間撮影に挑戦してみるといいと思います。
色々な場所で撮影してみること、何枚も撮影することによって自然と腕も上がっていくでしょう。
フルサイズ一眼は値段も高く、万人におすすめできるものではありません。
機材だけを買って挫折してしまってはお金の無駄です。
しかしながらミニ三脚なら数千円程度、スマホなら追加費用は掛かりません。
手元の道具で試してみてもっといい写真を撮影したくなったら良いカメラやレンズを試してみるのが一番良いと思います。
機材を購入しなくとも現在はレンタルできるサービスもあります。
GOOPASSは撮影機材の月額制サブスクリプションサービスです。
カメラ本体・交換レンズ・GoPro・ドローンなど約2,500種類以上の機材が、商品に返却期限はなくお好きなタイミングで入れ替えられます。
高額なカメラを購入する前にまずGOOPASSを使って夜景撮影に挑戦してみてはどうでしょうか?