大学生向け
PR

大学生の初めてのバイクはオフロードバイクにした方がいい理由

杉浦かおる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、仕事が忙しくバイクになかなか乗ることができない杉浦かおるです。

自分はすで大学を卒業して社会人として働いていますが、学生の頃はバイクサークルの会長としてツーリングやサーキット走行会などの企画をしていました。

3年近くバイクサークルを運営してきた中で、初心者からよく寄せられる質問がありました。

それは、「初めてのバイクはどれにしたらいいですか?」というものです。

基本的に125cc以上のバイクは趣味性の高い乗り物であるため、その質問にはいつも「自分がかっこいい、気に入ったバイクを買うといいよ」と答えることにしています。

ただ、学生ライダーと50人以上関わってきた中で、後悔しない学生ライダーの初めてのバイクの選び方についてだんだんと傾向が分かってきました。

それは、タイトル通り大学生の初めてのバイクはオフロードバイクにすべきであるということです。

自分自身、学生時代にセロー250を3年間、45,000キロ保有しており、この自説には自信をもっています。

今回は、大学生の初めてのバイクにオフロードバイクを勧める理由について書いていこうと思います。

初めてのバイクに悩んでいる大学生ライダーの助けになれば幸いです。

toc

スポンサーリンク

大学生がオフロードバイクに乗るメリット

ランニングコストが安い

大学生は金がない。

しかしながら、バイクは金食い虫である。

したがって大学生がバイクに乗るならできるだけランニングコストが安いものを買うべきであるということです。

それだけでは何が言いたいかわかりにくいので具体的に例を挙げていきます。

250㏄オフロードバイクの燃費は30~40キロです。

自分の乗っていたセロー250は平均で37キロほどでした。

一方、知人が乗っていたいわゆるニーハンマルチであるバリオス(学生が好きなバイクですよね)では同じ排気量にも拘わらず実燃費は16キロ程度。燃費について2倍以上の差があります。

つまり、セローとバリオスで300キロの日帰りツーリングに行ったと仮定すると、ガソリン代はセローの方が約1,200円なのに対して、(レギュラー150円/ℓと仮定したとして)バリオスの場合は約2,800円となります。

つまり、同じ250ccのバイクであってもガソリン代だけでツーリングの昼食分の差が出ることになります。

また、タイヤについてもオフ車の場合、前後セットで13,000円ぐらいで購入することができるのに対して、YZR-R25の場合、最も安い部類のバイアスタイヤでも前後で17,000円ほどです。

また、これらのランニングコストは排気量とともに跳ね上がっていきます。

大型バイクでは、タイヤ台だけで5万円近く取られることもあります。

以上のことから250㏄のオフロードバイクはランニングコストが安いと言えます。

転んでも壊れない

よくTwitter峠で槍玉に上がる、いわゆる「ごめんね忍者(ゴメニン)」「ごめんねニダボ」。

主に初心者ライダーがNinja250やCBR250RRで転倒した画像をTwitterに上げては心無いユーザーからののしられ二重に傷つく誰も得をしないモーメントです。

Ninja250やCBR250RRのようなバイクはいわゆるフルカウルに当たるのは皆さんご存知かと思われます。

フルカウルのバイクは転倒してしまうと、カウル交換を余儀なくされ多大な出費を強いられることになりかねません。

一方オフロードバイクについては、そもそも転倒することを前提として設計されているバイクであるため、転倒時に破損する部分は少ないです

恥ずかしながら、自分がセローに乗っていた際、交差点を勢いよく曲がり、60キロほどでスリップダウンしたことがあります。

人間は下半身がズル剥けになりましたが、セローについてはレバーとハンドルの取り換え(8,000円ぐらいの損害)のみの破損にとどまりました。

もし、あれがフルカウルで起こったとすれば、カウルが全体的に破損して、もしかしたら廃車だったかもしれません。

このような話をすると皆さんは「転ぶ奴は飛ばしすぎだ」とか「自分は安全運転を心がけるから転ぶわけはない」と思われるかもしれません。

しかしながら、誤解を覚悟で言うと大学生でバイクに乗れば、多くの人は一度は転びます

自分のバイクサークルは、ツーリング主体で全く飛ばすような部類のものではありませんでしたが、メンバーの内半分は走行中に転倒した経験がありました。(立ちごけならほぼ全員)

転倒の中には、雨の日に徐行していたものの、マンホールのフタを踏んでハイサイドしたり、ブラインドカーブの砂で転んだりと、安全運転を心がけていても事故ってしまった人もいます。

社会人であれば、天気の良い日を選んで走行することもできるでしょうが、大学生の場合ですとバイクが唯一の交通手段となってしまい、悪条件の中でも走行せざるを得ません

当然転倒のリスクは上がります。

転倒しても安く済むオフ車を購入してみてはどうでしょうか。

整備が簡単、自分でやれば安上がり

オフロードバイクをオススメする理由として、整備が比較的容易であることがあげられます。

単気筒でカウルもないため、簡単な整備はショップにお願いする必要はありません。

オイル交換やチェーンメンテ、プラグ交換といった整備を学生時代の有り余る時間を使って自分で整備をやってみるとバイクへの愛着も湧きます

工賃も取られることもないです。

バイクについて学ぶいい機会になると思います。

学生ライダーは高速道路に乗らない

オフロードバイクの弱点、それは高速道路が辛いこと

250㏄単気筒で馬力も低く、風防もない直立姿勢であるため、オフロードバイクでの高速巡行はHOT LIMIT状態でただひたすら耐えることになってしまいます。少なくとも楽しくはない。

しかしながら、学生ライダーは高速道路にほとんど乗ることはありません。

もちろん、あなたにお金があったり都心の大学に通っておりツーリングスポットに出るまでに高速道路を利用する人もいるかと思います。

しかしながら、地方大学の学生にとっては、キャンパスや下宿、実家の周りがすでにツーリングスポットであります。

また、バイクサークルを運営していく中で、メンバーの中には当然125ccで参加する方もいました。

原付2種では高速道路も乗れませんし、そのような方を尊重するためにもツーリングルートは高速道路を利用しませんでした。

要するに大学生は暇があるんだから下道走れということです。

緊急時以外で高速道路を走らないと割り切った運用をすればいいとおもいます。

オフ車でしかやれないことがある

自分としては、バイクに乗るならぜひ大学生のうちに一度はオフロードを走ってみてほしいと思います。

舗装路を走るだけがバイクではないということを知ってほしいと思います。

実際に、自分の知り合いのサークルでは、オンロード勢がオフロードの楽しさに目覚めてしまい一気にバイクをオフ車に更新したという話もあります。

オンロードバイクでオフロードを走ることはできませんが、(やる人いるけど)オフロードバイクでオンロードを走ることも、さらにはサーキットを攻めることもできます

サーキット走行をする学生時代の自分です(立ちごけしそうになっている画像ではない)

この点からもオフロードバイクをオススメしたいです。

売却時、値落ちが少ない

これだけ人にオフロードバイクをオススメしておいて、売る話をするなよ!と思う方もいるかもしれません。

しかしながら、現実的な話として社会人になった際にバイクを所有し続けられなくなってしまうこともあります。

東京都心での勤務や、雪国、海外赴任などによって愛車を手放さざるを得ないことも考えられます。

オフロードバイクの場合は売却時の値段が比較的高いです。

自分のセローを手放した際、4年落ち、45,000キロ走行のものが22万円で売れました。

購入した金額が53万円でしたから、実質31万円でセローを4年間楽しめたわけです。

将来、大型バイクを増車した際のセカンドバイクになる

先ほどとは逆に、社会人になり金銭的余裕ができると、大型を増車したくなってきます。

自分も就職初のボーナスをはたいてMT-07を増車しました。

しかしながら、大型は結構乗るのが億劫であったり、短距離でわざわざこれを持ち出すのはなぁと思うこともしばしば。

そんな時にセカンドバイクとして学生時代からのオフ車があると便利です。

軽量で取り回しもよく、使い勝手がいい。下手をすれば大型を降りてもオフ車はそのままであったりして。

大学を卒業してもオフロードバイクはよき相棒でいてくれるでしょう。

大学生がオフロードバイクに乗るデメリット

モテない

オフ車はとにかく女にモテないこれマジ。

ここ数年のモトブロガー人気でフルカウルバイクの脚光を浴びるようになりましたが、依然としてネイキッドやクルーザー型のバイクが人気ですよね。

オフ車なんぞ眼中にない人も多いです。

女子なんかはさらにそれが強く「バイク乗ってるよ~」といって実際に車体を見せると「あっ…(察し)」となったこともしばしば。

キャンパスの駐車場から出てくるスリップサインが出ているスーフォアやチェーンが錆色になってガラガラ言っているドラッグスターの後席に女子を乗せたライダーに対して整備不良のバイクに女を乗せるな!と憤ることになります。

整備不良のバイクに乗る男は女を手荒に扱う(強い偏見)

オンロードバイクに乗れなくなる(ことがある)

これはたぶん自分だけであるとは思いますが、オフロードバイクに慣れすぎてしまうとオンロードバイクに乗ってもしっくりこなくなってしまうことがあるとは思います。

21インチホイールの鷹揚なハンドリングに対し、ハンドルをこじったりバンク主体で大胆に曲がったり、直立したポジションで走ることに慣れてしまうと、17インチホイールの機敏な動きや、セパレートハンドルに違和感を覚えるようになってしまいます。

自分は社会人になってMT-07に乗り換えましたが、オフロードバイクとの違和感がどうしてもぬぐえず、1年ほどで手放すことになってしまい、またセローを買いなおすという不思議な行動をしてしまいました。

総評:大学生には250ccトレールバイクが攻守最強

何度も申し上げているように、バイクは趣味の乗り物であることから、自分が気に入ったバイクに乗ればいいと思います。

CBR250RRがかっこいいと思えばそれに乗ればいいし、トム・クルーズが好きなりGPZ900Rを購入すればいい。

しかしながら、大学生というお金が限られる中でバイクを最大限に楽しむには、250ccのトレールバイクが一番オススメであると言えます。

僕は、その中でもセローが一番いいと思います(セローおじさん並みの感想)

セローはいいぞ

スポンサーリンク

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ABOUT ME
杉浦かおる
学生時代にバイクサークルの会長をしていたアラサー
・バイク歴10年
・走行距離10万キロ超
・日本一周達成済み
長距離キャンプツーリングとバイク弄りが趣味
現在はTRX850、W650、PCX、マークXに乗っています
カメラはSONYα7ⅢとRX100M5Aを愛用

読んだ人の役に立てるブログを目指して記事を作成しています

TwitterとInstagramもフォローよろしく!
記事URLをコピーしました