バンドック・ソロドーム1はバイク・自転車乗り向けの小型軽量テントだ!
この記事はバンドックの1人用小型軽量テント「ソロドーム1」を実際にキャンプツーリングで使ってみてのレビューとなります。
こんにちは、北海道ツーリングに向けての装備がそろった杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
北海道ツーリングのお供テントとして、バンドックの軽量テント「ソロドーム1」を購入してみました。
このソロドーム1、キャンプ芸人としても知られる「ヒロシ」さんも愛用されているテントとのこと。
とにかく小型かつ軽量でバイクツーリングだけでなく自転車で旅をする方にもおすすめできるテントだと感じました。
北海道ツーリングの前哨戦として「しまなみ海道3泊4日ツーリング」にて実際にソロドーム1を使用してみました。
結果としては値段から考えるとかなりお得であり、キャンプツーリング初心者の1つ目のテントとして、日本一周するライダーの相棒としても使えるテントなのではないかと思いました。
今回の記事はそんなバンドックの「ソロドーム1」を実際に使ってみてのレビューとなります。
- とにかく軽い
- 収納サイズがコンパクト
- 組み立てが簡単な自立型テント
- インナーがフルメッシュで涼しい
- コットを使えばコットテントになる
- 少々安っぽい
- 付属のアルミペグは使えない
- 軽量すぎて耐久性に不安
- 居住性は低い
- 冬は寒い
- バイクツーリング初心者
- バイク・自転車で日本一周を目指す人
- 荷物少な目のソロキャンプをしたい人
- 冬以外の季節でキャンプをする人
スペック
ソロドーム1の主なスペックは以下の通りです。
※バンドックのサイトやAmazonを見ながら作成しましたが、バンドックのwebサイトが見にくいのでカラー等の見落としがあったらごめんなさい
材質 | フライ/ポリエステル インナー/ポリエステルメッシュ フロア/ポリエステル 入口&窓/ポリエステルメッシュ フレーム/ジュラルミン |
重量 | 約1880g |
カラー | ブルー・ベージュ・カーキ・ブラウン(Amazon限定) |
展開サイズ | 約2000×1500×1100mm |
収納サイズ | 約380×150×150mm |
対水圧 | 約3000mm |
付属品 | アルミペグ・ロープ・ギアハンモック・補修ポール |
カラーは複数ありますが、自分はAmazonで一番安かったベージュを選択。
購入時の値段は約8,900円でした。
ベージュと言ってもいわゆるタンカラー、サンドカラーになります。
組み立て方法
いわゆる魚座型のソロテントです。
インナーテントは吊り下げ式です。
組み立ては極めて簡単な部類に入ります。
わざわざ説明するほどでもないですし、言葉よりも動画の方がわかりやすいので、組み立て方は他の方のyoutube動画を見ていただいた方がいいでしょう。
うれしいのはテントの収納袋に組み立て方のついた説明書が縫い付けられているところ。
久々の設営だと忘れてしまうことも多いので便利です。
自立テントなので無風でのキャンプや東屋の下で設営するなどの場合はペグダウンの必要もありません。
ソロドーム1のレビュー
ここからは、ソロドーム1を使って3泊4日のしまなみ海道キャンプやいつものキャンプ場までキャンプツーリングをして実際に使用してみてのレビューとなります。
使ってみて軽量コンパクトというのはキャンプツーリングにおいて正義だなと改めて感じました。
とにかく軽くてコンパクト
キャンプツーリングにおいて道具の軽量コンパクトさは正義だと改めて実感しました。
収納したサイズは2ℓペットボトルを一回り太くした程度。
手のひらの上に載せることができるほど軽量です。
さらにGIVI箱の上に積載できるレベルのコンパクトさ。
どれを取っても便利というほかありません。
サイズや重量という観点なら高価な山岳テントに匹敵するスペックといっても過言ではありません。
コットテントとしての使用も可能
ソロドーム1はコットテントとして使うことも可能です。
自分はDODのバッグインコットをもともと所有しています。
ソロドーム1の中にコットを入れようとしたのですが、インナーテントを全開にしても微妙に入らない。
そのため、テント底面にコットを土台として入れて簡易的なコットテントとして使用しました。
バッグインコットよりもテントの方がわずかに大きいためテントの端が余ってしまい凹みができます。
その凹みはリュックなどの荷物を置くスペースにもなるため意外と便利です。
なお、コットテントにしてしまうと通気性が上がります。
夏なら快適ですが、秋冬だと寒く感じる方もいるかもしれません。
その場合は中にEVAマットを導入すると断熱性と寝心地を改善することができます。
テント内の収納の多いのがグッド!
一人用の細長いテントにもかかわらず、ソロドーム1の収納スペースは多いです。
テントの天井部分にメッシュのハンモック型の収納スペースがあります。
そこにはランタンをひっかけられるフックも付いています。
さらにテントの短辺にあたる部分、つまり両サイドにスマホと財布なら軽々入るサイズのポケットが装備されています。
実際にソロドーム1で何泊かキャンプをしましたが、小物を入れておくスペースには困りませんでした。
自立型テントなので日本一周向きかも
自立型のテントは日本一周向きです。
ペグダウンすることが困難な場所(東屋の下や舗装された場所)でもテントが立てられます。
自分は何十泊もキャンプをしていますが、ペグダウンしなくても済む設営日ってかなり多いんですよね。
軽量かつペグダウンの必要がないソロドーム1は日本一周向きであると言えるでしょう。
フルメッシュなので冬は寒い
ソロドーム1のインナーテントはフルメッシュです。
フライシートも大きなベンチレーションが付いています。
このため春夏向きのテントであると言えます。
3月上旬にしまなみ海道や浜松の山奥でキャンプをしました。
どちらも最低気温は一桁台で、さらに通気性のいいコットテント状態にしていたので結構寒かったです。
特にコットにするとフライシートと地面の間に隙間ができるため底冷えします。
幸いシュラフが0℃対応のものであり、ブランケットも持って行ったので快適に睡眠できました。
決して冬向けのテントではないという印象。
少なくとも自分は氷点下近くなるような気温では使わないでしょう。
付属のアルミペグはすぐ折れる
自分自身がアルミペグを使うことが初めてということもありますが、付属のアルミペグがすぐ折れました。
しまなみ海道の下が土のサイトであっても2本折れてしまうという状況です。
重くてもOKなのであれば鍛造ペグにアップグレードした方が安心でしょう。
ペグは10本必要です。
連泊するならタープがほしいかも
あくまでもソロドーム1はソロテント。
テントの高さは167センチの自分が胡坐を組んでちょうどいいぐらい。
前室も小さく、ブーツや小さめのホムセン箱が入る程度のサイズであり、とても煮炊きはできません。
このため、雨天時や夏の直射日光の下で調理をしたり快適に過ごしたりしたいのであればタープが必要でしょう。
ソロドーム1と一緒に購入するといいアイテム
ここではソロドーム1を買ったら一緒に購入するといいアイテムについて記載していきます。
DOD・バッグインコット
DODの小型軽量なコットです。
値段は意外と高いのですが、コット泊に慣れてしまうとマットだけのテントで寝るのは耐えられません。
ソロドーム1をコットテント化したいのであれば持っていて損はないでしょう。
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Snowpeak・ソリッドステーク
いわゆる鍛造ペグです。
付属のアルミペグでは心もとないのでペグのアップグレードをすべきです。
自転車乗りの方なら重荷になってしまうので必要ないかと思います。
一方バイク乗りの方であれば多少重くなっても自分が漕ぐわけではないうえ、占有スペースも普通のペグと大差ないため購入しておくべきでしょう。
河原のキャンプ場などでは普通のペグは役に立ちませんが、鍛造ペグならば問題なし。
Amazonで購入するよりも中古のペグをメルカリで買った方が賢いと思います。
ちなみに全部鍛造ペグにする場合、10本必要です。
タープ
めんどくさがりやな自分はタープを使うことはしないですが、ソロドーム1で快適にキャンプをするのであればタープを持って行った方がいいでしょう。
タープとテントのカラーリングを合わせた方がおしゃれですよね。
バイクで使うならコンパクトなポリエステル製が無難でしょう。
多少積載に余裕があって焚火も考えるのであればポリコットン製、いわゆるTCタープを合わせて購入すべきでしょう。
ポール
ソロドーム1のカスタム法には別に買ったポールを使い前室の扉を持ち上げタープ代わりにするというものがあります。
タープを購入しなくとも別売りのポール2本だけで簡易的なタープになるので便利そうです。
北海道ツーリング時には邪魔になるのでもっていかないですが、今後余裕ができたら自分も購入して取り付けを行ってみたいと思っています。
総評:初めてのテントにも、日本一周のお供にもなるテント
軽量コンパクトなソロテントとしてソロドーム1はコスパに優れていると思います。
もちろん細部のつくりなど値段相応の部分はありますが、ここまで軽量かつ収納サイズがコンパクトなテントが一万円台で購入できるのは驚異的です。
バイクツーリングや自転車での旅を始められる方の最初のテントとして、また日本一周のお供テントとしてソロドーム1はおすすめできるテントであると思いました。