コミネのニープロテクターSK-827は、通気性抜群で目立たないプロテクター
こんにちは、W800でお出かけしたい杉浦かおるです。
今回は、ツーリングをするにあたり、ライディングパンツの下に着用できるニープロテクター、SK-287を購入したのでレビューをしていきたいと思います。
軽量かつ薄型でズボンの下に装着しても目立たないという点で、ジーンズやスキニーの一般的なパンツやライディングウェアであってもパンツのデザインを崩さずに着用できるという点でこのプロテクターは優れています。
また、防御力をある程度犠牲にしながらもメッシュ状のプロテクターであり、夏のツーリングであっても膝が蒸れることはない良いプロテクターであると言えます。
春夏のツーリングや、ネオクラシックやストリート系のバイクをかっこよく乗りたいけどプロテクターがないと心もとないといった需要に答えてくれるプロテクターであると言えます。
SK-827を購入した理由
今回、SK-827を購入した理由としては、夏にライディングパンツとして活用するHYODのベントパンツのインナープロテクターが入れづらいことが挙げられます。
夏場のライディングパンツはツーリングごとに洗いたいですが、インナープロテクターの着脱に毎回10分ほどかかり、非常にやりづらいことが悩みでした。
このため、しばらくは膝プロテクターなしで走行していましたがそれがちょっと怖い。
なぜなら遠い昔にバイクでスリップダウンをしたことがあり、転倒時にズボンが破れて膝から足首近くまでの皮がベロベロになってしまったことがあるからです。
だから薄手の夏ズボンであれば膝プロテクターは絶対に必要であるということで、SK-827を購入しました。
SK-827のいいところ
実際にSK-827を購入してPCXで6月下旬に300キロほど街中や山道を走るツーリングをしてみたのでインプレッションを書いていきたいと思います。
通気性が抜群
一番良かった点としては通気性が抜群によいということです。
スクーターで足が隠れるPCXでなおかつ梅雨空の高湿度と蒸れやすい条件が揃っていますが、走行中に膝が不快になることはありませんでした。
それどころか、膝先に風が通っているという感触さえある状態でした。
これは、プロテクター部分がメッシュ構造になっていることが寄与しているでしょう。
なおかつプロテクター部分以外は薄手のスパンデックス地となっており、夏向きのスポーツタイツのようなサラサラ感がある点もグッドです。
装着感も良い
先述した通り、軟質プロテクターとスパンデックス地で構成されたSK-827は、プロテクター付きの膝サポーターと表現しても過言ではありません。
このため、装着感はとても良く、走行中もSK-827を装着していることを忘れてしまうほどです。
個人的にはプロテクターの守られている感も嫌いではないですが…。
もちろん膝の曲げ伸ばしも楽なので、バイクから降りて道の駅や観光地を歩いても違和感はありませんでした。
感覚としてはバレーボール用の膝サポーターが通気性がよくなった感じと思っていただければいいのではないでしょうか。
SK-827の気になる点
プロテクターが着脱できない
気になる点としては、プロテクターが着脱できない点が挙げられます。
プロテクター自体が縫い付けられているので、SK-827を洗う際は手洗いが推奨されます。
このため、ツーリングが終わればそのままウェアを洗濯機に投げ込んでしまう自分としては少々使い勝手が悪い印象があります。
もっとも、横着な自分は洗濯機の手洗いモードにアクロンを投入して洗うことにそのうちなると思いますが。
長距離走行すると多少ずれる
SK-827は、生地本体のコンプレッション効果と上方にあるベルクロで膝に固定する仕組みになっています。
しかしながら、下方にはベルクロが付いていないため走行すると下の部分がまくれ上がってきます。
これによってプロテクター自体の位置がずれることはありませんが、少々気持ち悪いです。
最も休憩時に直せばいいだけですが。
総評:夏場のカジュアルなプロテクターとしてグッド
SK-827は通気性と装着感に優れるため、夏場のインナープロテクターに最適です。
プロテクターが薄型であるためジーンズやスキニーパンツのデザインを崩すことはありません。
軟質プロテクターであるため絶対的な防御力は大したことはないと思いますが、転ばぬ先の杖として着用してみてはいかがかと思います。