CBR650R E-クラッチモデルで10,000キロ走ってみての感想
こんにちは、杉浦かおると申します。
2024年にCBR650R(E-クラッチモデル)を購入してから、10,000キロ走りました。
その間には、東京から青森まで往復1,500キロほど高速道路を走ったり、舗装林道を延々と走り続けたりと、オンロードであれば大体のことを経験したのではないかと思います。
そこで今回は、CBR650Rに10,000キロ乗ってみて分かった良いところや気になるところについて、実際に乗ってきた感想をまとめていきたいと思います。
CBR650Rの良いところ
とにかく見た目がかっこいい

まず、CBR650Rの一番好きなところは、やはり見た目です。
CBR650Rはフルカウルのスポーツバイク。
グランプリレッドは駐車場に停めてある姿を見るだけでも満足感があります。
2024年に購入してから10,000キロ走った今でも、ツーリング先でバイクを降りたあとに振り返って「やっぱりかっこいいな」と思うことがあります。
自分はツーリング主体での使い方が主なのであまり外装には関心がないのですが、それでもフルカウルはかっこいいなと思います。
E-クラッチは一度使うとやめられない

CBR650R E-クラッチモデルの最大の特徴といえば、やはりE-クラッチです。
購入前は「クラッチ操作がなくなるだけで、そこまで変わるのだろうか」と思っていましたが、実際に10,000キロ使ってみるとかなり便利です。
特に便利なのが街中や渋滞です。
発進や停止を繰り返す場面でもクラッチレバーを操作する必要がないため、普通のマニュアル車よりも気軽に乗ることができます。
必要であれば自分でシフト操作をすることもできます。
まあ、クラッチを使うことはないんですが。
10,000キロ乗った今では、次にバイクを買うとしても「E-クラッチがあったほうがいい」と思うくらいには気に入っています。
ただ、E-クラッチモデルに乗り始めたときは癖でクラッチレバーを引いてしまったりしており、今もUターン等では気を使う部分はあります。
スクーターと同様にリアブレーキでスピードを調整する感じです。
ポジションが楽で長距離でも疲れにくい

CBR650Rはフルカウルのスポーツバイクですが、ポジションはそこまで過激ではありません。
見た目から想像するよりも上体が起きているため、長距離ツーリングでも比較的楽に乗ることができます。
フットペグもそこまで後ろについているわけではないので楽です。
実際に東京から青森まで往復1,500キロほど高速道路を走りましたが、ポジションそのものについてはそこまで大きな不満を感じませんでした。
もちろん長時間乗っていれば疲れますし、後述するようにお尻については気になるところがあります。
それでも、スポーツバイクらしい見た目と、ツーリングバイクとしての乗りやすさを両立しているのはCBR650Rの大きな魅力です。
なお、CBR650R高速道路についての記事は下記の通りです。

コンパクトで大型バイクとは思えないほど取り回しやすい

大型バイクというと、「車体が大きくて重い」というイメージがあると思います。
しかし、CBR650Rは実際に乗ってみるとかなりコンパクトです。
重量も200キロ程度でサイズ感も400cc並。
排気量650ccの四気筒バイクとして考えると非常に扱いやすいサイズにまとまっています。
パワーもそれなりにあるにも関わらず取り回しも楽なので大型バイクにありがちな乗るまでが面倒という気持ちにはなりにくいものがあります。
燃費はリッター22km前後、航続距離は約400km

燃費については、私の使い方ではリッター22km前後になることが多いです。
650ccの四気筒エンジンを搭載していることを考えれば、十分に納得できる燃費だと思います。
さらにありがたいのが航続距離の長さです。
満タンにすれば約400km走ることができるため、長距離ツーリングでは給油の回数をかなり減らすことができます。
とはいえランプが光るのが大体320キロぐらいなので、その都度給油している感じです。
(正確にはメーターの航続距離計がオレンジになる)
東京から青森まで走ったときにも、この航続距離の長さは便利でした。
燃費を最優先するバイクではありませんが、四気筒エンジンの楽しさと燃費、航続距離のバランスを考えると、かなり使いやすいバイクだと思います。
なお、ギア比の関係か高速道路の90キロ巡航と120キロ巡航時とでは燃費は結構変わります。東北道120キロ区間を巡航していたところ200キロ程度でランプが光り驚きました。
ガソリンはレギュラーなのもうれしいところ。
CBR650Rの気になるところ
お尻は意外と痛くなりやすい

一方で、長距離ツーリングをしていて気になったのがお尻の痛みです。
ポジション自体は楽なのですが、長時間乗っていても全く疲れないわけではありません。
特に高速道路を長時間走っていると、お尻への負担を感じることがあります。
東京から青森まで走ったときにも、ポジションより先にシート周りが気になる場面がありました。
このあたりは休憩を挟めば解決できる問題ではありますが、長距離ツーリングを重視する人は気にしておいたほうがいいでしょう。
自分は足つき改善のため低反発のローシートを入れました。
それでお尻も多少楽になったという印象があります。
意外とエンジンからの熱を感じる

もう一つ気になるのが、エンジンからの熱です。
CBR650Rは四気筒エンジンを搭載していることもあり、夏場や低速走行時にはエンジン周辺から熱を感じます。
特に信号待ちが続くような街中では、「思っていたより熱いな」と感じることがあります。
高速道路などである程度速度が出ていればそこまで気にならないのですが、夏場の街乗りでは少し気になるポイントです。
自分は10台以上バイクを乗り継いできましたが、ミドルクラスでそこまでパワーを出すエンジンではないのでこの熱には少し驚きました
(四発経験がないためこれが四発エンジンでは普通なのかもしれませんが…)
冬でもちょっと長い信号待ちでファンが回りだしたのは初めてです。
大型バイクなのである程度は仕方のない部分ですが、購入前にはあまり意識していなかったので、10,000キロ乗ってみて気づいたポイントの一つです。
スクリーンはもう少し防風性が欲しい、ロングスクリーンに買い替えるべき
フルカウルのCBR650Rですが、高速道路を長距離走っていると純正スクリーンについてはもう少し防風性が欲しいと感じます。
もちろんネイキッドバイクなどと比較すれば風はかなり抑えられています。
ただ高速道路を主体としたツーリングであればもう少し上半身への風を減らせれば、さらに快適になるのにと思うことがあります。
このため自分はTSRのロングスクリーンを購入しました。
参考に取り付け記事を下記にリンクいたします。

良くも悪くも「四気筒らしさ」は薄い

CBR650Rには650ccの四気筒エンジンが搭載されています。
四気筒と聞くと、「高回転まで回して気持ちいいエンジン」をイメージする人も多いと思います。
ただ、10,000キロ乗ってみた感想としては、良くも悪くも「四気筒らしさ」はそこまで強くありません。
CBR650Rは低中回転域から非常に扱いやすく、街乗りやツーリングでも使いやすいエンジンに仕上がっています。
ただし、回しても楽しくないエンジンです。
レッドゾーンは12,000回転ほどですが、8,000回転を超えると音はそれなりにいいものの、振動ばかりが強くなり回して楽しくはない。
感覚的にパラツインのようなエンジンであると感じます。
そのため、「四気筒の高回転フィーリングをとにかく楽しみたい」という人よりも、「四気筒の滑らかさを楽しみつつ、普段使いもしやすいバイクが欲しい」という人に向いていると思います。
自分はW800やMT-07等に乗っていたので全く気にしませんが、SSに乗っている人からしたらCBR650Rは全く楽しくないエンジンと思うでしょう。
10,000km乗って分かったCBR650Rの総合評価
大型バイク初心者でも乗りやすい

10,000キロ乗った現在、CBR650Rを一言で表すなら、「大型バイクとして非常に扱いやすいバイク」といえます。
車体はコンパクトで取り回しやすく、ポジションも比較的楽。
さらにE-クラッチによって街中での操作も簡単です。
それでいて、高速道路を使った長距離ツーリングにも対応できます。
大型バイクに乗ってみたいけれど、いきなり大きくて重いバイクに乗るのは不安という人にとって、CBR650Rはかなり乗りやすい選択肢だと思います。
ツーリングから街乗りまで高水準でこなせる

CBR650Rの最大の魅力は、何か一つの用途に特化していることではありません。
街中ではコンパクトな車体とE-クラッチが便利。
高速道路ではフルカウルと比較的楽なポジションが役立ちます。
そしてワインディングや舗装林道では、スポーツバイクらしい車体の軽快さを楽しむことができます。
つまり、街乗り、ツーリング、ワインディングといった複数の用途を一台でこなせるところがCBR650Rの強みです。
自分は今まで10台以上のバイクに乗っておりますが、このバイクの一番良い使い方だと思うのは、「高速道路とワインディングを組み合わせた中長距離ツーリング」だと思います。
早起きして高速道路を大人しく巡航して都市部を抜け、ワインディングを楽しんで変える400キロぐらいの日帰りツーリング、そんな使い方にはぴったりなバイクでしょう。
総評:大型初心者にもおすすめできる、全てが高水準なバイク

CBR650Rに10,000キロ乗ってきました。
現時点での評価は、「大型バイク初心者にもおすすめできる、全てが高水準なバイク」です。
E-クラッチによる扱いやすさ、四気筒エンジン、フルカウルのスタイル、長距離ツーリングに対応できる快適性、そして大型バイクとしては扱いやすい車体。
これらを一台にまとめていることが、CBR650Rの最大の魅力だと思います。
もちろん、長距離ではお尻が痛くなりやすかったり、夏場はエンジンの熱を感じたり、スクリーンの防風性がもう少し欲しいと感じたりと、不満がないわけではありません。
しかし、10,000キロ走ったうえで振り返ってみると、それらを差し引いても「これ一台で大体のことができる」という安心感があります。
大型バイクでツーリングを楽しみたい人はもちろん、街乗りにも使いたい人、スポーツバイクのスタイルが好きだけれど過激すぎるバイクは避けたい人にも、CBR650Rは向いていると思います。
初心者・女性にもおすすめできるバイクでしょう。
個人的には、10,000キロ乗った今でも「買ってよかった」と思えるバイクです。
