マークX

祖父のセダンの後部座席での思い出

先日、私はトヨタのマークXを購入しました。

私は新卒でまだ22歳です。

マークXはいわゆるおっさんセダンであり、若者が乗る車ではありません。

まあ、古いやつをシャコタンにしてドンキホーテの入り口で段切りしているような層は例外としてね。

 

私が黒塗りのセダンを好むようになったきっかけとしては、祖父の影響があります。

 


 

私の祖父は、趣味のない人で、1年中同じ食べ物を食べても平気な人でした。

自営業で仕事中心の生活で親を育てたそうです。

そんな祖父の唯一の趣味は、ベンツでした。

Eクラスのベンツに乗り、たまに祖母を連れて長野までリンゴを購入しに出かけることが好きだったそうです。

私は、両親が共働きであったため、よく祖父母の家に預けられて育ちました。

私は初孫ということもあり、無口で職人肌な祖父でしたが、かなり溺愛されていたと思います。

保育園や、小学校の頃は体が弱く、よく早退をしていましたがそんな時はいつも祖父が迎えに来てくれました。

祖父の黒塗りのEクラスの後部座席に乗って病院に連れて行ってもらったことを覚えています。

当時(2000年ごろ)のドイツ車といえば、AクラスやBクラスもあまり走っておらず、今よりも車としてのステータスは高かったように思えます。

道を普通に走っていても道を譲られ、人がベンツの方を向く。

ボンネットの上に取り付けられたエンブレムは幼心に特別な車であることを印象付けてくれました。

高級車としての車内電話やサイドエアバッグ等、いまでは当たり前となりましたが、当時の最新技術が詰まったベンツを祖父は大事に乗っていました。

 

そんな祖父も亡くなり今年で七回忌を迎えます。

祖父のベンツの後部座席に座っていたことが、私の自動車に対する一種のあこがれと目標を生み出すことになったのではないかと思います。

ベンツではありませんが

セダンという昨今ではあまり人気のなくなった車を、僕は祖父のように大事にしていこうと思います。