自宅

外出できないなら教養を深めよう!個人的におすすめする本3選

昨今のウイルス騒動によって、外出を自粛する動きが広がっています。

弊ブログはバイクのネタを中心とした記事を書いていますが、ツーリングも不要不急の外出となってしまうことから、自分や周りの人を守るためにも控えているのが現状です。

このような状況が続けば当然フラストレーションは溜まっていくでしょう。

しかしながら、外に出かけられないのを腰を据えて学ぶ良い機会ととらえ、読書や勉強などを通じて教養を深めてみてはいかがでしょうか。

自分はバイクだけでなく読書も趣味であり、最低でも月に4冊程度読みます。

その中で、教養を深めることができ、かつある程度時間をつぶせる本を3つ選び紹介させていただきます。

この記事を読んで、本を読み、家にいる。

これにより、この国難を乗り越えられる一助になれば幸いです。

1冊目:マルクス・アウレリウス 「自省録」

1冊目は、マルクス・アウレリウスの「自省録」です。

高校で世界史を選択した方であるならば、マルクス・アウレリウス・アントニウス帝といった方が分かりやすいかもしれません。

「自省録は」1世紀ごろに在位した第16代ローマ皇帝たる彼の唯一の著書です。

軍人皇帝として、在位期間のほとんどを戦場にて過ごした彼は、ストア派哲学者でありました。

その彼が記した本になります。

この本で特徴的なのが、そもそも他人に読まれることを前提としていなかったものであることです。

短い警句が並んでおり、「自省録」というタイトルの通り、マルクス・アウレリウス本人に対しての戒めとなっています。

そのため、短いメモのようなものが連なっている点で一般的な自己啓発書などとはレイアウトが大きく異なっており、内容も一部現代の人間からすると理解が難しい点もあるかもしれません。

しかしながら、ローマ皇帝の中でも傑出した世界を統べる器のある人間の自省でありますから、これが現代において時代遅れであるはずもありません。

実際、この本の愛読者にはゲーテや最近では温家宝やマティス将軍などがおります。

文字数自体は少ないので落ち着いたところで何度も反芻しながら読むのがオススメでしょう。

自分も出かける際の時間つぶしや心が乱れた際などに読み返すことがあります。

最後、自分が好きな一説を引用します。

他人の言うことに注意する習慣をつけよ。そしてできるかぎりその人の魂の中にはいり込むようにせよ。

ハンス・ロスリング 「FACTFULNESS」

2冊目は2019年に世界的ベストセラーとなった「FACTFULNESS」です。

この本は現在のウイルス騒ぎで混乱しているすべての人に読んでいただきたい本です。

内容を端的に述べてしまえば、「惑わされずに事実を見定めよ」というものになります。

ニュースで取り上げられる貧困や格差、戦争といった問題は世界がどんどん悪い方向へ向かっているように皆は感じることでしょう。

しかしながら、さまざまな統計を見る限り世界は過去より良くなっているのが分かってくる。

その「真実(FACT)」を認識することが重要であると書かれています。

実際に昨年、自分がこの本を読んだ後には、世界の情勢に対してポジティブなイメージを持てるようになるとともに、情報が確実かどうかを一歩留まって考えるようになれました。

今回のウイルス騒ぎについても感染した方を吊るしあげたり、フェイクニュースが流れたりしています。

この状態は「FACTFULNESS」からは程遠いように思われます。

ウイルスのニュースや情報で混乱している人はテレビを消し、インターネットを閉じてこの本を一度読んでみてはいかがでしょうか。

個人的には、ここ数年で衆愚化が進んでいるように感じられるTwitterでウイルスについてヒステリックに騒いでいる面々にこそ読んでいただきたいと思いますが…。

アイン・ランド 「肩をすくめるアトラス」

3冊目は読むのに時間がかかる点からアイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」をオススメします。

この本は文庫本にも関わらず、1冊あたり2,000円するうえ、上中下巻の3部作という大作です。

この本は、アメリカにおいてよく読まれている本で、「アメリカ人に聖書の次に影響を与えた本」と評される有名なものです。

一方で、米国の大学において学生が読もうとして挫折することが多く、最も内容を知ったかぶって話されている本でもあるとのことです。

はっきりいって難読本の部類にあたります。

それは、文書量が多いのもありますが、内容が難解であるからです。

誤解を恐れずに書けば小説の形をとった哲学書と言っても差し支えありません。

著者のアイン・ランド氏の提唱する独自の哲学「オブジェクティビズム」を登場人物に仮託して行動させている点に特色があります。

この「オブジェクティビズム」はアカデミズム的にはあまり研究をされていませんが、米国における金融マンに愛読されており、新自由主義に影響を与えているとも言われています。

書評については、この本が発表されてから毀誉褒貶様々なものが山のように出されていますため自分の筆力を考えるととても書くことはできません。

しかしながら、福祉関係の仕事をしている人間である自分からすると受け入れられてない点が多くあるのは事実です。

才能ある人間、努力した人間の足を引っ張るな(天を支えるアトラスに重しを載せるな)という点については、全く同意です。

しかしながら、がんばった結果うまくいかなかった人を救うことについては意図的にその命題から目を背けているように本を読んで感じました。

ただ、この本を読む限りアメリカのエリート層の考えが透けて見えました。

バーニーサンダースが日本では当たり前の国民皆保険を導入しようとするだけであれだけの批判が巻き起こる理由の端を見た気がしました。

とにかく、読んだら、人によってポジティブかネガティブか、両極端な感想を持つ本ではあると思います。

ただ、最後まで読み切れるかどうか胆力が試されるところです。自分はできればもう読みたくないですね。

総評:「晴読雨読」で難局を乗り切ろう

どちらかというと有名どころの本を3冊紹介しました。

もちろん、漫画を読んだり自己啓発本を読むのも大変結構なことであります。

ただ、せっかく時間があるのですから根を詰めて普段読んでいない本に挑戦してみるのもいかがでしょうか?