格闘技

伝統派空手歴15年がキックボクシングに挑戦してみてわかったこと

こんにちは、寒くてバイクどころじゃないヤングマンです。

最近、総合格闘技を始めたくて近所のジムに入りました。

しかしながら、今は総合クラスの人が少なく、ひとまずキックボクシングクラスで頑張っています。(早速肋骨を折って静養中)

自分はバイクを中心としたブログを書いていますが、なぜ突然総合格闘技を始めたのか。

それは自分のレーゾンデートルが武道だからです。

自分は数々の武道を嗜んでいました(詳細は後述)が、特に長い間やっていたのは伝統派空手、いわゆる寸止め空手です。

今回は、キックボクシングを始めてみて気付いた伝統派空手と違うところや有利・不利な点を書いていきたいと思います。

自分の格闘技歴

まず、自分の格闘技歴について簡単に書いていきたいと思います。

・伝統派空手(和道会 :5歳から18歳まで)
・剣道   (中学校が剣道部)
・合気道  (光輪道系:大学が合気道部)
・杖術   (合気道部で杖取りをする必要から手習い程度)
・抜刀術  (上に同じ)

であり、上3つは一応初段を持っています。

なお、空手については型稽古ばかりでまじめに取り組んでおらず、組手歴は最後の3年ほどです。

幼い時から武道ばかりしていました。

ただ、武道特有の精神性を重んじるあまりの精神論や抽象的な指導であったり、合気道部時代の人間関係もあり一度は道着を脱ぎました。

ただ、仕事のストレスや組手中のアドレナリンが出る感じが恋しくなり、一番合理的な格闘技である総合格闘技の門を叩いたのです。(結局キックしているけどね)

伝統派空手出身者がキックボクシングを始めて気付いたこと

閑話休題、ここからは伝統派空手出身者、というよりも武道経験者がキックボクシングを始めてみて感じたことについて書いていきます。

ただ、格闘技について何年ものブランクのあるアラサーの意見であり、またキックボクシング自体も始めたばかりなので的外れかもしれません。

ただ、初心者だからこそ感じる違和感もあるかもしれませんので、自分のメモ代わりに書き連ねようかと思います。

キックボクシングは間合いが近い

ライトスパーを始めてみて一番びっくりしたのは、キックボクシングの間合いの近さです。

伝統派空手は、世界に数ある立ち技格闘技の中でも最も相対時の間合いが遠い格闘技であるといわれています。

空手の起源が琉球における船上格闘術であり、棒術を中心とした総合的な武器術である(諸説あり)ことから、空手は対武器を想定した動きに近く間合いが遠いものと思われます。

また、伝統派空手のポイント制(これは剣道に近い)から、相手に対して正しく打突を一撃で行うことを重視しているためであることも一因です。

一方で、キックボクシングは時間内にどこまで相手にダメージを与えたかが重視されるうえ、防具やグローブが大きいことから多少の被弾をしたとしてもそこまでのダメージはありません。

とにかく打ち続け、究極的には相手をノックアウトする必要があるため間合いが近いのだといってもいいかもしれません。

一方で、空手の間合いで戦われると相手も違和感がすごいようで、相手のほうが圧倒的に格上なのに攻撃ができずに膠着する場面もしばしばでした。

打ち合いで引かないから違和感がすごい

次に初めてスパーをした際に驚いたのは、こちらが打ち込んでも相手が下がらないことです。

自分は体格的には優れていないものの、空手をしていた際に飛び込んで打つのが上手だと師範から褒められていました。

遠間から飛び込んで顎と腹にワンツーを入れるのが得意技だったのですが、それを相手に打ち込んでみた際に驚きました。

空手の場合、後ろに下がって相手の攻撃をかわすのですが、相手は打たれても下がらないのです。

このため、一本目でつんのめってしまい手ひどいカウンターを食らうことになりました。

キックボクシングは打たれ慣れているので、打ち合いでも基本的に引かないようです。

キックボクシングはマジで痛い

キックはマジで痛いです。

空手時代は面もつけずにやっていましたが、基本的に寸止めであるため事故が起こらなければ毎回痛い思いはしませんでした。(足の皮がペローンとか金的はありましたが)

一方で、キックボクシングは打ち合うのが前提であるため、ガチで打ってくる人に対する防御の経験がないため、ライトスパーであってもまともに攻撃を食らってしまいます。

その結果、肋骨が今折れています。(痛い)

グローブが重すぎて構えていられない

グローブの重さにも驚きました。

伝統派空手の試合で使われる拳サポーターはせいぜい百グラム程度であり、つけていることも忘れてしまう程度です。

しかしながら、練習で使うのは16オンス、すなわち約450グラムもあります。

さらに汗を吸うのでもっと重くなります。

これをつけて何ラウンドもスパーリングを行うと、しまいにはファイティングポーズを取ることすら難しくなります。

手に鉛をもって戦っている気分です。

ただ、キックボクシングは近い間合いで打ち合うので、空手のように下段で構えているとすぐに顔面にもらってしまいます。

空手にもキックボクシングにもいいところがある

2つの立ち技格闘技をやってみて、どちらも素晴らしいと思いました。

空手のいいところは、遠くから飛び込むことと、相手の攻撃を絶対にもらわないようにすることです。

特に後者については、拳サポーターみたいなオープンフィンガーグローブを付けて殴り合う総合格闘技において、その威力を発揮しているのではないかと思います。

スティーブントンプソンや堀口恭司といった伝統派空手出身者がUFCで活躍しているのも、打ち合うとすぐにノックアウトしてしまいかねないUFCのグローブの軽さの中では有利に働きます。

一方で、激しく打ち合うキックボクシングでは、伝統派空手では到底体験できない打たれ強さと短期間での経験値を得ることができます。

どちらもやってみてもいいかもしれませんね。

ただ、キックボクシングはマジで痛いのでエクササイズクラスを除き社会人の習い事としては伝統派空手をオススメします。